パナソニックグループ


品名 |
昼間沸上げ形 自然冷媒(CO2) ヒートポンプ給湯機 おひさまエコキュート(※1) |
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シリーズ |
YWシリーズ |
給湯タイプ |
薄型パワフル高圧フルオート 屋外設置用 |
品番 |
HE-YWU46LQV/HE-YWU37LQV |
セット価格(※2) (税込、工事費別) |
1,307,000円/1,202,000円 |
発売日 |
2025年11月10日 |
パナソニック株式会社 空質空調社(以下、パナソニック)は、2025年11月10日に、業界で初めて(※3)、昼間沸上げ形 自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート」の薄型モデルを発売します。再生可能エネルギーの増加によって注目の高まる「おひさまエコキュート」のラインアップを拡充し、様々なニーズに応えます。
エコキュートは、ヒートポンプ技術を用いて大気中の熱を集めてお湯を沸かす高効率な電気給湯機で、主に夜間の安価な電力を利用して沸き上げを行いますが、「おひさまエコキュート」は、太陽光発電と組み合わせることで、昼間に発電した電力を自家消費しながらお湯を沸かします。近年、家庭用太陽光発電の普及に伴い、複数の電力会社が「おひさまエコキュート」向けの電気料金プランの提供を開始しています。一般的なエコキュートに比べ、電力会社からの買電量を抑えられるため、電気代の節約につながることに加え、CO2排出量の削減にも貢献します。
一方で、エコキュートは屋外に貯湯ユニットの設置が必要で、都市部を中心に住宅の設置スペースが限られ、設置が困難になるケースがありました。今回ラインアップに追加する薄型モデルは、貯湯ユニットの奥行がパナソニックの角型モデルの68 cmに対して44 cmと約35%コンパクトで、約60 cmの有効スペースがあれば設置可能です(※4)。また、「日射量シフト」を搭載し、専用アプリ「スマホでおふろ」を通じて翌日の日射量データを取得、太陽光パネルによる発電量の増加が予想される時間帯を中心に沸き上げ、給湯にかかる年間の買電量を削減します。
さらに、省エネ性能は2025年度を目標年度とする省エネトップランナー基準である年間給湯保温効率(JIS)3.0を達成し、「おひさまエコキュート」全てのラインアップで給湯省エネ2025事業の補助金額の最高額の対象となります。また、国が創設した「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」基準を大きく上回る省エネ性能を持つ「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」制度の条件達成にも貢献が可能です。
パナソニックは、エコキュートに対して新たなキャッチコピー「家族にいいことが、環境にいいことになってきた。給湯に、未来基準を。」をかかげ、エネルギーソリューションの提供やお客さまのお困りごとの解決を通じて、これからもより便利で快適なライフスタイルを提案していきます。
<特長>
1. 狭小地でも設置しやすい、奥行44 cmの薄型コンパクト設計
貯湯ユニットの奥行が44 cmの薄型であることに加え、ヒートポンプユニットは前面吹き出し距離として20 cmの確保で済むため、約60 cmの有効スペースがあれば設置可能(※4)です。スペースの無い狭小地でも設置可能で、搬入経路が大きく取れない場合にも対応できます。また、一般的な住宅においても通路を広く確保することができます。


2.「日射量シフト」で昼間の沸き上げをさらにかしこく
専用アプリ「スマホでおふろ」を通じて日射量予報から翌日の日射量データを取得し、太陽光パネルによる発電量の増加が予想される時間帯を中心に沸き上げる「日射量シフト」を搭載しました。従来は設定された昼間の時間帯になると沸き上げを開始していましたが、日射量が最も多い時間帯で沸き上げを行うことができます。夜間に沸き上げる「エコキュート」と比べると、太陽光発電を活用することで、CO2排出量を年間で約53%(※5)、給湯にかかる光熱費を年間で約39%(※5)削減します。

3. 2025年度省エネトップランナー基準である年間給湯保温効率(JIS)3.0を達成
ヒートポンプユニットや沸き上げ制御、貯湯ユニット等の高効率化により実現。給湯省エネ2025事業の補助金の最大17万円(※6)を活用可能です。

4. お湯はり時の浴そう栓の閉め忘れを「うっかりアシスト」で早期にお知らせ
お湯はり時の浴そう栓の閉め忘れは約55%(※7)の方が経験しています。そのお困りごとを軽減するため、浴そう栓を閉め忘れた際のお知らせ時間を約6分(※8)短縮した「うっかりアシスト」を搭載。うっかりアシスト「切」の場合と比較してお湯のムダを約80 L(※8)節約し、お客さまのがっかりを軽減しました。

