株式会社Colorida Style
従業員意識調査結果をジェンダー視点の切り口で深掘りすることで目に見えづらい組織風土を可視化に向けた調査を実施しました。
企業のDE&I推進に特化した事業を行うダイバーシティのすすめ(運営企業:株式会社Colorida Style)はキヤノンマーケティングジャパン株式会社の従業員意識調査結果をジェンダー視点で再分析し、組織風土を可視化を行う調査を実施しました。
https://diversity-susume.com/2025/08/13/case11/
背景

-
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(本社:東京都/従業員:連結 18,395名/単独 4,510名※2024年12月末現在)は、グローバルキヤノングループの一員として、キヤノン製品とITソリューションを組み合わせた事業を展開し、大企業としてDE&I推進に取り組んできた
-
2025年1月に実施されたGIRAFES Japan RED Tokyoにて弊社代表の室田がファイナリストに選出されたことがきっかけで、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様に弊社作成のDEI進捗度レポート(※)を提供する中で組織内の調査をさらに深掘りすべく本調査実施に至った
※DEI進捗度レポート:企業毎のオープン情報(女性管理職比率/男性育休取得率/労働時間(年間)/業績効率性)を整理した上で企業のDEI進捗度を「風土・制度・意識」という切り口で分析を行うレポート(無料配布中)。ご興味ある方はぜひこちらからお問い合わせください。
調査概要
-
目的:組織の多様性とエンゲージメントの関係性を分析
-
使用データ:
-
従業員意識ヒアリング
-
女性就業者比率
-
女性管理職比率
-
調査結果概要
-
明確な傾向は捉えきれなかった
-
一方で女性就業者比率・女性管理職比率とエンゲージメント調査結果の一定の関係性から社内の組織風土を読み取ることができた
顧客からの声
-
普段働く中で感じていたDE&I推進と現場のギャップを言葉にしてもらえた
-
組織毎に従業員構成や意識調査結果など読み解くとDEI推進進捗度を測る指標とできる可能性もあることがわかった
終わりに
今回は試験的な取り組みだったこともあり、提供いただいたデータが少なかったですが、普段働く中で感じていたDE&I推進と現場のギャップを可視化することができました。
また当初の想定とはやや異なる形での結果が出たものの、DE&I推進するうえでの企業内の組織風土の変革ステージを明らかにできました。

DEI推進を開始した直後は、期待値から少し組織パフォーマンスやエンゲージメントは上昇するものの、その後は変化によるハレーションや対立が発生することは不可欠です。(コミュニケーションコストの増加などでエンゲージメント調査結果を押し下げ要因になることも)。
しかし適切な施策を粘り強く打つことで、ハレーションを乗り越え、最終的な多様性を活かせる組織風土の実現及び組織パフォーマンスの向上に繋げることができるのです。
DEI進捗における現在地は新たな調査がなくても既存のエンゲージメント調査結果やデータを活用することで測ることができます。
お問い合わせいただいた企業には無料DEI進捗度レポートも配布しておりますので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。