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人工呼吸器の少年が無人島に挑む|デジタルハリウッド大学大学院 [DHGS]修了生・野口雄大監督作品 映画『Return to My Blue』が完成

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デジタルハリウッド株式会社

野口氏初のドキュメンタリー作品

 日本初の株式会社による専門職大学院で、[SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]4要素の融合をコンセプトとして、デジタルコミュニケーションを駆使し、社会に新しい産業や文化を生み出すリーダーを輩出するデジタルハリウッド大学大学院(所在地:東京・御茶ノ水、学長:杉山知之、以下本大学院)の修了生で、ドラマ・映画監督の野口雄大氏が監督を務める短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』が完成し、予告映像とプロモーション動画がこのたび公開となりました。

 人工呼吸器を必要とする少年と母の冒険を通じて「生きるとは何か」を問いかける本作は、野口氏初のドキュメンタリー作品です。

プロモーション動画(5分)

https://www.youtube.com/watch?v=LsO0bqSmvcs

予告URL

https://www.youtube.com/watch?v=U06eP6Y4E7g

■作品について

短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』は、人工呼吸器を必要とする車椅子の少年と母が、電気も水もない無人島への冒険に挑む姿を描いた作品です。医師やボランティアの小さなチームに支えられながら、不可能と思われる環境へと踏み出す二人の挑戦。その過程で見せる少年の笑顔や、支える人々の思いは、「生きるとは何か」を静かに問いかけます。“障がい”や“支援”という枠組みを超えて、小さな勇気がポジティブな生の力を映し出す、希望に満ちたドキュメンタリーです。

タイトル:Return to My Blue

ジャンル:短編ドキュメンタリー

時間:38分56秒

監督:野口 雄大(Yuta Noguchi)

プロデューサー:野口 雄大(Yuta Noguchi)

中臺 孝樹(Takaki Nakadai)

作品ホームページ:https://return-to-my-blue.studio.sit

■プロジェクト背景と想い

 

本作のきっかけは、作家・高橋歩氏の「障がいを抱えた子どもたちと無人島に行くツアーの映像を記録してほしい」という一言でした。事前の説明会では、「船から車椅子が落下した場合の対応」「ドクターヘリの派遣可否」といった、生死に直結する現実的な課題が議論されました。監督・野口雄大は初めてのドキュメンタリー制作に挑むにあたり、不安を抱えながらも無人島での撮影に臨み、撮影を通じて、「障がい者」「健常者」という区分を超え、人が生きる姿そのものに向き合う時間を過ごしました。少年が母に抱かれて海に入った瞬間に見せた笑顔は「光」そのものでした。野口監督は涙を流しながら、その光を夢中でカメラに収めました。本作には、その現場で目の当たりにした体験が記録されています。

■野口雄大監督からのメッセージ

一人でも多くの方に、あの日の圧倒的な光を届けたい。それが自分に与えられた使命だと感じています。この映画を観た方が、それぞれの心の“Blue”に還ることができたら、それ以上の喜びはありません。

真の“純粋さ”とは何かを感じてもらいたい。そのためにこの映画をつくりました。さぁ、映画を通じて、一緒に無人島へ、冒険の旅に出かけましょう!

《関連リンク一覧》

公式ホームページ:https://return-to-my-blue.studio.site

プロモーション動画5分URL:https://www.youtube.com/watch?v=LsO0bqSmvcs

予告URL:https://www.youtube.com/watch?v=U06eP6Y4E7g

クラウドファンディング:https://ubgoe.com/projects/991

■プロフィール

 

野口 雄大/Yuta Noguchi

監督・撮影・プロデューサー

日本大学芸術学部卒業。デジタルハリウッド大学大学院修了。2008年よりドラマ制作を開始し、数多くの作品を手がける。

近年の監督作は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』『エール』、大河ドラマ『どうする家康』など。

よるドラ『恋せぬふたり』は第40回向田邦子賞、第59回ギャラクシー賞「特別賞」、第77回文化庁芸術祭賞「優秀賞」を受賞。

プライベートの活動として、2023年に脚本・監督・プロデューサーとして制作した短編映画『さまよえ記憶』は、アメリカのフォートローダーデール映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、国内外多くの映画祭で受賞・入賞を果たす。今作品は、初のドキュメンタリー作品となる。現在は長編映画を準備中。

