株式会社フォーカスシステムズ
~オフィス環境で生まれたサンゴの赤ちゃん観察と環境省専門官の講演で、技術と教育を融合させた「環境エデュテインメント」を子どもたちへ~
株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一、以下「フォーカスシステムズ」)と株式会社イノカ(東京都文京区、代表取締役CEO:⾼倉葉太、以下「イノカ」)は、8月30日(土)に、フォーカスシステムズの本社エントランスにて小学生を対象とした「サンゴ産卵成功記念イベント スペシャルサンゴ礁ラボ」を開催しました。
本イベントは、両社が2025年6月にオフィス環境でのサンゴ複数コロニー同時産卵に成功したことを記念し、次世代の海洋保全意識を育むことを目的に実施したものです。
本イベントを通じ、技術と教育を融合させた「環境エデュテインメント」の提供を今後も継続し、SDGs(目標14:海の豊かさを守ろう)への対応等、次世代教育への貢献を進めてまいります。



当日の様子
冒頭では環境省 自然環境局 自然環境計画課 海洋生物多様性保全専門官の吉瀨啓史氏が登壇し、国際的にも希少なオフィス環境でのサンゴ複数コロニー同時産卵成功の意義を紹介。「両社が成功させたオフィス環境でのサンゴ複数コロニーの産卵は、減少しているサンゴを守ることにもつながる重要な取組みであり、継続して進めてほしい」と語りました。

続いて、クイズを交えたインタラクティブ学習で参加者はサンゴの神秘的な一生を楽しく学びました。イベントで最も盛り上がったのは、当社で生まれたサンゴの「赤ちゃん」を観察するコーナー。子供たちはモニターに映し出されたサンゴの赤ちゃんに釘付けになっており、イベントスタッフにもたくさんの質問をして、自主的に学んでいました。


両社の取組み
2023年4月よりフォーカスシステムズとイノカは連携し、フォーカスシステムズの本社エントランスに設置した「サンゴ礁の生態系を再現した水槽」で、サンゴ礁の保全と再生に挑戦する取組みを行っています。
両社で開発したIoT水槽管理システム「MONIQUA*¹」のアップデートを通じて、場所にとらわれずサンゴの産卵に挑戦できる環境を構築すると共に、水温をはじめとした閉鎖環境を繊細にコントロールできる本技術を、養殖場等、サンゴ以外への展開も目指しております。
(*¹)人間と自然環境をつなぐ環境移送技術を支える基幹システム。
リアルタイムでの水温の確認やコントロール、水生生物の飼育に必要となる水質や水温等のパラメータの管理が可能。
【関連リリース】
・2025年6月13日
【日本初】フォーカスシステムズとイノカ、オフィス環境でサンゴの複数コロニー同時産卵に成功
〜サンゴ産卵の共同研究にIoT水槽管理システム“MONIQUA”を活用〜
・2023年8月28日
本社エントランスに「サンゴ礁の⽣態系を再現した⽔槽」を展⽰
〜環境移送ベンチャーのイノカと連携し、体験型環境エデュテイメント『サンゴ礁ラボ』開催も〜
【株式会社フォーカスシステムズについて】
株式会社フォーカスシステムズは、1977 年に設立され、公共・通信ほか、社会性の高い分野におけるシステム開発・運用に携わるだけでなく、 IoT、クラウドや AI 等、時代の流れを⾒据えたビジネス展開も積極的に推進しています。コーポレートスローガンは “テクノロジーに、ハートを込めて。”人と人とを技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む姿勢を込めました。
【株式会社イノカについて】
株式会社イノカは、2019年創業の自然環境の総合的プロフェッショナル集団です。サンゴやマングローブ、海藻などの海洋生物から、ゲンゴロウやメダカなどの淡水生物まで、水圏の生態専門家を中心に、大学教授をはじめとする自然科学の研究者、そして環境ビジネスの専門家が在籍しています。
「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」というミッションを掲げ、産官学と連携し、共に持続可能な豊かな地球を目指し、自然関連の新規事業創出を行っています。
イノカは様々なバックグラウンドの人材が在籍しておりますが、一つの共通項があります。
それは全員、自然や生き物が好きということ。
「自分たちが好きな自然をみつづける。」というフィロソフィーのもと、一人一人が自分が好きな自然や生き物をもっと探究したい、そして未来に繋げたいという想いを持って活動をしております。
また、イノカでは2022年2月に産卵の時期をコントロールすることで世界初、真冬の人工環境下でのサンゴの産卵に成功しております。