株式会社フォーラムエンジニアリング
株式会社フォーラムエンジニアリング(東京都港区、代表取締役兼社長執行役員:佐藤 勉、以下「当社」)は、理工系学問を学ぶ日本の大学生と教授をインドに招待し、両国の大学交流を支援する短期学術交流プログラム「Discover India」を実施しておりますが、このほど、協力関係にあるインドSRM Institute of Science and Technology(以下「SRM大学」)の学生が、東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)を学術交流のため訪問しました。当社がインド学生の訪日プログラム実施に関わるのは、今回が初めてとなります。
2025年8月下旬に、SRM大学の学生7名および教員1名の計8名が、最先端の都市防災研究について、東京理科大学創域理工学部の研究者による講義を受けました。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する「さくらサイエンスプログラム」(諸外国・地域の若者を日本に招いて日本の科学技術や文化を体験してもらう交流事業)により実現したものです。

当社プログラム「Discover India」は、発展著しいインドを日本の学生や教授に体感してほしいという想いから、当社のインド子会社であるCognavi India Private Limitedと、インドの著名私立大学であるSRM大学と共同で作り上げたプログラムで、2025年3月期は8大学が参加(教授14名、学生46名)しており、2026年3月期も実施予定です。当社はこのDiscover Indiaのプログラムで、東京理科大学の学生および教員をインドに招待し、SRM大学との人材交流をサポートしてまいりました。
東京理科大学野田キャンパスに拠点を置く、創域理工学部の堂脇 清志学部長は「インドから向学心の強い理工系人材を迎え入れ、野田キャンパスにおいて講義を実現したことは画期的で、これまでにない取り組みであり、今後のインド大学と当大学の人材交流にとって大きな一歩となる」とプログラム実施の意義を語りました。
東京理科大学は、今回のSRM学生訪問にあたり、「都市防災分野の研究」をテーマに設定しました。これは、島国である日本と、広大な土地が広がるインドとの違いを認識してもらいながら、日本の先端の理工系研究の知見に触れてもらうためです。日本では様々な自然災害が頻繁に発生し常時災害に備えており、諸外国に比べ防災分野の研究が進んでいることから、両国の違いを認識してもらうために、今回のテーマとなりました。参加学生は、創域理工学部 社会基盤工学科の栁沼 秀樹准教授らによる、AI(人工知能)を活用して災害発生時の人々の避難行動などを予測する最先端の都市防災研究に関する講義を受けました。このほか、野田キャンパス内の防災研究拠点や、国土交通省⾸都圏外郭放⽔路の見学、および能動型ワークショップなどが実施されました。
参加した学生からは「先端のAIの知見を都市防災に活用する東京理科大学の研究は非常に興味深く、学ぶべきところが多い」という声や、「日本の都市防災の知見をインドの気候や都市構造に合わせて最適化することに興味がある」など、プログラムで得た知見をインドでの防災に活用する観点からも熱心に質問していました。

当社は今後も、インド大学と日本の理工系大学の人材交流や学術交流をサポートする取り組みを進めてまいります。また、機械・電気系エンジニア、ITエンジニアとして日本への就職を希望するインドの新卒学生と日本の企業をつなぐ取り組み「Work in Japan」を2025年3月から開始しており、日本での就職を希望するインド学生の支援も行ってまいります。
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「Discover India」の取り組みについて
https://www.forumeng.co.jp/news/2024/806.html
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「Work in Japan」の取り組みについて
https://www.forumeng.co.jp/news/2025/816.html
<フォーラムエンジニアリングについて>
フォーラムエンジニアリングは、国内大手メーカーを中心とした機電系エンジニア派遣を基軸に、新卒学生の就職支援、経験者の転職支援、企業研修の4つのサービスを通じて、機電系エンジニアのキャリアをサポートしています。
日本では就労人口減少に伴う人材不足が深刻化していますが、機電系エンジニアも例外ではありません。当社では、AIを活用した独自システム 「コグナビ」により、エンジニアや学生が持つスキルと企業が求めるスキルをマッチングさせることで、機電系エンジニアの新たなキャリアの創出や企業の人材不足解消に寄与しています。
会社名:株式会社フォーラムエンジニアリング / Forum Engineering Inc.
代表取締役兼社長執行役員: 佐藤 勉
所在地:東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラプレステージタワー15階
設立:1981年4月
株式:東京証券取引所 プライム市場(証券コード:7088)
従業員数:4,967名(エンジニア:4,645名、スタッフ:322名)※2025年3月31日現在
事業内容:エンジニア派遣事業、エンジニア紹介事業
グループ会社:Cognavi India Private Limited
<Cognavi Indiaについて>
2023年6月にAIマッチング技術を活用したインドにおける新卒学生の就職活動を支援するサービス「Cognavi」を自社開発、オープンしました。現在インドでは、就職を希望する学生と採用を希望する企業との橋渡しを大学の就職課が行っており、インドの新卒学生は限られた情報の中で、就職を決めるという重要な選択を迫られています。コグナビインディアではその点に着目し、「Cognavi」を通じてインドの新卒学生と現地の企業を結ぶ就活インフラになることを目指しています。
会社名:Cognavi India Private Limited
Managing Director:Varun Modgill
所在地:M01, ClayWorks Opus 3rd Floor W 76, Door 1, Adarsh Opus, Campbell Road, Austin Town, Bengaluru, Karnataka, India
設立:2022年10月
従業員数:59名 ※2025年3月31日現在
事業内容:インド新卒向け就職支援サービスの運営、HRテックサービスの開発運営