燦ホールディングス株式会社
時間的余裕と心の整理のためにも、早めの準備を
全国どこでも安心・安全に、そして後悔のないお葬式やライフエンディングを迎えられる世の中を目指し、トータルサポートを提供する、燦ホールディングス株式会社(東京本社:東京都港区、大阪本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:播島聡、東証プライム:9628)は、この度、親を看取った経験がある全国の40歳以上の方300名を対象に、親の葬儀に関する意識調査を実施しました。

今回の調査では、親の逝去前に葬儀の準備を「していなかった」人が7割以上(71.7%)という結果に。一方、事前に準備をしていた人ほど、葬儀準備期間が「十分に取れた」と感じるだけでなく、葬儀を通じて「心の整理ができた」「故人への想いを込めることができた」と感じる傾向が強いことが明らかになりました。
<調査サマリー>
①7割以上が「準備せず」に迎えるお別れ
4割以上が時間的な余裕のない中、大切な人との別れを迎えている現実が浮き彫りに
②気持ちの整理や葬儀への満足度をも左右する事前準備
「準備あり」層の満足度は「準備なし」層の3倍に
③葬儀の後悔、3人に1人が経験。「故人との最後の面会」が心残りに
「生前の話し合い」不足で、希望を十分に聞けなかった後悔も
④故人への感謝は「もの」に込める
半数以上が故人の愛用品を棺に入れるも、写真や手紙を入れたかったとの声も
■「親の葬儀に関する意識調査」概要
調査期間:2025年8月15日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象者:親を看取った経験がある40歳以上の男女
回答者数:300名
調査主管:燦ホールディングス株式会社
※グラフ中の回答割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります
調査結果をご紹介いただく際は【燦ホールディングス「親の葬儀に関する意識調査」より引用】と注釈をご記載ください。

Q1.親御さんのご逝去前、どのくらい前から葬儀について準備していましたか? n=300

Q2.親御さんの葬儀準備期間は、十分に取れたと思いますか?n=300


Q3.葬儀の準備が十分にできなかったと感じた理由として当てはまるものをお選びください。n=124

親の逝去前に葬儀の準備を「していなかった」と回答した人は、全体の71.7%に。また、「親御さんの葬儀の準備期間が十分にとれたか」伺ったところ、4割以上(41.4%)のご遺族が、準備期間を「ほとんど取れなかった」または「全く取れなかった」と感じていました。準備期間と時間的余裕の相関性についてみてみると、事前に「1年以上前から準備していた」人の72.2%が、「準備期間が十分に取れた」と回答。一方で、「準備していなかった」人で「十分に取れた」と感じた人はわずか5.6%に留まっており、事前準備の有無が、単に手続きの効率だけでなく、葬儀における時間的な余裕に直接影響を与えていることが、明らかになりました。
さらに、Q2で「ほとんど取れなかった」「全く取れなかった」と回答した人に準備ができなかった理由を伺ったところ、最も多かった回答が「ご逝去が突然の出来事だったため」で、62.9%を占めました。

Q4.葬儀を通じて、親御さんとの別れに気持ちの整理をつけられましたか?n=300

Q5.親御さんとの絆や思い出を、葬儀の雰囲気や演出に十分に込められたと感じますか?n=300

さらに、事前準備は心の満足度にも大きく影響していることが判明しました。「葬儀を通じて心の区切りがつけられた」と回答した人の割合は、1年以上前から準備をしていた人が38.9%に上った一方で、準備をしていなかった人では27.0%に留まっています。全体的に見ても、「準備していなかった」層と比較して準備していた層の方が期間を問わず「区切りをつけられた」と回答した人が多くなっています。故人への想いを葬儀に込めることができたかについても、同様の傾向が見られ、事前に「1年以上前から準備していた」人の38.9%が、「葬儀の雰囲気や演出に故人との絆や思い出を十分に込められた」と回答した一方で、「準備していなかった」人では10.2%に留まっています。
これらの結果から、事前準備の有無は、時間的な余裕だけでなく、故人への想いを表現する満足度や、心の整理といったご遺族の精神的な満足度に大きく影響していることが判明しました。

