ショッピージャパン株式会社(Shopee Japan)
~越境EC成功の鍵は戦略的サポート活用にあり~
東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(本社:東京都中央区、以下:ショッピージャパン)は、越境ECで月商100万円を突破した経験のある越境EC担当者111名を対象に、越境ECの月商100万円の壁に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

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01|3割以上が、「6ヶ月~1年未満」で月商100万円の壁を突破
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02|最も売上貢献度が高かった販売国、第1位「シンガポール」、第2位「マレーシア」
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03|94.6%が、越境ECの実施過程で外部サポートを活用、その内容「商品ページ翻訳やローカライズ支援」や「セラー向けセミナーやオンライン講座」が上位に
■調査概要
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調査名称:越境ECの月商100万円の壁に関する実態調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2025年8月19日〜同年8月20日
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有効回答:越境ECで月商100万円を突破した経験のある越境EC担当者111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「shopee」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■越境ECで月商100万円の壁を突破するまでの期間、「6ヶ月~1年未満」が32.4%で最多
「Q1.あなたが越境ECで月商100万円の壁を突破するまでに、始めてからどの程度の期間がかかりましたか。」(n=111)と質問したところ、「6ヶ月~1年未満」が32.4%、「3ヶ月~6ヶ月未満」が24.3%、「1年~2年未満」が21.6%という回答となりました。

・3ヶ月~6ヶ月未満:24.3%
・6ヶ月~1年未満:32.4%
・1年~2年未満:21.6%
・2年~3年未満:9.0%
・3ヶ月未満:7.2%
・3年以上:5.4%
・わからない/答えられない:0.0%
■越境ECで月商100万円の壁を突破する際に、最も売上貢献度が高かった販売国・地域、第1位「シンガポール」
「Q2.越境ECで月商100万円の壁を突破する際に、最も売上貢献度が高かった販売国・地域を教えてください。」(n=111)と質問したところ、「シンガポール」が31.5%、「マレーシア」が26.1%、「フィリピン」が18.0%という回答となりました。

・シンガポール:31.5%
・マレーシア:26.1%
・フィリピン:18.0%
・ベトナム:11.7%
・タイ:7.2%
・その他:2.7%
ー韓国
・わからない/答えられない:2.7%
■越境ECで月商100万円の壁を突破する前の課題、約6割が「現地の競合や市場動向の情報収集ができていなかった」と回答
「Q3.あなたが越境ECで月商100万円の壁を突破する前に、課題に感じていたことを教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「現地の競合や市場動向の情報収集ができていなかった」が59.5%、「商品の魅力を現地顧客に伝える方法がわからなかった」が47.7%、「広告やマーケティングのノウハウが不足していた」が43.2%という回答となりました。

・現地の競合や市場動向の情報収集ができていなかった:59.5%
・商品の魅力を現地顧客に伝える方法がわからなかった:47.7%
・広告やマーケティングのノウハウが不足していた:43.2%
・越境ECプラットフォームの機能やシステムを使いこなせていなかった:41.4%
・どの施策を打っても効果が薄く次の打ち手がわからなかった:36.9%
・現地の文化や商習慣を理解できていなかった:27.9%
・物流や配送の最適化方法がわからなかった:22.5%
・相談できる専門家や仲間がいなかった:15.3%
・わからない/答えられない:0.9%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
■月商100万円の壁を突破するために実施した施策、「Web広告」や「現地イベントの参加・主催」が上位
「Q4.月商100万円の壁を突破するために、実施した施策を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「Web広告」が63.1%、「現地イベントの参加・主催」が50.5%、「SEO対策」が47.7%という回答となりました。

・Web広告:63.1%
・現地イベントの参加・主催:50.5%
・SEO対策:47.7%
・SNSマーケティング:45.9%
・ECモールへの出店:44.1%
・ECモール上でのプラットフォーム広告:32.4%
・メールマーケティング:17.1%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■Q4の項目のうち、最も月商100万円の壁を突破するために貢献した施策は、「SNSマーケティング」(26.1%)
Q4で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した施策の中で、最も月商100万円の壁を突破するために貢献した施策は何ですか。」(n=111)と質問したところ、「SNSマーケティング」が26.1%、「Web広告」が24.3%、「現地イベントの参加・主催」が17.1%という回答となりました。

・SNSマーケティング:26.1%
・Web広告:24.3%
・現地イベントの参加・主催:17.1%
・ECモールへの出店:11.7%
・SEO対策:10.8%
・ECモール上でのプラットフォーム広告:4.5%
・メールマーケティング:2.7%
・特にない:2.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■月商100万円の壁を突破するために工夫したこと、「現地市場に合わせて価格を最適化した」が64.0%で最多
「Q6.あなたが、月商100万円の壁を突破するために工夫したことを教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「現地市場に合わせて価格を最適化した」が64.0%、「購入後レビューを促進し口コミの獲得を増やした」が51.4%、「商品ページの翻訳精度と画像を全面リニューアルした」が47.7%という回答となりました。

