IDP Education Japan合同会社
世界での年間受験者数が400万人を超えるグローバルな英語4技能テスト「IELTS(アイエルツ)」を運営するIDP Education(本社:オーストラリア・メルボルン、代表取締役社長:Tennealle O’Shannessy、以下 IDP)は、この度、大妻中野中学校・高等学校(所在地:東京都中野区、校長:諸橋隆男)を、全国の女子校として初めて「IELTS推進校」として認定いたしました。

世界に近づくための「経験」としてのIELTS
大妻中野中学校・高等学校では、IELTSを単なる語学試験としてではなく、「世界に近づくためのプラットフォーム」、そして「グローバルの土俵に乗るための経験」として位置づけています。大学入試への活用はもちろん、大学入学後に英語で専門分野を学び、将来国際社会で活躍するための準備としてIELTSを重視し、生徒たちが早期から世界標準の英語力に触れ、明確な目標に基づいて学ぶ環境を整えています。
その一環として、同校では、2018年よりIDP Educationに認定されたIELTS公式テストセンターパートナーである、日本スタディーアブロードファンデーション(JSAF)と連携し、年に2回、校内で公式のIELTS試験を実施しています。対象は、グローバルリーダーズコース(GLC)生だけでなく全校の生徒です。「みんなで受ける」という意識のもと、IELTSが特別な試験ではなく、「日々の学習に根差した実践の機会」「日常の学習の延長線上にある実践の場」として定着しており、慣れ親しんだ校内での受験機会が生徒の意欲と安心感を高めています。
実践的なカリキュラム設計と高大・世代間連携
2016年度に開設されたGLCでは、ネイティブ教員と日本人教員が連携してカリキュラムを構築。IELTSのSpeakingやWritingに対応する発信型授業が日常的に展開されており、さらに週1回、80分間の課外IELTS対策講座も実施しています。英検3級〜準2級程度レベルからでも参加可能で、学年やコースを超えたスキル育成が図られています。
こうした実践を支えているのが、言語学博士である大妻女子大学教授の服部孝彦氏です。2011年より本校の教育アドバイザーを務め、スピーキング講座や模擬面接を通じて生徒一人ひとりの成長をサポート。また、卒業生による「グローバルチューター制度」では、先輩が後輩をIELTS対策や進路面で支援するなど、世代を超えた学びの循環も本校の特色です。
さらに、これまで多くの卒業生を輩出してきた法政大学グローバル教養学部(GIS)との高大連携協定も2025年4月に新たに締結。GISの教育支援のもと、模擬授業や大学生との交流を通じて、生徒の英語運用力や国際的視座をさらに広げる環境が整っています。
IELTSで実現する、国内外を問わないボーダレスな進路選択
大妻中野では、IELTSスコアを活用することで、国内外を問わず幅広い進路の選択肢を実現しています。これまでにも、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、ICUなどの英語学位プログラムへの進学実績を重ねてきました。また、2024年度には、アメリカのワシントン大学やUCサンディエゴ、カナダのサイモンフレーザー大学など、複数の卒業生が海外のトップ大学への進学を果たしており、IELTSがその確かな土台となっています。

グローバル・センター長 水澤 孝順 教頭先生コメント
本校では、IELTSを単なる語学試験ではなく、大学入学後の学びや将来のキャリアに直結する実践的な力を測るツールとして位置づけています。特に、対面形式のスピーキングテストや、多様な英語が出題されるリスニングは、生徒たちが国際社会で求められる感覚や対応力を育む、非常に良い機会となっています。また、定期的な校内実施を通じて、IELTSは「特別な試験」ではなく、日常に根ざした“当たり前の学び”として生徒に定着しています。今後も、生徒一人ひとりの進路の選択肢と可能性を広げる、本校のグローバル教育の柱として、IELTSを最大限に活用してまいります。
IDP Educationの高校向けIELTS活用支援
IDP Educationは、日本国内の高校向けにグローバル教育におけるIELTSの活用を支援する以下の取り組みを積極的に行っています。
1.IELTSの模擬試験と本試験の団体受験の実施
2.英語教員向け、IELTS指導セミナーの開催
3.生徒向けIELTSの試験概要や勉強法のセミナー開催
4.IDP公認のIELTSエキスパートによるワークショップの開催
5.高校教員のIELTS本試験の受験料助成制度
全国に「IELTS推進校」が増えるよう、今後も高校に向けた支援を進めてまいります。
IELTS推進校の事例紹介:
https://ieltsjp.com/japan/about/ielts-for-teachers/suishinko

大妻中野中学・高等学校について
東京都中野区にある大妻中野中学校・高等学校は、創立以来「品格ある女性の育成」を教育理念に掲げ、伝統と革新を融合させた教育を展開しています。近年では国際教育に注力し、2016年度に設置されたグローバル・リーダーズ・コース(GLC)を核として、英語4技能の育成、異文化理解、課題解決力の習得を重視した学びを推進しています。
▶️公式サイト:https://www.otsumanakano.ac.jp/

一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)について
JSAFは、IELTS共同所有者IDP Educationから認定されたIELTS公式テストセンターです。JSAFでは、IELTS受験機会拡大と受験環境向上のため、「受験者中心」のテスト実施をモットーに、各地でIELTS公式テストを実施しています。またJSAFでは、海外大学進学プログラム情報提供やガイダンスの提供を行っており、提携校の国際化にIELTSと貢献することを目指しています。
▶️公式サイト:https://jsaf-ieltsjapan.com/

IDPについて
1969年にオーストラリア政府によって設立されて以来、50年以上にわたり、英語圏への留学を支援してきました。世界30か国・90拠点にオフィスを構えるグローバルなネットワークを構築しているほか、IELTSの共同所有者でもあります。日本では、2016年に最初の公式テストセンターを開設して以来、全国でIELTSの試験機会拡充に努めています。
▶️公式サイト: https://www.ieltsjp.com