株式会社Nwith
敬老の日に考える、意識は高いのに栄養が不足しがち?シニア世代で懸念される「栄養バランスの偏り」

株式会社Nwith(本社:東京都中央区、代表取締役:福澤龍人)は、60歳以上の男女100名を対象に「シニア※1の食生活に関する調査」を実施しました。この調査で、シニアの約8割が健康を「意識している」と回答したにもかかわらず、約半数が現在の食生活の栄養バランスに不安を感じているという、健康意識と実際の食生活の間に大きな「ズレ」があることが判明しました。特に、健康維持に不可欠な「たんぱく質」が不足していると感じるシニアが多く、この「ズレ」が「栄養バランスの偏り」につながる可能性があることが示唆されました。
本リリースでは、「栄養バランスの偏り」の予防や改善に向けて意識できる工夫について、管理栄養士の解説を交えてご紹介します。
※1 本リリースでは、シニアは自立高齢者(介護が必要ではなく最低限の身の回りのことを自分で出来る60代以上の男女)と定義する。
調査サマリー
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健康意識と食生活の「ズレ」が顕著に! シニアの約8割が健康を意識する一方で、栄養バランスが取れていると感じる人は約4割に留まる。
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約6割が栄養摂取の「ギャップ」を実感! 健康のために摂取したい栄養素と、実際に摂取できている栄養素に「ズレ」があると回答。
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「栄養バランスの偏り」の兆候か?不足しがちな栄養素トップ5に「たんぱく質」がランクイン。 意識して摂取しようとしているにも関わらず、不足を感じている人が多い実態が判明。
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食事の準備負担が「ズレ」を加速! 約半数のシニアが食事の準備に負担を感じており、これが栄養バランスの偏りにつながる可能性。
シニアの健康意識は高いが、食生活の「ズレ」が顕著に
ご自身の健康状態について、どの程度意識しているか尋ねたところ、「非常に意識している」(16.5%)、「意識している」(60.0%)を合わせて76.5%が健康を意識していると回答しました。
しかし、「ご自身の現在の食生活は、栄養バランスが取れていると思いますか?」という質問に対しては、「非常にそう思う」(4.3%)、「そう思う」(36.5%)と回答したのは合わせて40.8%にとどまり、高い健康意識とは裏腹に、実際の食生活には大きな「ズレ」があることが伺えます。


約6割が栄養摂取の「ギャップ」を実感!「栄養バランスの偏り」の入り口か
「健康のために摂取したい栄養素と、実際に摂取できていると感じる栄養素にギャップはありますか?」という質問に対し、「大いにある」(8.7%)、「少しある」(52.2%)と、合わせて60.9%がギャップを感じていると回答しました。このギャップこそが「栄養バランスの偏り」への入り口となる可能性があります。

意識と実際の摂取量の「ズレ」が浮き彫りに!特に「ビタミン/食物繊維」で顕著
「健康のために、日頃から食生活で意識していることは何ですか?」という質問(複数回答可)では、「野菜を多く摂る」(76件)、「栄養バランス」(58件)、「規則正しい時間に食べる」(37件)が上位にきており、特に「野菜」は意識して摂取しようとしているにも関わらず、ビタミンや食物繊維不足を感じている人が多いという実態が明らかになりました。これは、摂取意識と実際の摂取量との間に「ズレ」が生じ、「栄養バランスの偏り」のリスクを高めている可能性を示唆しています。


食生活の「ズレ」を加速させる「食事準備の負担」と「食費の壁」
「普段の食事の準備について、負担に感じることはありますか?」という質問には、「頻繁に感じる」(14.8%)、「時々感じる」(34.8%)と、合わせて49.6%が負担を感じていると回答しました。具体的な課題としては、「献立を考えるのが面倒」「調理が大変」「食材の買い出しが大変」といった声が多く聞かれました。

また、「健康的な食事を続ける上で「食費の負担」を感じますか。」という質問では、「やや感じる」(38.3%)、「非常に感じる」(11.3%)を合わせると約半数(49.6%)が食費に負担を感じており、これが健康的な食生活を阻む要因となっている可能性があります。

