GumGum(ガムガム)
MLB、NBA、NFL、NHL、MLS、プレミアリーグ、そしてF1が導入するスポンサーシップ評価プラットフォームが、日本およびアジア市場でも利用可能に。(株)電通との連携も始動。

Relo Metrics(レロメトリクス、本社:米国カリフォルニア州)は、コンピュータビジョン解析とダッシュボード機能を備えたスポンサーシップ評価プラットフォームを、日本国内のスポンサー企業やスポーツリーグ・チーム向けに正式提供開始したことを発表しました。
これまで、JリーグやBリーグに所属するクラブチーム、スポンサー企業、広告会社、動画配信プラットフォームとのパイロット運用を通じて実績を重ねてきた同社は、今後、日本およびAPAC市場における本格展開を推進し、グローバル水準のスポーツビジネスの持続的な成長に貢献してまいります。
これまで当社はグローバルにおいて電通グループ各社との協業を展開してまいりました。今回、その取り組みをさらに発展させ、国内においても(株)電通と連携し、スポーツ分野におけるスポンサーシップの評価業務を開始いたしました。 両社の取り組みにより、Relo Metricsの強みである高度なデータ解析と可視化技術を活かし、スポンサーシップ戦略の高度化・最適化に取り組みます。
※ Relo Metrics(法人名:GumGum Sports, Inc.)は、米国GumGumグループの一員です。
◾️ スポンサーシップ分析プラットフォーム「Relo Metrics」とは
本プラットフォームでは、試合映像に映るロゴやブランド露出をアセット単位で自動検出し、露出品質を評価。媒体別・試合別の露出量やメディアバリューをこれまでにない精度で可視化します。
テレビや配信映像に加え、XやInstagram、TikTokなど主要SNSでの露出価値も詳細に捉えることで、クロスチャネルでの一貫した効果測定が可能です。
取得したデータはダッシュボードに集約され、施策のパフォーマンスを継続的に分析・改善するための基盤として活用できます。これにより、従来の手作業や外部技術に依存した評価手法から脱却し、信頼性と透明性を備えたデータドリブンな意思決定を支援します。

なお、Relo Metricsでは2025年より、NVIDIAのマルチモーダルAI技術を活用し、ブランド露出の検出精度と解析スピードをさらに向上しています。これにより、複雑な映像環境下でも高精度なロゴ検出が可能となり、テレビ・配信・SNSを問わず、あらゆる媒体で一貫したスポンサーシップ価値測定を実現しています。

