株式会社メディックス
株式会社メディックス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 正則、以下「メディックス」)は、2025年9月4日開催の取締役会において、以下のとおり、亞星通股份有限公司(英文名称:STAR TO ASIA CO.,LTD.) (本社:台湾台北市、代表者:藤原徹平、以下「STA社」)の株式を取得し子会社化することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
なお、STA社を子会社化することに伴い、同社の子会社である株式会社スタートアジアジャパン(以下、「STAJ社」)、日台通販國際股份有限公司(英文名称:NITTAI INTERNATIONAL CO., LTD.以下、「NI社」)及び美迪科思行銷股份有限公司(英文名称:MEDIX MARKETING TAIWAN CO., LTD.以下、「MMT社」)がメディックスの孫会社となります。
1.株式取得の理由
メディックスは、「顧客の売れるの実現と売れてるの定着」を目指し、成長戦略コンセプト【Beyond広告】を掲げ、現状のインターネット広告・Webサイト制作・マーケティングDXサービスに加え、新たなサービス領域に進出して、事業成長を図ることを重要テーマの1つとしております。
今回、メディックスが子会社化するSTA社は、台湾を拠点に日系企業の台湾及びアジア市場への進出支援、並びに現地市場でのマーケティング支援に関する幅広いサービスを提供しています。具体的には、台湾市場における事業計画立案、現地市場調査、広告・プロモーションの企画運用に加え、KOL・SNSマーケティング支援、インストア(店舗)プロモーション支援、ECモール支援、コールセンター、物流、貿易申請、決済システムの構築・運用まで、EC事業及び物販に必要な機能をワンストップで提供しています。さらに、台湾市場で培ったノウハウを活かし、他のアジア諸国へ進出を目指す企業に対しても、戦略立案から実務支援まで一貫したコンサルティングサービスを展開しています。
また同社は、台湾市場でデジタルマーケティング支援を行うMMT社、日系企業の台湾市場での卸売販売支援を展開するNI社、同様にアジア市場での卸売販売支援を展開するSTAJ社を子会社としており、これらの子会社サービスを組み合わせ、台湾・アジア市場におけるマーケティング支援・商品販売支援も強みとしております。クライアント企業の海外現地市場での売上拡大とブランド価値向上を実現するため、戦略立案から実務運用までトータルでサポートすることが特徴です。
台湾を中心としたアジア市場での総合的なマーケティング支援を強みとしているSTA社をグループに迎えることで、メディックスの海外進出による売上拡大を見込むとともに、日本で取引のある顧客の海外マーケティング支援に事業を大きく拡大できるほか、同社が保有する東南アジアへの販売ルートを活用し、既存顧客と共に海外進出も見据えることなどのシナジー効果が見込まれることから、メディックスの事業成長を加速させることができると判断し、この度の株式取得を決定いたしました。
2. 本件買収の方法及び対価
本件買収においては、アーンアウト方式を採用し、STA社の既存株主から株式を取得します。
(i) 株式譲受の方法
STA社の株主である株式会社ファインドスターと個人2名(以下「アーンアウト方式対象株主」)からはアーンアウト方式で、別の個人2名からは全株式を譲り受ける予定となっております。発行済株式総数5,235株 の76.91%に相当する4,026株を1億44百万NTD(約6億99百万円)で譲り受ける株式譲渡契約を締結する予定となっております。
(ii) アーンアウト条項による追加的な対価の支払い
今後、STA社の売上総利益が一定の水準に達することを条件として、追加的な対価の支払いが発生する可能性があります 。
業績指標としての売上総利益の額が、定められた基礎となる一定の目標値に達した場合に、その達成度に応じた額の対価が支払われることとなります。達成度が計画通りで、かつ議決権所有割合100%となる、残り1,159株を追加で譲り受けた場合、合計41百万NTD(約2億1百万円)アーンアウト方式による追加の譲渡対価を支払うことになります。
このように、業績指標を基準として対価を変動させることにより、本件買収に伴うメディックスのリスクを軽減するとともに、アーンアウト方式対象株主側に対するインセンティブ効果が得られることになり、双方にとってメリット及びリスクを勘案の上、合意に達しました 。
3. 異動する子会社の概要

4. 異動する孫会社の概要




5. 株式取得の相手先の概要


6. 取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

7. 日程

8. 今後の見通し
本株式取得により、亞星通股份有限公司ほか3社はメディックスの連結子会社となる予定であります。同社の子会社化に伴う連結業績への取り込みは、2026年3月期第3四半期からとなる予定です。
なお、同社の子会社化による連結業績への影響につきましては、現在精査中であり、開示すべき事項が 生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
また、連結に際しては、メディックスおよび同社間で適用している収益認識基準に違いがあることから、基準の統一を行う予定です。
■メディックス 会社概要
本社:東京都千代田区神田神保町 1-105 神保町三井ビルディング19F
事業内容: デジタルマーケティングの総合コンサルティング
インターネット広告の代理店業務、インターネット広告の企画・制作、Webサイトの構築、Web解析の運用コンサルティング、CRMコンサルティング、データ活用基盤の構築、メディア支援事業(営業代行、サービス開発など)
コーポレートサイト:https://www.medix-inc.co.jp/
IRサイト:https://www.medix-inc.co.jp/ir/
■本件のお問い合わせ先
株式会社メディックス IR担当
メールアドレス:ir@medix-inc.co.jp