ラピュタロボティクス株式会社
~労働力不足に先手を打つ、省人化と標準化の取り組み~
物流向けロボティクスソリューションを提供するラピュタロボティクス株式会社(東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下、ラピュタロボティクス)は、総武物流株式会社(千葉県野田市、代表取締役社長:星野 泰宏、以下、総武物流)の中根製品倉庫(千葉県野田市)に、ラピュタロボティクスの自動フォークリフト「ラピュタAFL」を8台納入し、稼働を開始いたしましたのでお知らせいたします。

●「ラピュタAFL」導入決定の背景
物流は社会インフラとして「止めることができない」業務であり、安定的な運用が不可欠です。加えて、労働人口の減少が加速する中、今後の人材確保の難しさを見据え、総武物流では早期からの自動化対策を重視してきました。今回のラピュタAFL導入は、こうした環境変化に対応しつつ、作業の効率化と標準化、品質の安定化を同時に実現するための取り組みです。
自動フォークリフト ラピュタAFLの商品詳細はこちら
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-afl/
●総武物流株式会社におけるラピュタAFL導入のポイント
1. 複数ロボットによる同時荷役
1階に4台、2階に4台、計8台のラピュタAFLが稼働します。タスクの優先度設定やフロア内での効率的な分担により、高密度運用を実現します。
2. 平置き保管庫への格納・出庫に対応
パレタイザーから平置き保管庫への格納、また保管庫から垂直搬送機や仮置き場への出庫を自動で担います。
3. 用途拡張による柔軟な荷役運用
空パレット置き場からパレットマガジンラックへの搬送や、垂直搬送機から空パレット置き場への搬送など、従来の単純な荷役にとどまらない運用を実現します。
4. 荷役品質の安定化と作業標準化
ラピュタAFLによる自動搬送により、作業のばらつきを減少させます。再現性の高いオペレーションを継続でき、品質向上と従業員の負荷軽減にも寄与します。
今後もラピュタロボティクスと総武物流は、ラピュタAFLを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。
●総武物流株式会社 取締役 業務部長 兼 企画部 須藤 達夫様
今回のラピュタAFL導入は、加速する人手不足という課題に対する、ひとつの答えです。導入した倉庫のフォークリフトオペレーターは、1パターンの作業を繰り返すのではなく複数の作業を掛け持ちし、適宜判断をしながら作業をしていました。どれか1部分だけが自動化されるのでは、「作業負荷の軽減」に留まります。ラピュタAFLでは、状況に応じて作業を選択し実行する事で、作業全体を完了させる事ができる、という点が優れており、倉庫の省人化に大きく貢献してくれました。また、倉庫建屋に大がかりな造作を伴わない、という事も導入しやすかったポイントになります。
今回の導入を踏まえ、更なる効率化や将来における倉庫の運用設計に役立てていきたいと考えています。
●総武物流株式会社について
所在地:千葉県野田市野田236
代表者:代表取締役社長 星野 泰宏
事業内容:運送業及び倉庫業
URL:https://www.kikkoman.com/jp/sobulogistics/
●ラピュタロボティクスについて
ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界30ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。