◾️スポンサーシップ評価における現状と課題
スポンサーシップ市場の拡大に伴い、ブランド・権利元・広告会社など関係者間で、投資効果を公平に評価・比較するための共通指標整備が重要な課題となっています。
特に日本市場では、標準化やデジタル対応が遅れており、以下のような課題が残されております。
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感覚的な評価が中心で、データに基づく客観的な評価が後回し
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定量的な評価指標が不明確で、ブランド価値算出や施策改善に活かしづらい
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テレビ中心の指標設計に偏り、SNSや配信など新メディア対応が遅れている
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プロジェクト単位のレポートが多く、継続的・横断的なデータ比較が難しい
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レポーティングの頻度や粒度が低く、意思決定に活用しづらい
こうした状況を打破するために、Relo Metricsはコンピュータービジョン技術と専用ダッシュボードを活用し、スポンサー露出を正確かつタイムリーに可視化・一元管理する新しいアプローチを提供します。
◾️ Relo Metricsが選ばれる理由
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コンピュータビジョン解析:独自AIモデルで試合映像内のロゴや広告枠をアセット単位で自動解析し、露出価値を高精度に算出。手作業や外部ツールに依存せず、信頼性の高い分析を実現。
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NVIDIA連携による性能強化:最新マルチモーダルAIにより、複雑な映像環境下でも高精度・高速処理を維持。
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クロスチャネル測定:テレビ放送や配信に加え、X、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなど主要SNSもカバー。各チャネルでのブランド露出を一元的に可視化。
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End-to-Endメディアモニタリング:ソーシャルリスニングツール「Meltwater」との連携により、SNS投稿からニュース記事まで一貫してモニタリング。
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クラウドネイティブなデータ連携基盤:Snowflake Global Sports Data Cloudとの連携で、スポーツ業界全体でのデータ共有・分析・シンジケーション(外部媒体との連携)に対応。
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準リアルタイムダッシュボード:テレビ・配信・SNSの露出価値をオンラインで一元可視化。映像はフレーム単位、SNSは投稿単位でメディア価値を把握でき、効果分析や次の施策に役立つデータ抽出が可能。
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共通評価指標:全競技・イベントにおいて、統一基準に基づいた評価を実現し、異なる競技・イベント間でも横断的なベンチマーク比較が可能。
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拡張性:オンラインメディア・音声・スタジアム内露出にも対応可能。また複数データソースを統合した高度分析にも対応予定。
◾️ 日本で提供する主な機能とサービス
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放送・配信・SNSデータをまとめて可視化するダッシュボード機能
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ダッシュボード上での自動レポート生成
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国内外のスポーツ中継・配信映像でのブランド露出価値の測定
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特定の大会・シーズン・試合に関連したニュース・情報番組での露出評価
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主要SNS(X、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok)の露出価値の測定
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日本円または米ドルでのメディアバリュー(広告換算価値)表示
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MLB、NBA、NFL、NHL、MLS、F1を含む世界の主要リーグとのベンチマーク比較
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露出効果の高い掲出位置を特定するためのパフォーマンス分析
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オープンAPIアーキテクチャによるデータ連携
◾️ Relo Metrics CEOコメント(Jay Prasad)
「日本は世界でも最も洗練されたスポーツ市場の一つであり、スポンサーシップに対する理解や期待も非常に高い国です。Relo Metricsは米国や欧州の主要リーグで培った技術とノウハウを活かし、日本のパートナーとともに、スポンサーシップの価値を可視化し、最大化する支援をしていきたいと考えています。
今回の日本展開は単なる市場参入ではなく、本格的な投資と長期的な関与のスタートを意味します。今後もプロダクトのローカライズやサポート体制の強化を進め、日本のお客様のニーズに応えるべく継続的な進化を目指してまいります。」
◾️ Relo Metrics 日本事業責任者コメント(若栗 直和)
「日本ではスポンサーシップ効果測定が十分に体系化されていないケースが多く、特にテレビ・配信・SNSを横断した一貫性のある分析に課題がありました。Relo Metricsは、こうした状況を変える新しいスタンダードを提供できると確信しています。
今後はさらに多くのリーグ、チーム、スポンサー、エージェンシーの皆様と共に、日本のスポーツビジネスの発展に貢献してまいります。あわせて、市場の声を踏まえたサービス強化や、日本独自のニーズに対応した開発投資にも積極的に取り組んでいく考えです。」
◾️ お問い合わせ
Relo Metricsのプラットフォームは、既に日本国内でご利用いただくことが可能です。サービスに関するお問い合わせやデモ依頼は以下までご連絡ください。
▼ お問い合わせフォーム(日本語でのお問い合わせ可)
https://relometrics.com/contact-us
▼ メールでのお問い合わせ
japan@relometrics.com
◾️ Relo Metricsについて
Relo Metrics(レロメトリクス)は、ライブスポーツやエンターテインメント領域におけるスポンサーシップの効果測定を革新する、AI技術を活用した分析プラットフォームです。コンピュータビジョン、機械学習、リアルタイム分析を組み合わせることで、高精度かつ自動化されたインサイトを提供し、スポンサーシップのROI(投資対効果)を最大化しながら、的確な意思決定を支援します。
◾️ 会社概要
会社名: GumGum Sports, Inc. (dba Relo Metrics)
本社所在地:2419 Michigan Ave Suite A, Santa Monica, CA 90404, USA
設立: 2017年
代表者: Jay Prasad(ジェイ・プラサード)
事業内容: AIを活用したスポンサーシップ効果分析プラットフォームの開発・提供
対応分野: スポーツ・エンターテインメント領域のスポンサーシップ測定および分析
提供エリア: 北米、欧州、日本およびアジア太平洋地域
公式サイト: https://www.relometrics.com
<報道関係お問い合わせ先>
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Rina Yoshida(吉田 梨南), Marketing Manager, GumGum Japan, rina.yoshida@gumgum.com
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Naokazu Wakaguri(若栗 直和), GTM Advisor – APAC, Relo Metrics, naokazu.wakaguri@relometrics.com
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Hannah Shain, VP Marketing, Relo Metrics, hannah.shain@relometrics.com