見過ごされがちな生活習慣の「ズレ」:食事回数と運動習慣
日々の食生活や生活習慣にも「ズレ」が見られます。

1日の食事回数
シニアの83.5%が「3食」と回答しているものの、2食以下と回答した人も15.7%存在し、規則正しい食習慣が維持できていないケースも見受けられます。

主菜(肉・魚・卵・大豆製品)を食べる頻度
毎日摂取していると回答したシニアは72.2%と高いものの、週に数回以下と回答した人も27.8%おり、たんぱく質摂取の頻度にばらつきがあることが示唆されます。

運動や体を動かす習慣
「週に数回」(30.4%)、「ほとんどしない」(21.7%)、「全くしない」(2.6%)、「月に数回」(4.3%)と、運動習慣が不足しているシニアが約60%に上ります。食生活だけでなく、運動習慣の不足も「栄養バランスの偏り」やフレイルのリスクを高める要因となります。
1日の食事回数は大半が3食と回答しており、食習慣の規則性は高いと言えます。
しかし、主菜の摂取頻度にばらつきが見られることや、約半数のシニアが運動習慣が不足している点は、栄養摂取の不安定さや、筋肉量の維持に必要な栄養素の需要と供給の「ズレ」を示唆しています。これらの生活習慣における「ズレ」が複合的に作用することで、シニア層の「栄養バランスの偏り」のリスクに配慮が必要と考えられます。
CHONPS管理栄養士のコメント

大塚 愛永(管理栄養士)
新卒でフィットネス関連企業に入社し、ニュートリション部署でサプリメントの商品開発補佐を担当。その後は、自社ヘルシーカフェの事業責任者としてメニュー開発・店舗運営・人材教育をリード。現在は「運動と栄養の両面から、一度きりの人生をより豊かに」という想いのもと、CHONPS(チョンプス)の管理栄養士としてオンライン食事指導も行いながら、ピラティスインストラクターとしてレッスンの提供もしている。姿勢・呼吸・食事の“三位一体”で、目標に合わせたPFC設計から日常の習慣化まで伴走。ジムやクリニックとも連携し、無理なく続くボディメイクと健康づくりを支援しています。
今回の調査で明らかになった、シニア層の健康意識と食生活の「ズレ」は、まさに「栄養バランスの偏り」が忍び寄る留意すべき兆候と言えます。栄養バランスの偏りとは、摂取カロリーは足りている、あるいは過剰であるにもかかわらず、体に必要な特定のビタミン、ミネラル、たんぱく質などの必須栄養素が不足している状態を指します。これは、偏った食生活や加工食品の摂取過多、あるいは加齢による食欲不振や消化吸収能力の低下などが原因で起こり、見た目には痩せていなくても、体の中では栄養不足が進行している点が特徴です。特に、筋肉や血液の材料となる「たんぱく質」の不足は、筋肉量の減少による「フレイル」(虚弱)や、免疫力の低下、骨密度の低下など、様々な健康問題を引き起こし、健康寿命を大きく損なうリスクがあります。
この「ズレ」を解消し、「栄養バランスの偏り」から身を守るためには、日々の食事で意識的に栄養バランスを整えることが不可欠です。そこで注目したいのが、オンラインの食事指導サービスです。専門家による個別の食事指導は、日々の食生活における疑問や課題を解消し、無理なく栄養バランスの取れた食事を継続するための具体的なアドバイスを提供します。個々の健康状態や好みに合わせたパーソナライズされた指導により、この「ズレ」を効果的に修正し、より効果的に栄養管理ができるようになります。
実例:CHONPSサポートを受けたユーザーの声
70代Mさんは、健康意識が高く、自炊を心がけていましたが、最近「食欲がわかない」「何を作ったら良いか分からない」と感じ、食事量が減りがちでした。CHONPSの1 on 1サポートで、管理栄養士から「手軽にたんぱく質を摂れる食材の選び方」や「少量でも栄養を補給できる献立の工夫」のサポートを受けました。また、調理の負担を減らすための冷凍食材の活用法も学びました。
その結果、無理なく食事のバリエーションが増え、食欲も改善。ご本人からは「食事の時間が楽しみになった」「体力がついて外出が楽になった」との声がありました。
※個人の体験であり、すべての方に同様の結果が得られるわけではありません。
今日からできる食事のヒント
健康意識と実際の食生活の「ズレ」を解消し、「栄養バランスの偏り」の課題から身を守るためには、日々の食事に具体的な工夫を取り入れることが重要です。
ここでは、無理なく栄養バランスを整え、特に不足しがちなたんぱく質を補給するためのメニュー例をご紹介します。
◆朝食:手軽にたんぱく質をチャージ
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納豆ご飯(卵黄をプラス)+ワカメと豆腐の味噌汁
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ヨーグルト(きな粉・フルーツ入り)+ゆで卵+全粒粉パン
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牛乳(または豆乳)+プロテインパウダー+バナナ
昼食:バランス重視で満足感アップ
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コンビニで選ぶなら:鶏むね肉のサラダチキン+おにぎり(鮭や梅など)+野菜スティック
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自宅で簡単に:サバ缶と野菜の煮物+玄米ご飯+きのこのお味噌汁
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麺類を食べるなら:卵と鶏肉を入れたうどん(野菜をたっぷり)
夕食:無理なく栄養を摂る工夫
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魚の切り身(焼く・煮る)+温野菜(冷凍野菜活用)+ご飯
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豚肉と野菜の炒め物(豚こま肉活用)+豆腐とネギの味噌汁
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市販の惣菜を活用するなら:高たんぱく質惣菜(例:鶏肉の和え物)+具だくさんスープ
間食:賢く栄養補給
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チーズ、ゆで卵、牛乳、ヨーグルト、ナッツ類など、手軽にたんぱく質やビタミン、ミネラルが摂れるものを選びましょう。
これらのメニューは、シニアの方々が無理なく日々の食生活に取り入れられるよう、手軽さ、栄養バランス、そして特にたんぱく質の摂取を意識して考案しました。
日々の食事に少しの工夫を加えることで、「ズレ」を解消し、健康長寿へと繋げていきましょう。
自分に適した食事を『CHONPS/チョンプス』がご提案