5. パワフル高圧でシャワーも快適
給湯圧力が強いので、おふろが2階以上に設置される場合が多い狭小地住宅でもシャワーが快適に使えます。

※1「おひさまエコキュート」の名称は昼間沸上げ形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機を総称する愛称として取り扱っています。「おひさまエコキュート」は、関西電力株式会社の登録商標です。「おひさまエコキュート」は、東京電力エナジーパートナー株式会社と一般財団法人電力中央研究所との共同開発商品です。
※2 本体のみ、リモコン別売
※3 国内のエコキュート市場での、昼間沸上げ形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機として。2025年9月現在。パナソニック調べ。
※4 点検や修理サービスの際、部品の交換や製品を床面から外して移動する場合がありますので、作業スペースと通路を確保してください。
※5 HE-WU37LQS(737 kg-CO2/年)とHE-YWU37LQV(344 kg-CO2/年)それぞれのCO2排出量をパナソニックのシミュレーションにより算出して比較。算出条件は次の通り。
■CO2排出量算出条件(パナソニック試算)・「給湯光熱費算出条件※8」に基づき算出したエネルギー消費量に排出係数を乗じて算出排出係数 電気(東京電力エナジーパートナーエリア):0.408 kg-CO2/kWh(経済産業省 環境省公表(2025年3月)「2024年度の電気事業者別調整後排出係数」に基づく)HE-WU37LQS(約58,800円(税込)/年)とHE-YWU37LQV(約35,700円(税込)/年)それぞれの給湯にかかる年間光熱費をパナソニックのシミュレーションにより算出して比較。算出条件は次の通り。
■給湯光熱費算出条件(パナソニック試算)国立研究開発法人建築研究所による「建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報」で公開されているエネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)Ver3.5.0をもとに以下の条件を設定 ●住宅の間取り主たる居室29.81 m2 その他居室51.34 m2 非居室38.93 m2 地域区分6地域 年間日射地域区分 A3区分 ●外皮平均熱還流率0.87 W/m2K ●暖冷房設備 主たる居室、その他の居室 ルームエアコンディショナーエネルギー消費区分(い)●換気 壁付け式第三種換気設備 比消費電力 0.3 W/(m3/h)換気回数 0.5回/h ●照明設備 主たる居室、その他の居室、非居室 すべての機器においてLEDを使用(調光・人感センサーあり)●太陽光発電 4 kW結晶シリコン系太陽電池屋根置き型 真南から東および西へ15度未満の勾配30度 ●給湯 日本産業規格JIS C 9220:2018に基づいて算出された年間給湯保温熱量よりパナソニック試算 ●給湯機で利用する太陽光発電の自家消費量は、全体の消費電力量から給湯分を按分して算出 おひさまエコキュートとヒートポンプ給湯機の自家消費量の差分を売電するとして試算【ヒートポンプ給湯機】●品番:HE-WU37LQS ●運転モード:おまかせ節約 ●電気料金:東京電力エナジーパートナー「スマートライフL」契約容量10 kVA 燃料費調整額除く2025年8月現在。おひさまエコキュート(HE-YWU37LQV)とヒートポンプ給湯機の自家消費量の差分を売電するとして試算【おひさまエコキュート】●品番:HE-YWU37LQV ●運転モード:おまかせ節約 ●電気料金:東京電力エナジーパートナー「くらし上手」契約容量10 kVA燃料費調整額除く2025年8月現在。日射量シフトON ●昼間の沸き上げ比率は70%にて試算
■ご注意 各消費電力はパナソニックのシミュレーションにて比較した結果であり、お客様の住戸における動作を保証するものではありません。気象条件(日射量・外気温度・水温など)や太陽光パネルの状況(積雪・霧・経年劣化・パネルの角度や方角・周辺環境など)、給湯機のご使用状況により、光熱費削減・CO2排出量削減効果は異なります。太陽光パネルの設置条件によっては、発電量が多い時間でも沸き上げしないことがあります。日射量が予測と異なると、光熱費削減・CO2排出量削減効果が少なくなることがあります。
※6 予算が無くなり次第終了となりますので、詳細は給湯省エネ2025事業ウェブサイトをご確認ください。(2025年9月現在)
※7 2023年2月パナソニック調べ(N=722)
※8 ●試験条件:ふろ湯はり設定:180 L 機種:HE-YWU37LQV(パワフル高圧)動水圧:0.3 MPa 浴そう1.0坪仕様(1380 mm x 680 mm x 450 mm)●一般的な浴そうでアダプタ位置を工事説明書記載の浴そう底から100 mm~150 mmに施工した場合 ●お買い上げ時の設定は「入」