Q6.親御さんの葬儀に対して、後悔していることはありますか? n=300

Q7.親御さんの葬儀の際に、「もっとこうしてあげたかった」「今思えば心残りだった」と
感じたことは何ですか?n=300

親御さんの葬儀について「後悔していることがあるか」を伺ったところ、何らかの「後悔がある」と回答した人は32.3%に上り、約3人に1人が後悔を経験していることが分かりました。「もっとこうしてあげたかった」という後悔としては、「家族でもっと生前に話し合っておけばよかった」(26.0%)と「故人と最後にゆっくり面会できればよかった」(25.3%)が圧倒的上位を占める結果に。
多くの方が、故人との「最後の時間」をもっと大切にしたかったという後悔と、故人の生前の想いや希望を十分に知ることができなかったという心残りを抱えていることが判明しました。
Q8.親御さんの葬儀での故人との面会環境について、どのように感じましたか? n=300

実際、故人との面会環境について、「時間や場所に制限があり、心残りだった」(10.7%)、「面会できず寂しかった」(3.3%)という声もあり、十分な時間を確保できなかった方もいることがうかがえます。

Q9.親の葬儀について棺に何を入れてあげましたか。 n=300

Q10.親の葬儀について棺に入れられなかったが、入れたかったものはありますか。 n=300

故人の棺には「愛用品」(56.3%)や「家族との思い出の写真」(22.0%)を入れる人が多いことがわかりました。一方で、故人の棺に入れられなかったものとして、「家族との思い出の写真」(8.7%)や「手紙」(5.0%)が挙げられており、ご遺族が感謝や愛情を「もの」に込めて伝えたいという強い想いがあったことがうかがえます。
これらの結果より、ご遺族にとって、葬儀は単なる別れの場ではなく、故人との思い出を振り返り、最後の感謝を伝えるための大切な時間であると言えます。
葬儀は、単に儀式的な手続きを済ませる場ではありません。故人との思い出をじっくりと振り返り、最後の感謝や愛情を伝えるための、かけがえのない大切な時間です。だからこそ、生前のうちに親御さんと話し合い、準備を進めておくことが重要です。そうすることで、突然の別れに直面した際の慌ただしさを減らし、故人を偲ぶ心の余裕を持つことができます。事前準備によって、故人の想いをしっかりと反映した葬儀を執り行うことができ、ご自身の気持ちの整理にもつながります。
後悔の少ないお別れを迎えるためにも、まずは親御さんとの話し合いから始めてみませんか。
■会社概要
燦ホールディングスについて
燦ホールディングスグループは、東証プライム市場に上場する全国展開の専業葬儀事業者であり、葬祭業界のリーディングカンパニーとして、90年以上にわたり人の「最後」と真正面から向き合ってきました。
私たちは“まごころ”をもって故人をお見送りする時間を大切にし、シニア世代とそのご家族の一人ひとりの人生に寄り添いながら、葬儀は人生の最終章を締めくくるかけがえのない儀式だと伝えたいと考えます 。
また、ライフエンディングに対する啓蒙にも積極的に取り組み、ご本人とご家族が安心して最後を迎えるための準備を、社会全体で支える未来を目指しています。
これからも、人生100年時代を生きるすべての人にとって、「最後の時間が愛と敬意に包まれる社会」の実現に貢献してまいります。
企業名 :燦ホールディングス株式会社
東京本社 :東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館14F
TEL:03-5770-3301(代表)
FAX:03-5770-3302
大阪本社 :大阪府大阪市北区天神橋4-6-39
TEL:06-6208-3331(代表)
FAX:06-6208-3332
設立 :1944年(昭和19年)10月2日(創業1932年8月)
資本金 :25億6,815万円
従業員数 :54名(単体)、1,153名(連結)
(2025年3月末現在)
事業内容 :持株会社事業、不動産事業、管理業務受託事業
主要取引銀行:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、みずほ銀行

【燦ホールディングスグループ】
持株会社事業、不動産事業、管理業務受託事業
・燦ホールディングス株式会社
葬祭事業およびライフエンディングサポート事業
・株式会社公益社 ・株式会社葬仙 ・株式会社タルイ ・株式会社きずなホールディングス
・株式会社家族葬のファミーユ ・株式会社花駒 ・株式会社備前屋
葬祭関連事業およびライフエンディングサポート事業
・エクセル・サポート・サービス株式会社 ・ライフフォワード株式会社 ・株式会社クニカネクスト