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福祉防災学を専門とする立木茂雄教授と阪神・淡路大震災を経験したパラアスリートが初の共同開発 「平時からの備え」「想像力」「共助」の視点で防災を捉え直す新しい実践型研修スタート

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公益財団法人 日本財団パラスポーツサポートセンター

“生き残る選択肢をすべての人に” 新プラン「あすチャレ!Academy」防災編の無料体験会を10月10日(金)に都内で開催!講師は新プランの共同開発を担当した現役パラ・パワーリフティング選手、山本恵理

左)立木茂雄教授・右)山本恵理

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ、会長 山脇康、東京都港区)は、パラアスリートと学ぶDE&I研修プログラム「あすチャレ!Academy」の新プラン防災編をスタートしました。「あすチャレ!Academy」防災編は、福祉防災学を専門とする同志社大学・立木茂雄教授と、阪神・淡路大震災を経験した現役パラアスリートが共同開発した、学術と現場の知見を融合させた実践型研修です。ハザードや災害、障がいについての理解を深めながら、「生き残る選択肢をすべての人に」という視点で、すべての人がつながり支え合う防災のあり方を一緒に考えていきます。

共同開発の様子
目次

「あすチャレ!Academy」防災編 公式サイト

✅新プランの詳細、お申込みはこちらから

https://www.parasapo.tokyo/asuchalle/academy/bousai/

「あすチャレ!Academy」防災編は、障がい者を雇用している企業の人事や研修担当、自治体の防災や研修担当などの皆さまに役立つ研修となることを想定して開発しました。

初回の「あすチャレ!Academy」防災編を無料体験会として、10月10日(金)に日本財団ビル(東京都港区)で開催します。ぜひこの機会にご参加ください!

「あすチャレ!Academy」防災編 無料体験会のご案内

~メディアのみなさまも、ぜひご参加、ご取材をお願いします~

(メディアの皆さまのお申込み・お問い合わせはパラサポPR事務局までお願いします。)

【開催日時】2025年10月10日(金) 16:00~17:15(15:30開場)

【会  場】日本財団ビル(東京都港区赤坂1-2-2)

【アクセス】https://www.parasapo.or.jp/about/#access

【申  込】https://www.parasapo.tokyo/asuchalle/academy/trial/

✅都内で実施する対面形式の無料体験会に参加できない方に向け、10月16日(木)15:00からオンラインでの無料体験会も実施します。詳細および申込は、上記の申込URLをご参照ください。

共同開発者 立木 茂雄 同志社大学社会学部教授がこのプラン開発にかけた想い

立木 茂雄(たつき しげお)

1955年兵庫県生まれ。1978年関西学院大学社会学部卒。同社会学研究科修士課程修了後、1980年よりカナダ政府給費留学生としてトロント大学大学院に留学。MSW(マスター・オブ・ソーシャルワーク)ならびにPh.D.(ドクター・オブ・フィロソフィー)修得。1986年より関西学院大学社会学部専任講師・助教授・教授を経て2001年4月より現職。

専門は福祉防災学。とくに大災害からの長期的な生活復興過程の解明や、災害時の要配慮者支援のあり方など、社会現象としての災害に対する防災学を研究。

趣旨

本研修は「災害とは何か」を原点から捉え直します。地震や洪水などのハザードそのものが被害を生むのではなく、社会や私たちの“無防備さ(ぜい弱性)”がハザードに曝されることで災害は造り出されます。被害の大小を左右するのはハザードの強さではなく、もともとの無防備さです。

災害が生む“新しい障壁”

ハザードに曝されると、ライフライン途絶や移動サービス停止など、日常にはなかった障壁が突然あらわれ、セルフ・ケアや社会参加が困難になります。企業・団体にとっての「合理的配慮」は、この新たな障壁を前提に誰一人取り残さない環境と対応を用意することにほかなりません。

学びのコア(=防災リテラシー/三種の神器)

研修の第一歩は、未知の状況を想像し、言語化する力を養うことです。防災リテラシーを次の3点で磨きます。

1.脅威の理解(自組織・拠点が直面し得るハザードと影響の把握)

2.備えの自覚(自分と周囲の無防備さ=ぜい弱性の可視化と対策の見える化)

3.とっさの行動への自信(役割と連携の確認による実践力)

体験型アプローチ

受講者は私の研究室が開発した「自分でつくる安心防災帳」アプリを用いて、自身と職場のぜい弱性を点検し、災害時に想定される障壁をいかに乗り越えるか、セルフ・プラン(合理的配慮の具体)を設計します。

目指す到達点

本研修は単なるハウツーの提供ではありません。未知の災害を既知化し、そのとき自分に求められるミッションを自覚し、そこからアクションが自然に導かれる――その気づきを提供します。

結果として、個人は行動の確信を、組織はインクルーシブなBCPと災害時の合理的配慮の標準化手法を獲得します。

災害は避けられない現象ですが、被害は減らせます。無防備さを直視し、先回りして配慮を組み込むことが、誰一人取り残さない最短ルートです。本研修が、その一歩を力強く後押しします。

共同開発者 山本 恵理 パラサポDE&Iプログラム推進部ディレクターおよび「あすチャレ!Academy」講師がこのプラン開発にかけた想い

阪神・淡路大震災を経験した私にとって、その時は、「知識」よりも「行動できるかどうか」がすべてでした。障がいのある私たちの体験や視点が、誰かの「想像力」の種になると信じています。この研修では、参加者一人ひとりが自分自身と向き合い、「備え」を自分ごととして捉える力を育めます。ぜひ、多様な立場の人とともに考え、つながり、学ぶ時間を体感してください。

