ビボテックジャパン株式会社
VIVOTEKのナンバープレート認証カメラ「IP9165-LPR-v2 JPN(12–40mm)」を活用したインテリジェント・トラフィック・ソリューション
インテリジェントなセキュリティソリューションで社会の信頼に応える、グローバルリーダー VIVOTEK Inc.(本社:台湾・新北市 TWSE: 3454 以下ビボテック)のナンバープレート認証カメラ「IP9165-LPR-v2 JPN(12–40mm)」が、京阪バス株式会社 枚方営業所さま(以下敬称略)の運営する「バス入出庫管理システム」に導入されました。

導入の背景:
地域交通の要・京阪バスが挑む次世代の車両管理
京阪バスは1922年に設立され、100年以上にわたり公共交通サービスを提供している歴史ある公共交通事業者です。大阪・京都・滋賀の二府一県にまたがる広範なネットワークを持ち、毎日1万人以上の利用者を安全・快適に運んでいます。
清水寺(京都)や道頓堀(大阪)といった観光名所を巡る路線のほか、2025年4月から開催されている国際博覧会「大阪・関西万博」会場への直行便も運行しており、地域の移動手段としてだけでなく、日本全体のインバウンド受け入れ強化にも貢献しています。数ある営業所の中でも、枚方営業所は最も多くの車両を管理しており、京阪バスの中核拠点として重要な役割を担っています。
この営業所における車両管理や人員配置の効率化を図るため、京阪バスはVIVOTEKのLPRカメラを活用したインテリジェント・トラフィック・ソリューションを採用しました。

課題:
車両増加と人手不足の中で求められた“脱アナログ”
2025年3月23日に行われた営業所の移転に伴い、枚方営業所では駐車エリアが拡張され、車両台数も約120台に増加しました。これにより、より効率的な車両管理体制の構築が急務となりました。
また移転前から、バスの駐車位置を確認する作業はアナログで行われており、乗務員が帰庫後に一台一台の駐車場所を目視で確認し、ホワイトボード上に車両番号をマグネットで表示・把握する手作業が中心で、業務負担の大きい運用でした。
さらに、2024年4月に改正されたバス運転者の労働時間に関する改善基準告示の影響で、深刻な運転士不足が加速。業務のデジタル化によって現場の負担を軽減することが、これまで以上に急がれるようになりました。
京阪バスでは、特に車両台数が最多で日々の運行量も多い枚方営業所において、アナログだった駐車管理業務をデジタル化し、日常業務の効率化と省力化の実現を目指しました。

導入したソリューションと効果:
“見える化”された駐車位置が、現場をスムーズに
京阪バスは、アイ・ビー・エス・ジャパン株式会社およびモバイルクリエイト株式会社との連携のもと、VIVOTEKのナンバープレート認証(LPR)技術を活用した「バス入出庫管理システム」を導入しました。
採用されたカメラは、VIVOTEKのLPR専用モデル「IP9165-LPR-v2 JPN(12–40mm)」です。LPRカメラは営業所内の複数箇所に設置されており、バスの入出庫や駐車時に、ナンバープレートをリアルタイムで読み取ることができます。

