入間市
~関東・全国大会で躍動した6名の中学生アスリートが表敬訪問~
2日、入間市役所市長室に、関東大会・全国大会で活躍した中学生アスリート6名が表敬訪問し、杉島理一郎市長らと懇談を行いました。選手たちの率直な発言が印象に残る表敬訪問となりました。

予想外の要望に市長も思わず考え込み「室内プールを作ってください」
懇談では選手から市長への直接要望も飛び出しました。「室内プールを作ってほしい」という率直な要望に、杉島市長も一瞬考え込み「作りたいんですよ、本当に…大きな構想としては、体育館建て替えの時にはスポーツ拠点を作りたいねって思ってるんですけど…」と、真剣に検討する様子を見せながら長期的な展望を語って対応しました。
さらに選手側からは「長水路(50メートル)じゃなきゃダメです」「現在は25メートルプールでの練習が中心なので」と具体的な要望も。市長は「県内でも新しい施設の検討が進んでいて…」と、広域的な施設整備の現状についても情報を共有していました。
全選手が魅せた『リアルすぎる』大会体験談
◆初の関東で感じた『本物の重圧』
「関東大会では今まで感じることのなかった緊張感や、その熱気、臨場感が感じられました。
実際に試合では全力を尽くしてプレーしましたが、相手選手の努力が自分を上回っていて、惜しくも負けてしまいました。今後は強豪高校に入って全国大会を目指したい」

◆埼玉の応援力論を展開
「埼玉県が他県よりも一番応援が響いていて、その応援の力で自分は表彰台に登ることができました。来年も私は出場するので、来年は全国中学の一番高いところを目指して頑張っていこうと思います」と独自の『応援理論』を披露。

◆『0.09秒の壁』への執念が凄まじい
男子200メートルで関東7位の水倉選手は、「全国大会では予選で自己ベストを出したんですけど、0.09秒足りず決勝を逃してしまいました。この0.09秒という誤差で負けてしまったことが、まだまだ自分の弱いところだと思うので、今後JOCや東京陸上、インターハイに繋げたい」と、わずかな差への悔しさを原動力に変える強烈な向上心を見せました。

◆緊張も「楽しかった」に変換する力
「結果的にはあまり良くなくて、緊張してしまい自分の力を出せませんでした。でも全国大会では周りの雰囲気や熱気がすごく感じられて、すごく楽しかったです。今後はインターハイなど、高校で活躍できるような選手になりたい」と、不本意な結果も前向きに受け止める精神力を披露。

◆過去の借りを返した『笑顔の完走』
100メートル自由形と200メートル自由形に出場した藤原選手は、「1年生と2年生の時は悔しい思いで終わったので、今回は絶対に笑顔で終わるぞという意気込みで臨みました。笑顔で終わることができてよかったです」と、過去のリベンジを完全達成。ジュニアオリンピックでの選手宣誓については「試合よりも緊張しました」と苦笑い。

◆シンプルに託した全国への思い
「去年全国大会に行けなかったので行こうと思ったんですけど、ミスがあって行けませんでした」と、簡潔ながらも全国大会への強い思いを表現。

後輩思いの発言に教育長も脱帽「後輩たちを応援して」
水倉選手は自分の話を終えた後、「来年、後輩たちが全国大会出場を目指してすごく頑張っているので、応援していただければ」と後輩への配慮も忘れない大人顔負けの発言。中田教育長は「さすが、後輩への配慮がすばらしい」と感心していました。
沖縄全国大会の意外な感想「風強すぎ」「でも海キレイ」
全国大会開催地の沖縄について、水倉選手は「風のばらつきがすごくあって、難しいレースになりました」と競技面での苦労を語る一方、「海がすごく綺麗でした」と沖縄観光大使のような一面も。中田教育長から「しっかり日焼けしてるけど、沖縄やけ?」と問われ、「沖縄やけも一部です」と場を和ませました。
杉島市長、選手たちの熱意を受けて力強く宣言

選手たちの率直な要望と熱意を受けた杉島市長は、「市としてもスポーツのまちづくりの条例を作って、全国に、世界に旅立つスポーツ選手を全力で応援します。中学校卒業後もスポーツを続けて、それをずっと応援していきたい」と力強く応じました。
中田教育長が明かす『入間の秘密兵器』

中田教育長は、「入間市は学力面では県・全国レベルですが、自慢できるのは非認知能力が非常に高いこと。そして皆さんを代表として、たくさんの中学生が全国、関東で活躍してくれる」と入間市教育の”秘密兵器”を解説。「限られた機会の中で自分の力を出す、出せなかった、両方の経験が重要。人間にとって一番大事なことは、今何ができるかよりも、これから何をしようと努力するか」と、深い教育哲学も披露しました。
出場選手・大会結果
◆卓球(関東大会)
• 喜多川修明選手(向原中):卓球男子シングルス1回戦惜敗
◆陸上競技(関東・全国大会)
• 水倉璃斗矢選手(藤沢中):男子200m 関東大会決勝7位、全国大会予選7組2位・TR5位
• 久津輪柊惟選手(藤沢中):男子110mハードル全国大会予選2組7位
◆競泳(関東・全国大会)
• 鈴木悠斗選手(黒須中):200m平泳ぎ関東大会決勝2位、100m平泳ぎ関東大会決勝3位
• 藤原洵選手(藤沢中):女子100m自由形全国大会決勝1位、女子200m自由形全国大会決勝1位
◆新体操(関東大会)
• 清水志保選手(藤沢中):女子個人総合30位
選手たちの率直な思いに真摯に向き合った温かい表敬訪問となりました。入間市は今後も世界に羽ばたくアスリートの育成と支援を続けてまいります。
入間市について
【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~
首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。

🌱 伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観
関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。
一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。
こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。
🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」
2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。
同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。
市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。
💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト
「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」
この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。
従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。
📊 注目ポイント
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商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地
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SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり
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狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観
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市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン
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全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承
▼企業などからの、入間の地域課題解決のための提案フォームはコチラ
いるま未来共創ラボ https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html
基本情報
■ 入間市役所
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号
電話:04-2964-1111(代表)
《リンク一覧》
入間市公式ホームページ(https://www.city.iruma.saitama.jp/)
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【本件に関するお問合わせ先】
事業内容:
教育部 学校教育課:松尾
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TEL:04-2964-1111(内線4145/ir812000@city.iruma.lg.jp)
その他:
企画部 秘書広報課:中村、遠山
入間市豊岡1-16-1
TEL:04-2964-1111(内線3122/ir111000@city.iruma.lg.jp)