株式会社長谷工コーポレーション
来館者手続きの簡略化とスタッフの業務負荷軽減を実現
株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊野 聡、以下「当社」)と、株式会社長谷工シニアウェルデザイン(本社:東京都港区、代表取締役社長:幸谷 登)は共同で、この度、高齢者施設における来館者手続きの簡略化とスタッフの業務負荷軽減を目的とした、顔認証と入館自動インカム通知を組み合わせた入退館管理システム(以下「本システム」)を開発しました。長谷工シニアウェルデザインは試験導入の成果を踏まえ、同社が運営する「ブランシエール」シリーズの全38施設に対し、2026年3月までに本システムの導入を予定しています。なお、高齢者施設に特化した本システムの導入は国内初となります。
従来、高齢者施設の来館者には入退館時に必要事項を記入いただき、加えてコロナ禍以降は検温も加わり、来館者にはその都度ご面倒をお掛けしています。本システムでは、来館されるご家族やサービス事業者などの顔を事前登録することで、来館者・スタッフ双方の入退館管理手続きを省力化することが実現いたします。すでに試験導入を行った施設では、月間600人超の来館者の受付を本システムで対応し、月15時間**以上の受付業務の省力化を実現した例もありました。スタッフからは「入居者の対応に充てられる時間が増えた」と高評価の声も寄せられています。また、来館者が入館すると、管理事務所に設置されたモニターに来館者情報が表示されるほか、スタッフが装着するインカムに来館者情報を伝える音声案内が自動送信されることで、経験豊富なスタッフは元より、異動直後や経験が浅いスタッフにも正確な情報伝達が可能となり、ホスピタリティの向上にも寄与する効果が期待できます。
高齢者施設の運営においては、慢性的な人員不足やスタッフの業務負荷が大きな課題となっています。こうした課題に対し、長谷工グループはICT機器の導入による業務効率化を支援し、施設利用者の皆様へのサービス向上につなげてまいります。
※2025年8月28日 日本初調査総研合同会社調べ
**1人の入館手続きと退館手続きを1.5分とする
■顔認証を使った入退館管理システムのイメージ

■入退館管理方式の違い

■利用風景

■システム画面例

■システム導入予定施設

