株式会社リチカ
株式会社リチカ(本社:東京都渋谷区 / 代表取締役:松尾幸治/以下、当社)は、レディースシューズブランドのダイアナ株式会社(本社:東京都港区/ 代表取締役会長:髙橋郁夫/以下、ダイアナ)の2025AW Collection look のクリエイティブ制作をサポートしました。

Product Visual




光を味方につけて、一歩をドラマに変える。
この度当社では、ダイアナ株式会社が展開する「+diana(プラスダイアナ)」のPremiumlineコレクションにおける、プロダクトビジュアルの制作を担当しました。
本プロジェクト件では、クラフトマンシップとブランドの思想を、装飾を鍵に光と構図で“余白”の美学として描き出すことに取り組んでいます。
装飾は語る。だからこそ、余白が必要だった
撮影にあたっては、複数のシチュエーションやスタイリング構成も検討しましたが、最終的に私たちが選んだのは、ものづくりの思想と美意識を、できる限りピュアに伝える構造でした。ビジューの煌めきや、踵に刻まれた金具のロゴ。それらは単なる装飾ではなく、+dianaが積み重ねてきたクラフトマンシップの証そのものです。
余白を持たせることで、視線は自ずとそこに導かれる。細部に宿る思考を、視覚でシンプルに届けるための選択でした。
ステージの一歩目に、生活者の“私”を重ねて
今回の光設計の起点にあったのは、「スポットライトを浴びる一瞬」でした。
それは華やかな舞台の比喩であると同時に、誰かが“自分らしくあろうとする瞬間”の象徴でもあります。この靴を手に取り、足を通す誰かの姿が私たちの頭の中にありました。
日常の中で、ほんの少し背筋を伸ばしたい日。会いたい誰かがいる日。
そんなとき、この靴が少しだけ気持ちを高めてくれるように。
一歩一歩を、無意識に誇らしくしてくれるように。
生活の延長線上にある“小さな高揚感”を、エモーショナルでありながらも構造的に描くことを目指しました。
クリエイティブディレクターより
Premiumlineのビジュアルにおいて、私が意識したのは「伝えすぎないこと」です。
すべてを語るのではなく、語られない部分にこそ余韻が宿る。その信念のもと、構成・光・距離感を設計しました。
細部に込められた意匠には、語らずとも感じられる“物語”がある。
それを損なわず、むしろ引き出すためには、徹底して要素を削ぎ落とすこと、そして信頼して託すことが必要でした。
プロダクトの美しさは、制作の現場だけで完結するものではありません。
それを選ぶ人のまなざし、その人が歩く道、その一歩に込められた感情まで含めて、初めて「完成」するものだと思っています。
この一足が、誰かの日常に静かに寄り添い、“その人の物語”に自然と溶け込んでいくこと。
その未来を想像しながら、今回のクリエイティブを設計しました。
ダイアナ株式会社さまコメント

執行役員 新ブランド事業推進部 部長 | 竹田 憲章さま
プレミアムラインの「クラス感」をどう表現するか大変頭を悩ませていました。いろいろなロケも検討しました。その中でリチカ様から出てきたのが、極限までそぎ落とした光の表現でした。その提案を聞いた瞬間、それだと確信しました。そして実際出来上がったクリエイティブは想像以上の「クラス感」が表現されていて大変満足のいくものになりました。悩んだ末の提案で必ず更に新しいものが出てくる。それもリチカ社の大きな魅力です。今後ともよろしくお願いいたします。

プロモーション企画部 部長 | 小茂田 啓介さま
今回のビジュアルは、光の演出と余白を活かした表現で、プロダクトの持つ気品とストーリー性を見事に引き出していただきました。シンプルながらもブランドの世界観を鮮明に伝える仕上がりに大変満足しています。今後もこの感性を活かし、心に響くプロモーションのお手伝いを引き続きお願いいたします。
【Credit】
-Agency team-
Creative Director:Koki Fuchino(RICHKA inc.)
Account Planner:Wataru Miura (RICHKA inc.)
◾️ダイアナ株式会社さまについて

会社名 :ダイアナ株式会社
代表取締役会長 :髙橋郁夫
本社 :東京都渋谷区神宮前1-8-6
設立日 :1953年05月
コーポレートサイト:https://www.dianashoes.co.jp/
◾️株式会社リチカについて
「クリエイティビティで、世界を豊かに。」

会社名 :株式会社リチカ
代表取締役 :松尾幸治
本社 :東京都渋谷区東3-9-19 VORT恵比寿maxim 11F
設立日 :2014年10月14日
コーポレートサイト:https://richka.co.jp/