野口氏のプロフィールサイト:https://lit.link/yutanoguchi

■映画づくりへの想い

大学院の修了課題として制作し、世界中の映画祭で賞をいただいた、短編映画『さまよえ記憶』

そして今作『Return to My Blue』へと歩みを進める私の映画制作の原点には、祖父の存在があります。

祖父は戦後、シベリア抑留という極限の環境を生き抜き、生還した人でした。祖父が帰ってきてくれたからこそ、私はいまここに存在しています。

晩年の祖父は、病で衰弱し声も出せず、俳句を愛した人でありながら句を詠むこともできませんでした。私はその姿、そして真っ白のページが続く俳句帳を前に、深い悲しみを覚えていました。
ですがある日、病院の廊下の七夕飾りの前で、祖父に短冊とペンを渡してみたのです。もう書けないだろうと半ば諦めながら…。驚くことに、その手は、ふるえながらもゆっくりと動きました。
そして書かれた一言は――

「なあにを書うかな!!」

そこには、死が迫るなかでも創作の灯を消さず、最後までユーモアと茶目っ気を失わなかった祖父の姿がありました。私は強く心を打たれました。「おじいちゃんは、最期までおじいちゃんだ」と。
それが、私にとって祖父の最期の姿となりました。

しかし同時に、私は深い後悔を抱きました。

最も身近な存在でありながら、祖父の人生を記録に残すことができなかったからです。人の物語を描く仕事をしていながら、一番近い存在である祖父の物語を遺せなかった――。
この後悔が、私の心の奥底に、ずっと刻まれています。
だからこそ、祖父の死後、心に誓いました。

「自分にしか残せないものがあるのなら、それを一つでも多く、この世に遺していこう」

それが、私にとって祖父への唯一の恩返しであり、映画をつくり続ける理由です。

今作『Return to My Blue』も、まさにその誓いの延長線上にあります。自分にしか記録できなかった光景と物語を刻み込んだ作品です。

一人でも多くの方に届けたい。その想いでいっぱいです。どうか、力をお貸しください。

■クラウドファンディングの目的と展望

 

本作『Return to My Blue』は、劇場公開や配信が決まっている作品ではありません。そのため、本作はまずクラウドファンディングのリターンとして配信される予定です。その後、日本全国、そして世界へと上映拡大を目指します。

※なお、本クラウドファンディング活動は野口氏ら、制作チームで行っているものであり、デジタルハリウッド大学大学院は一切関与しておりません。

目標金額:2,000,000円

募集期間:2025年9月5日(金)~11月30日(日)23:59

資金の使い道:撮影機材、編集・音楽制作などのポストプロダクション費用、完成披露試写会(映画館貸し切り・出演者が安心して参加できる環境づくり)など

支援が集まれば、国内上映や世界の映画祭への出品、そして本作品の出演親子も参加できる上映体験の実現など、さらなる挑戦を行う予定です。

 

クラウドファンディング支援ページ:https://ubgoe.com/projects/991

【『Return to My Blue』に関するお問い合わせ】
スタジオなあに Studio NAANI

myblue0907@gmail.com

【デジタルハリウッド大学大学院について】

https://gs.dhw.ac.jp/

日本初の株式会社立の専門職大学院として2004年に開学。

超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和5年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中13位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。

本大学院では、本学在籍の院生・修了生の起業・事業支援に注力しております。デジタルコミュニケーション領域での産学協同研究にご興味をお持ちの方、本学への入学を検討されている方、また企業の皆様は下記よりお気軽にお問い合わせください。

【デジタルハリウッド大学大学院に関するお問い合わせ】

デジタルハリウッド大学大学院事務局

Mail:daigakuin@dhw.ac.jp

※上記お問い合わせ先は、映画『Return to My Blue』に関するお問い合わせは受け付けておりませんのでご了承ください。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月9日 15時00分)

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