ゴウダ株式会社
~再生可能エネルギーを活用した次世代型データセンターを2029年に開業予定~
「太陽光だ ゴウダ♪」のCMでおなじみのゴウダ株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役会長 CEO:合田順一、以下「ゴウダ」)は、アジア最大級の不動産アセットマネジメント企業であるESRと、大阪府茨木市において、太陽光発電や蓄電池を活用したエネルギー効率化とデータセンター事業に関する契約を締結しました。また、本事業はゴウダ株式会社が主体となり、阪急阪神不動産株式会社との協業のもと進められており、地域特性を活かした持続可能な開発を目指しています。
世界的な生成AIの普及により、膨大な計算リソースが求められる中、高性能半導体を搭載したデータセンターの需要は急速に高まっています。一方で、データセンターの運用には大量の電力が必要であり、電力供給への影響や環境負荷が新たな課題となっています。ゴウダは、2006年からの再生可能エネルギー事業のノウハウを活かし、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたエネルギー効率化型のデータセンターを構築し、社会課題の解決に貢献します。
■ゴウダのデータセンター事業と研究について
ゴウダはこれらの社会的課題を解決すべく、2006年から培っている太陽光発電事業や蓄電池導入のノウハウを生かし、高まる関西圏におけるデータセンター需要に対応し、安定的な電力供給・電力のクリーン化に貢献します。本データセンターは、茨木市彩都エリアという立地が広大な上に都市部とのアクセスが良好であり、かつ地盤が強固であることからデータセンター建設において最適な条件を満たしております。
また、ゴウダは今回のデータセンター事業の推進にあたり、同敷地内に最先端の研究施設を併設する計画です。本研究施設では、自社が長年にわたり培ってきた太陽光発電および蓄電池技術を活用し、再生可能エネルギーによってデータセンターのどの程度の電力需要を賄えるのか、またどのように省エネ化・電力効率化を図ることが可能かについて、実証的な調査・研究を行ってまいります。これにより、将来的にはエネルギーの地産地消やCO₂排出の最小化といった環境負荷低減に加え、災害時や電力逼迫時におけるレジリエンス強化といった社会的課題の解決に資する技術の開発を目指します。なお、ゴウダは今回のデータセンター事業の推進にあたり、アジア太平洋地域を中心に大規模なデータセンター事業を展開するグローバル不動産アセットマネジメント企業「ESRグループ」との共同事業として、施設の設置・運営を行う予定です。また、本事業は阪急阪神不動産株式会社の協業を得ながら進められており、地域との調和と持続可能性を重視した開発を進める中で、地域共創の視点を持ちながら、ゴウダの再エネソリューションとグローバルなノウハウを融合し、次世代型・持続可能なデータセンターのモデルケースとなることを目指します。

■概要

住居表示 |
茨木市彩都あかね |
アクセス |
大阪モノレ-ル彩都線「彩都西駅」から約1.4km 名神高速道路「茨木インタ-チェンジ」から約5km 新名神高速道路「茨木千提寺インタ-チェンジ」から約5.5km |
データセンター施設の概要

建物構造 |
鉄骨造地上5階/PH2階 |
延べ床面積 |
23,467.53㎡ |
竣 工(予定) |
2029年 |
近年、データセンター市場は国内外で急成長しており、日本国内の市場規模はIDC Japanの調査によれば、2023年の市場規模は約2兆7,361億円で、2028年には約5兆8,000億円に達すると予測されています。データセンターが増加している主な理由は、社会全体のデジタル化の加速と、それに伴うデータ処理需要の急増にあります。特に、AI(人工知能)やクラウドサービスの普及、IoTや5Gといった新しいテクノロジーの登場により、処理すべきデータ量は飛躍的に増えています。これに対応するため、企業やクラウド事業者はより多くの、高性能かつ安定したデータセンターを必要としています。
また、企業のDXが進む中で、システムのクラウド化やサーバーの外部委託が一般化しており、オンプレミスからデータセンターへの移行も進んでいます。加えて、近年では生成AIの普及が新たな計算リソースの需要を生み、これに特化したGPU対応のデータセンター建設も活発です。
さらに、地震や停電などの災害リスクに備えた地理的分散の観点から、首都圏だけでなく地方都市へのデータセンターの新設も進んでいます。これにより、BCP(事業継続計画)対応や通信遅延の最小化といったメリットも得られます。
■関西圏及び茨木市のデータセンター市場
大阪は、関西圏におけるデータセンターの主要拠点として、国内外の企業から高い関心を集めています。関西地域にデータセンターが増加している背景には、首都圏に集中する災害リスクの分散および事業継続性の確保が挙げられます。関西は首都圏に比べ比較的災害リスクが低く、安定した電力供給環境を有しているため、データセンター運用に適しています。また、大阪・京都・神戸の都市圏は交通・通信インフラが充実しており、土地コストの面でも首都圏より優位性があります。加えて、地域内のIT需要増加に伴い、関西はデータセンターの戦略的拠点として注目されています。
特に、茨木市などの北摂地域は地震や台風などの自然災害リスクが比較的低い地域であるため、データセンターの事業継続性確保に適しています。また、安定した電力供給を受けられることに加え、首都圏に比べて土地コストや賃料が抑えられるため、運用コストの最適化が図れます。さらに、大阪市中心部からのアクセスが良好であり、高速道路や鉄道網の整備により通信インフラも充実しており、低遅延かつ安定したサービス提供が可能です。
■全国エリアのゴウダネットワーク
ゴウダは全国に広がる独自のネットワークで幅広く迅速な対応を可能に致します。
全国の営業拠点
東北(宮城)・北関東(茨城)・埼玉・東京・千葉・神奈川・静岡・愛知・滋賀・大阪・山口・福岡
※営業拠点以外のエリアも設置条件等により施工可能です。 詳細エリアについては別途お問合せください。