CHONPS(チョンプス)は、管理栄養士が監修するオンライン食事指導サービスを提供しています。個々の健康状態や食の好みに合わせたパーソナルな食事プランの提案や、日々の食事に関するアドバイスを通じて、シニア世代の健康的な食生活の「ズレ」を解消し、「栄養バランスの偏り」の課題を把握し、見直しを支援します。
専属管理栄養士は【業界最大級の在籍管理栄養士4,000名】を誇り、その中でも採用率6%という厳選された管理栄養士が皆様の食生活改善のサポートを担当します。
使用するアプリケーションの開発もすべて社内で行っており、使いやすさ・続けやすさを徹底的に追求しています。
『管理栄養士』がアプリ開発・食事指導・サポートに関わる事でお客様が安心して取り組むことができ、長期的な成果を実現しています。
敬老の日を機に、ご自身や大切なご家族の食生活の「ズレ」を見直し、「栄養バランスの偏り」に立ち向かいませんか?
CHONPS(チョンプス)は、美味しく、手軽に続けられる食生活をサポートし、健康的な暮らしに役立つことを目指しています。
現在、CHONPS(チョンプス)では30分の無料相談を実施しております。
皆様自身や皆様の父母、祖父母の健康を支えるアドバイスをさせていただきます。
ぜひ一度無料相談へお越しください。
【調査概要】
調査対象:60代以上の男女(n=100)
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2025年9月
調査主体:株式会社Nwith
【本件に関するお問い合わせ】
CHONPS(チョンプス):https://chonps.jp/
取材・掲載に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
株式会社Nwith 広報担当
・メール:info@n-with.com
・TEL:050-1725-4376