・現地市場に合わせて価格を最適化した:64.0%
・購入後レビューを促進し口コミの獲得を増やした:51.4%
・商品ページの翻訳精度と画像を全面リニューアルした:47.7%
・商品数とバリエーションを大幅に増やした:39.6%
・季節イベントや現地の大型セールに合わせて販促企画を実施した:39.6%
・英語や現地語のカスタマー対応体制を整備した:31.5%
・検索順位を上げるためタグ設定やキーワード最適化を行った:28.8%
・複数マーケットへ同時出店して販売チャネルを拡大した:15.3%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■「色んな仕事をして関係を作る」や「その地域にあった商品や施策を考えた」などの工夫も
Q6で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、月商100万円の壁を突破するために工夫したことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「色んな仕事をして関係を作る」や「その地域にあった商品や施策を考えた」など47の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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徹底的な市場調査をおこない年代別のターゲットを絞り込んだこと。
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広告活動。
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節約を行うこと。
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色んな仕事をして関係を作る。
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現地の人の口コミを参考にする。
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とにかく現地に赴き色んな人と接触しました。
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その地域にあった商品や施策を考えた。
■94.6%が、越境ECで月商100万円を突破する過程で、「外部のサポートサービスを活用」
「Q8.あなたは、越境ECで月商100万円を突破する過程で、外部のサポートサービスを活用しましたか。」(n=111)と質問したところ、「積極的に活用した」が36.0%、「必要に応じて活用した」が58.6%という回答となりました。

・積極的に活用した:36.0%
・必要に応じて活用した:58.6%
・ほとんど活用しなかった:0.9%
・全く活用しなかった:3.6%
・わからない/答えられない:0.9%
■活用した外部サポート、「商品ページ翻訳やローカライズ支援」や「セラー向けセミナーやオンライン講座」など
Q8で「積極的に活用した」「必要に応じて活用した」と回答した方に、「Q9.あなたは、どのようなサポートサービスを活用しましたか。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「商品ページ翻訳やローカライズ支援」が69.5%、「セラー向けセミナーやオンライン講座」が51.4%、「SNS広告運用やインフルエンサー活用支援」が51.4%という回答となりました。

・商品ページ翻訳やローカライズ支援:69.5%
・セラー向けセミナーやオンライン講座:51.4%
・SNS広告運用やインフルエンサー活用支援:51.4%
・配送サービス:40.0%
・多言語カスタマーサービスのアウトソーシング:37.1%
・ECプラットフォーム構築や運営代行:24.8%
・フラッシュセールやライブコマースなどのキャンペーンの招待:19.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■98.0%が、外部のサポートサービスの活用が、月商100万円の壁の突破に「影響があった」と回答
Q8で「積極的に活用した」「必要に応じて活用した」と回答した方に、「Q10.外部のサポートサービスの活用が、月商100万円の壁の突破にどの程度影響があったと思いますか。」(n=105)と質問したところ、「かなり影響があったと思う」が38.1%、「やや影響があったと思う」が59.9%という回答となりました。

・かなり影響があったと思う:38.1%
・やや影響があったと思う:59.9%
・あまり影響はなかったと思う:1.0%
・全く影響がなかったと思う:1.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■まとめ
今回は、越境ECで月商100万円を突破した経験のある越境EC担当者111名を対象に、越境ECの月商100万円の壁に関する実態調査を実施しました。
まず、越境ECで月商100万円の壁を突破するまでの期間については、「6ヶ月~1年未満」が32.4%で最も多く、次いで「3ヶ月~6ヶ月未満」が24.3%となり、約6割が1年以内に突破していることが明らかになりました。売上貢献度が最も高かった販売国・地域では「シンガポール」が31.5%で第1位、「マレーシア」が26.1%で第2位となっています。壁を突破するために実施した施策については、「Web広告」が63.1%で最多となり、工夫したこととしては、「現地市場に合わせて価格を最適化した」(64.0%)や、「購入後レビューを促進し口コミの獲得を増やした」(51.4%)が挙げられました。最後に、外部サポートサービスの活用については、94.6%が活用しており、特に「商品ページ翻訳やローカライズ支援」(69.5%)や、「セラー向けセミナーやオンライン講座」と「SNS広告運用やインフルエンサー活用支援」(それぞれ51.4%)で高い利用率を示し、98.0%が外部サポートサービスの影響を肯定的に評価しています。
今回の調査では、越境ECにおける月商100万円の壁突破の実態が明らかになりました。デジタル化が進む現代において、越境ECは企業の海外展開における重要な戦略の一つとなっていますが、文化の違いや現地市場の理解不足など、多くの企業が様々な課題に直面しています。特に注目すべきは、成功企業の大多数が外部のサポートサービスを積極的に活用していることです。これは、越境ECの成功には単独での取り組みではなく、専門知識やノウハウを持つパートナーとの戦略的な連携が不可欠であることを示しています。越境ECで持続的な成長を実現するためには、包括的なサポート体制の構築と活用が重要な成功要因と言えるでしょう。
■ショッピージャパン株式会社 概要
Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームです。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現しています。
Shopeeはシンプルかつ安全で魅力的なEコマースプラットフォームを世界中の消費者の方々に提供し、毎日何百万人もの人々がショッピング体験を楽しんでいます。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がEコマースで成功するための支援に尽力しています。
Shopeeは世界をリードする消費者向けインターネット企業であるSea Limited(シンガポール本社、ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場)のグループ企業(子会社)です。 Shopeeに加えて、Seaの他のコアビジネス、デジタルエンターテインメント部門であるGarena、デジタル金融サービス部門であるSeaMoneyとテクノロジーを通じて消費者や事業者の生活を改善することを目指しています。
■ショッピージャパンによるサポート
ショッピージャパンのスタッフが日本語で出店及び売上向上のサポートをしております。ご質問はDM・メールにて承ります。
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