読み取ったデータはシステム上で処理され、各車両の最新の検知位置が特定されます。この情報は営業所内のデジタルサイネージに表示され、乗務員は自分の担当車両の位置をすぐに確認できるため、点呼や出発準備時の時間ロスや混乱を防ぐことができます。
これまでアナログで行っていた駐車管理をデジタル化したことで、業務効率が大幅に向上。乗務員および営業所スタッフ双方の負担軽減にもつながっています。
導入のメリット:
VIVOTEKのソリューションを採用したことで、京阪バスでは次のようなさまざまなメリットが得られました。
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安定した性能
カメラの評価結果は非常に良好で、認識精度の高さによりシステム全体の信頼性に対する安心感が得られました。VIVOTEKのLPRカメラは、午後の強い日差しなど逆光下でも映像の白飛びを抑えるWDR Pro技術や、夜間・暗所でもナンバープレートを鮮明に捉えるSNV(Supreme Night Visibility)機能を備えており、高いパフォーマンスを発揮しています。
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直感的で使いやすい設定
他社製品と比べて、VIVOTEKのシステムは設定がより直感的でわかりやすく、スムーズに導入できました。
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充実したローカルサポート
アイ・ビー・エス・ジャパンによる現地対応を含むサポート体制は、他社に比べて迅速かつ丁寧で、大きな安心感につながりました。 -
既存システムとの高い互換性
導入先の入出庫管理システムとの互換性が高く、データ連携もスムーズだったことから、システム統合をスピーディーかつ円滑に進めることができました。

お客様の声
京阪バス株式会社 枚方営業所様
「システム導入後は、運用環境に合わせて細かな設定調整を行いながら、性能を継続的に確認してきました。その結果、認識精度は長期間にわたって高く安定した状態を維持しています。」 「長期的な保守サポートが受けられるという安心感も、大きな導入の決め手となりました。」
システムインテグレーター:モバイルクリエイト株式会社様
「今回のようなソリューションベースの案件は初めての取り組みで、まさにゼロから手探りでのスタートでしたが、アイ・ビー・エス・ジャパン様の手厚いサポートのおかげで、無事に立ち上げることができました。」 「カメラソリューションを実際に扱うことで貴重な経験が得られ、大きな自信にもつながりました。この成功事例を通じて、今後のLPRの提案や展開にも自信を持って取り組めそうです。」
VIVOTEKの製品・サービスに関するお問い合わせは、下記よりご連絡ください。
ビボテックジャパン株式会社
TEL: 03-6811-5460 / EMAIL: salesjp@vivotek.com
所在地 : 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目 11-25 デルタ田町本社ビル6階

VIVOTEKについて
VIVOTEKは、2000年に台湾で設立され、2011年には台湾証券取引所に上場(証券コード:3454)しました。これまでに世界中で戦略的パートナーシップを築き、100カ国以上において200社を超える認定代理店と協力しています。また、米国、日本、オランダ、インド、メキシコに子会社またはオフィスを展開しています。
20年以上の経験を有するVIVOTEKは、映像および音声技術において業界で高く評価されており、台湾を拠点に研究開発・生産・製造を行っています。IPカメラ、映像管理ソフトウェア、クラウド型セキュリティサービスの開発に注力するとともに、AIやエッジコンピューティングを統合したソリューションを提供しています。
2017年には、パワーマネジメント分野のグローバルリーダーであるデルタグループに加わり、同社のビルオートメーション事業における重要な柱として、安全性とスマート化に貢献しています。
2021年のリブランド以降、VIVOTEKは「より安全に、よりスマートに、より持続可能な未来へ」を目指し、今年はブランドスローガン「We Get The Picture」のもと、「MAKE TOMORROW EASIER, TODAY!(今日、明日をもっと簡単に。)」キャンペーンを展開しています。今後も、世界で最も信頼されるセキュリティブランドを目指してまいります。
詳細は、VIVOTEK公式ウェブサイト(http://www.vivotek.com)をご覧ください。
日本法人 ビボテックジャパン株式会社について
ビボテックジャパン株式会社は、グローバルに展開するIP監視ソリューションメーカー「VIVOTEK Inc.」の日本法人として、2018年に設立されました。
以来、日本市場における事業拡大を目指し、国内のお客様のニーズに合った製品やサービスのご提案、導入支援、技術サポートなどを幅広く行っております。
日本独自の市場環境やお客様の声を大切にし、柔軟かつきめ細やかな対応で信頼を築いてきました。
今後もVIVOTEKの技術力とグローバルネットワークを活かしながら、日本のお客様にとって「安心・安全・使いやすい」監視ソリューションを提供してまいります。