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約400年の歴史を持つ踊りに心酔!海を彩る花火も美しい「手結盆踊り」開催

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一般社団法人物部川DMO協議会

高知県香南市夜須町で毎年8月15日に行われる「手結盆踊り」。歴史ある盆踊りと県内でも珍しい花火が見どころで、多くの人で賑わう夏の風物詩です。

400年間口伝えのみで伝わり、守り続けられてきた盆踊りを体感!

高知県屈伸のマリンレジャースポットとして栄える香南市夜須(やす)町では、毎年8月15日に「手結盆踊り」が行われ多くの人で賑わいます。見どころは、長い歴史を誇る盆踊りと県下でも珍しいと言われている花火!いったいどんなお祭りなのか?今回は2025年8月15日(金)に開催された「手結盆踊り」の模様をご紹介します。

目次

会場はごめん・なはり線夜須駅の近く!

祭りの当日・夜須駅前は出店が並んで祭りの雰囲気に包まれています。

手結盆踊りが行われる会場は、海水浴やビーチバレーなどが楽しめるスポットとして人気の「夜須町ヤ・シィパーク」です。アクセスは、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線を利用するのがおすすめ!お祭りの日は臨時列車も運行されます。夜須駅の目の前には祭りのために多数集まった出店が並び、盆踊りや花火の会場へも歩いてすぐの距離となります。自家用車で行く場合は、併設されている有料駐車場のほか、祭り当日限定で近隣に無料の臨時駐車場が用意されています。

地元有志による出店も!地域全体で祭りを盛り上げています
ヤ・シィパークのシンボルであるヤシの木の向こうが会場です
舞台が設置された芝生広場で手結盆踊りが披露されます
祭り開始まで出店や道の駅やすを満喫したり、海を眺めるなどして過ごせます

400年の歴史を誇る手結盆踊り

メインイベントとなる「手結盆踊り」は、約400年の歴史があり、すべて口伝えで継承されてきたといわれています。現代的なアレンジは加えられておらず、踊りやすいように振付を簡易化されることもありません。古来の形がそのまま残っているため文化的価値も高く、県指定無形民俗文化財に認定されています。

日が暮れてきた頃、会場に続々と集まる踊り子たち
手結盆踊り保存会の代表・丸岡克典氏からご挨拶がありました
老若男女の踊り子がゆっくりと踊り始めます

19時となり、手結盆踊りがスタート!

中央の舞台は浴衣に菅笠姿の女性と黒袴に鉢巻姿の男性の数組が、そして、舞台を囲むように輪をつくってはっぴ姿の子どもや浴衣を着た男女の踊り子が踊ります。今年は6歳から82歳まで、70名の踊り子が参加しています。

演目は「こっぱ」「くろす」「見合い」「花取り」の4つ。

「こっぱ」「くろす」は踊り子が1列になる輪踊りで、「見合い」「花取り」は男女が相対して踊ります。お囃子は太鼓打ち、拍子木、音頭で行われ、静かに響く太鼓と独特の音頭によって会場は幽玄な雰囲気に包み込まれていきます。

奥にあるステージ上に立つ囃し手のみなさん
昨年夜須マリンホールでもコンサートを開いた、クラシックギタリストの閑喜弦介さんとの共演も行われました。
「こっぱ」「くろす」「見合い」は滑らかな手の動きが印象的でした
4つめの演目はリズミカルなお囃子に乗せて踊る「花取り」です

演目の中で特に動きに激しさを増すのが「花取り」

女性が持った「ザイ」と呼ばれる赤と白の紙ふさと、男性が持った太刀がダイナミックに交差。男女がくるくると立ち回り、ザイがまるで生きているかのように弓を描く光景は圧巻です。

踊りは約30分間にわたって披露。二部制となっており、20時からも同じ内容が披露されました。

いずれの演目も小さい頃から踊っていないと身につけるのが難しいとされています。夏休みが始まる7月下旬から、毎日みっちりと稽古をして本番に臨みます。大人たちに混ざって一生懸命踊る子どもたちこそが、手結盆踊りを守り、未来へ繋いでいく役目を担っているんですね。

踊りはダイナミックに展開していきます
二部の最後には飛び入り参加する地元の人の姿も。
記念撮影をする手結盆踊り保存会のみなさん

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県下では珍しい水中・水上花火が海を彩る

踊りが終了した20時30分からはフィナーレを飾る花火です。

こちらの花火の見どころは、県下では珍しい水中花火と水上花火が同時に楽しめるところ!空と水平線、そして、水面までもが花火によって彩られ、煌びやかな光景を楽しませてくれました。

水中花火が上がると一段と大きな歓声がわきます!
陸と海の両方から花火が上がる光景はこの地ならでは

今年も大盛況だった手結盆踊り。約400年にわたって受け継がれてきた踊りは幽玄で、別世界に包まれたような不思議な気持ちで見入ってしまいました。

演目の中でも「花取り」は、県内各地で踊られている代表民俗芸能・花取踊りが元来盆踊りの一演目であったことを示す資料ともいわれており、歴史的・文化的にも貴重な存在です。ぜひ多くの方に手結盆踊りの魅力を体感していただきたいと思いました。

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■開催概要

イベント名:令和7年度 手結盆踊り

主催:香南市手結盆踊り実行委員会/共催:香南市

開催日:2025年8月15日(金)

開催時間:19:00スタート、花火打ち上げ20:30〜

開催場所:夜須町ヤ・シィパーク

香南市観光協会サイト内情報ページ:https://kounan-navi.com/sightseeing/category2/teibonodori/

問い合わせ:香南市地域支援課 電話088-57-8503

■ものべがわエリア観光博「ものべすと」とは?

連続テレビ小説「あんぱん」放送をきっかけに、やなせたかしゆかりの地・ものべがわエリアで開催されている観光博「ものべすと」。物部川の流れる香美市・南国市・香南市の3市地域全体をひとつの会場と見立て、自然・文化・歴史・食など、地域の魅力を楽しめる観光キャンペーンです。

地元の人たちとの交流や、ここでしか体験できないユニークな企画が目白押し。ものべだけのベストな旅をお楽しみください.

開催期間:2025年3月29日~2026年2月8日

公式サイトURL:https://monobegawa.com/monobest/

一般社団法人物部川DMO協議会

一般社団法人物部川DMO協議会

高知県南国市・香南市・香美市広域の観光地域づくりを推進するDMOです。連続テレビ小説「あんぱん」放送をきっかけに開催している観光博ものべすとの事務局となっています。3世代で楽しめる観光情報の発信やイベント・キャンペーン等を続々開催しています。


出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月8日 11時33分)

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