Global Fashion Collective
2025年9月2日(火)渋谷ヒカリエにて開催注目の日本デザイナーAYAKA Oshitaさんが最新作を披露
カナダ・バンクーバーに本拠を置く「Global Fashion Collective(グローバルファッションコレクティブ)」は、『Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26』会期中の2025年9月2日(火)、渋谷ヒカリエホールBにて、『Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26』を開催。各国の新鋭デザイナーによる最新ブランドコレクションを披露。日本からはAYAKA Oshitaさんが、15着の新作を披露しました。
Global Fashion Collectiveは、2017年設立。世界のファッションの才能の未来を育成することを目指し、「ニューヨークファッションウィーク」「楽天ファッションウィーク東京」をはじめ、ロンドン、ミラノ、パリなど世界を代表するファッションウィークに合わせ、各エリアで新鋭デザイナーによるショーケースを開催しております。
「Rakuten Fashion Week Tokyo」での開催は今期で7回目となり、今季も、日本をはじめ、台湾、韓国、メキシコ、マレーシアなどアジアの5つの国と地域から9名のデザイナーによる、創造性と多様性に富んだインスピレーションあふれるコレクションを紹介しました。

■日本からは第96回装苑賞受賞のAYAKA Oshitaが参加「Metamorphose(メタモルフォーゼ)」をテーマに、15着の新作コレクションを披露
日本からは、第96回装苑賞の受賞をきっかけに、学生時代よりデザイナーとして活躍するAYAKA Oshitaが参加。今回発表した「Metamorphose」コレクションは、抑圧されていた変化が解き放たれ、内なる衝動がついに形となって現れる――その感情的な解放をテーマにしています。羽のようなシルエット、ほどけたリボン、裂かれた布地、蔦を思わせる刺繍などの幻想的な要素が、自由・変化・誕生を象徴しました。

【AYAKA Oshitaからのメッセージ】
■今回のコレクション、ショーへの想い
今回のコレクションのテーマは「メタモルフォーゼ」。伸ばしかけた翼を、芽吹いた蕾を、滾る感情の大波を、溢れ出る衝動や希望を抑圧しては飲み下し、腹の中で燻らせてはいないか。そんな衝動がついに溢れ出し決壊する、変身、解放の瞬間を表現したコレクションです。
■今回のショーのこだわりは?
テーマに沿ったディティールを表現する為に、破れた布の隙間からお花が生えていたりとか、背中から翼みたいなディティールが生えていたり、そういうちょっと人外めいた感じのものが破れ出ているというか、殻を突き破るじゃないですけど、そういうディティールで15体共通してつくりました。
■自身にとっての服飾、デザインのインスピレーションの源泉は?
服とは自己表現のツールでもある一方で、自分の真の姿を隠すことが出来るものでもあります。多様性の現代でも、本当の自分の姿を受け入れてもらえるのか、軽蔑されてしまうのではないか、恐れや不安から様々な理由で自分を偽っている人が少なからずいると思います。ですが、そんなふうに恐れや不安を感じられる優しい人が心の内に隠しているものは、きっと美しいはず。もっと生き物らしく、感情的になってみようというメッセージです。
■今回のデザインで、苦労した点や難しかったところがあれば教えてください
普段から細かい手作業が好きで、苦労しながら楽しんでいるのですが、本当に小さいスパンコールを何百個もつけたりを15体全てにやってるので、そういうところは苦労しましたし、目に見えないものをテーマにすると、それを観客の皆さんと共有しなくてはいけないので、このテーマをどうやって服に落とし込むかという点では、デザインの面で時間をかけて、試行錯誤しながら、制作しました。
■今後に向けて
ありがたいことに今までさまざまなオファーをお受けしてデザイナーとして活動してきましたが、その際にはクライアントからの要望に沿ったものを作ることが最優先事項となり、自分のオリジナリティを出すことは二の次になることが多かったのですが、今回久しぶりに自分の好きや個性を前面に出した作品を作ってみて、作品作りの楽しさを再認識し、初心に立ち返ったような気持ちになりました。
これからも引き続きオファーをお受けして人と関わりながらひとつのものをつくる仕事も続けつつ、自分のオリジナルのアイテムを発表できる機会を設けられるといいなと思います。

AYAKA Oshita
2002年生まれ岐阜県出身。第96回装苑賞の受賞をきっかけに大学在学中からデザイナー活動を始め、ジュエリーブランド「MIKIMOTO」のドレスや、東京ガールズコレクション、映画の衣装の制作に携わる。今回のコレクションのテーマは「Metamorphose(メタモルフォーゼ)」。剥がれ落ちた布の奥に花が芽吹いていたり、表面を突き破って翼や背鰭が生えていたりなど、ファンタジックなディテールを用いて、内に秘めた衝動の解放の瞬間を表現する。
■『Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26』の模様




■参加デザイナー、ブランド(ショー開催順)
参加デザイナーについては各公式サイトにご参照ください(サイト一覧後述)



ALL FOR YOU(韓国):https://www.afy.co.kr/afy/main/main.php
TANG TSUNG CHIEN(台湾):https://tangtsungchien.com/
Zero Waste Fashion Story Wear(台湾):https://www.story-wear.com/
N O N A M E(メキシコ):https://www.nonameindustries.mx/
WooLeeX(台湾):https://www.wooleex.com/
A-JANE(マレーシア):https://www.a-jane.com/
S A L I M(メキシコ):https://svlim.com/
AYAKA Oshita(日本):https://ayaka-oshita.studio.site/
CHARINYEH(台湾):https://charinyeh.com/
■「Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26」開催概要
正式名称: 「Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26」
開催日時: 2025年9月2日(火)
SHOW1 13:00~ / SHOW2 15:30~
会 場: 渋谷ヒカリエ ヒカリエホールB
主 催: Global Fashion Collective
協 力: Rakuten Fashion Week Tokyo S/S‘26
【Global Fashion Collective】について

2017年10月に設立されたグローバルファッションコレクティブ(GFC)は、世界のファッションの才能の未来を育成することに専念しています。ニューヨークファッションウィークや楽天ファッションウィーク東京などの名だたるイベントで活動し、ロンドン、ミラノ、パリファッションウィークでもショーケースを開催しています。
国際的に多様なプロフェッショナルチームがデザイナーを支援し、ファッションの世界で成功への道を共同で築いています。
GFCは、あらゆる人々やバックグラウンド、アイデンティティを受け入れ、尊重する多様な環境を育成することで、ファッションの未来を再構築することに取り組んでいます。世界中からの才能を育成することを約束し、ファッションショー にとどまらず、影響力のある体験を創造しています。私たちは未来の才能のための道筋を作り出しています。