山本 恵理(やまもと えり)

パラリンピック出場を目指す現役パラ・パワーリフティング選手

先天性二分脊椎症による車いすユーザー

兵庫県神戸市生まれ

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)ではDE&I教育・研修プログラム「あすチャレ!」、2024年5月から新たにスタートした「パラサポ!インクルーシブ運動会」のディレクターとして、プログラムの企画・講師業務、講演会などを行う。

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災では、小学校5年生だった自身も被災者となり、炊き出しなどのボランティアを経験した。


研修の流れ

01 知る

災害とは何か、障がいとは何か、まずは知ることから始まります。

02 考える

知った後、その知識をどのように活かせば、災害が起こった時に自分で動くことができるか、自分自身を守るために何ができるのかを考えます。

03 備える

平時から、または他の場所で災害が起こった時に、自分に備えられることは何か、地域で、会社で、自分のコミュニティで、日頃から備えられることを考えられるきっかけをつくります。

「あすチャレ!Academy」防災編公式サイト

新プランの詳細、お申し込みはこちらから

https://www.parasapo.tokyo/asuchalle/academy/bousai/


防災編のほかに4つのプランがあり、多くの企業や自治体の研修で活用されています!

パラサポがプログラム提供する「あすチャレ!Academy」は、パラアスリートを中心とした障がい当事者講師から共生社会を学ぶ、企業・団体・自治体・大学向けの研修プログラムです。講師との楽しいコミュニケーションを通じて、障がい者と健常者だけに限定されず誰もがチガイを認める「共生社会」への第一歩を踏み出す機会を創出します。

これまで目的別に<コミュニケーション編><合理的配慮編><カスタムメイド><ファミリーアカデミー>と4つのプランを実施してきました。2016年に開始した本プログラムは2025年3月末までに、3.2万人以上が参加し、満足度は96.8%(2024年度参加者アンケートより)となっています。

オンラインで受講できる「あすチャレ!Academy」無料体験会のご案内(コミュニケーション編および合理的配慮編)

パラアスリートから学ぶ共感力・DE&I研修「あすチャレ!Academy」オンライン版の無料体験会を開催します!

内容を見てみたい方、研修コンテンツをお探しの方、新担当の方へおすすめ、導入を検討されている方、ぜひご参加ください。

【開催概要】

「あすチャレ!Academy」コミュニケーション編

障がい者のリアルを知り、コミュニケーション⽅法やサポート⽅法を学びます。

日時:2025年9月18日(木)15:00~16:45(105分間)

講師:馬島 誠(パラ・パワーリフティング/パラアイスホッケー 現役選手)

「あすチャレ!Academy」合理的配慮編

『合理的配慮』という⾔葉の意味を知り、共⽣社会とは、を考えます。働き⽅やサービス向上、新たな顧客の獲得につながります。

日時:2025年9月19日(金)15:00~16:45(105分間)

講師:馬島 誠(パラ・パワーリフティング/パラアイスホッケー 現役選手)

✅詳細、お申込はこちらから

https://www.parasapo.tokyo/asuchalle/academy/trial/


「あすチャレ!」とは

あすチャレ!」は日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)が提供するDE&I教育・研修プログラムです。

パラアスリートらが講師となりDE&Iを考える

機会を提供する教育・研修プログラム「あすチャレ!」

「あすチャレ!」が提供する5つのプログラムは、小・中・高・特別支援学校等の授業で導入されている教育プログラム、企業・団体・自治体・大学向けの研修プログラムとして、多様なニーズや目的にあわせ活用されています。

パラアスリートを中心とした80名以上の講師が在籍、全国どこでも一律料金(一部プログラムを除く)で実施ができ、2016年度のプログラム開始から全国で5,636回、58万人以上が参加しています。(5プログラム合計/2016年4月~2025年3月末)

あすチャレ!協賛社

10年目を迎えた2025年度は、株式会社JTB、株式会社アシックス、日本電気株式会社(NEC)、日本航空株式会社(JAL)、中外製薬株式会社の協賛5社の皆さんと協力しながら 、全国で年間900回以上の開催を目指します。

日本財団パラスポーツサポートセンターとは 

パラサポは「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに、一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できるDE&I社会の実現に向けて、スポーツを通じて社会を変えていきます。

日本財団の支援を受け2015年5月に活動を開始した日本財団パラスポーツサポートセンター*(パラサポ)は、運営基盤に課題があったパラリンピック競技団体の持続可能な運営体制構築のため、2015年11月、競技団体・関係団体との共同オフィスをオープンしました。また安定した団体運営に欠かせない事務局人件費、競技人口を増やす活動を行うための普及啓発費、広報・マーケティング費等の助成金をはじめ、会計・翻訳など共通する業務を集約し効率的な団体運営を推進する「シェアードサービス」の提供により基盤強化に取り組んでいます。

夏季・冬季パラリンピック競技団体が活用している共同オフィス(東京都港区赤坂)

2018年6月には、パラアスリートの練習環境向上、普及啓発イベント実施などを目的とした「日本財団パラアリーナ」をオープン、これまでに延べ6.8万人を超えるパラアスリートが活用しています。

また2024年4月には運動会にインクルーシブな種目を導入して、先生や児童生徒たちがインクルーシブな考え方やその大切さを知ってもらうことを通じ、インクルーシブ教育推進の機会を提供する新プログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」をスタートしました。

インクルーシブ教育推進の機会を提供する「パラサポ!インクルーシブ運動会」

2025年は設立10周年となります。

*2022年1月に日本財団パラリンピックサポートセンターから名称変更

パラサポ公式サイト

https://www.parasapo.or.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月4日 14時00分)

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