ACORN Japan
エナジードリンク市場分析調査 2025年8月
株式会社 Acorn Marketing & Research Consultants Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Cheah Kim Lean、Kwan Chong Wah)は、企業が自社ブランドの市場ポジションや価値を継続的に把握できる新しいブランド定点モニタリングモデル「ブランドコンパス」を活用し、エナジードリンク市場分析の結果を自社ウェブサイトにて公開いたしました。
エナジードリンク市場
エナジードリンク市場は今、TOPブランドの牙城に挑む潜在成長株や、戦略再構築が迫られるブランドが入り混じる、変化の渦中にあります。本調査は、そのダイナミクスを数字で浮き彫りにしました。
エナジードリンクのブランド価値
モンスターエナジーとレッドブルは、ともに高い認知率(共に76%)を獲得し、エナジードリンク市場における確固たる存在感を示しています。一方、リアルゴールドは、認知率こそトップブランドに及ばないものの、PAR(購買意向指標)やリピート期待値でトップブランドを上回る結果となり、及び予想マーケットシェア(25%)も最も高いので、潜在的なブランド価値の高さが明らかになりました。
購買アクション

リピート期待値

予想マーケットシェア

戦略再考が期待されるブランド
ZONeとライフガードは、ファンレベルを示す好意度や推薦度で非常に高いスコアを記録しました。しかし、購買行動に直結するPARやリピート期待値は低水準にとどまっています。熱心なファン層に支えられながらも、幅広い購買層への浸透が十分に進んでおらず、戦略の再検討が示唆されます。
ファンレベル

調査概要
調査対象:エナジードリンク主要ブランド
調査方法:オンライン定量調査
調査地域:日本全国
調査期間:2025年7月
サンプル数:n=1,006(20~59歳男女 均等割付)
調査機関:株式会社 Acorn Marketing & Research Consultants Japan
ブランドコンパスとは
日本の製品市場は、どのカテゴリーにおいても競争の複雑化と変化スピードの加速が顕著です。このような環境下では、自社ブランドの市場での立ち位置や価値を見失い、気づいた時には回復が困難な状況に陥るリスクが高まっています。リスクに対応するためには、ブランドと市場状況を常に把握し、早期に戦略的な打ち手を講じることが不可欠です。
「ブランドコンパス」は、ACORNがこれまで培ってきた豊富な知見と独自の消費者パネルを活用し、無理のない予算で必要十分なデータを高頻度に入手できる新しい定点モニタリングモデルとして開発されました。
調査費用:¥15~20万/回、クライアント企業様から競合ブランド(最大6ブランドまで)をご提供いただくだけで、スピーディーに調査開始が可能です。
本サービスでは、以下の主要指標をチャート形式で視覚化し、タイムリーな市場把握を実現します。
想定指標:認知率、購入率、好意度、推薦度、予想マーケットシェア、リピート期待値、PAR(Purchase Action Ratio/購買行動率)、イメージ(※オプション)
ブランドコンパスは、ブランドリスクの早期発見と回避を可能にし、変化する市場に適合したマーケティング戦略の調整に不可欠な基礎データを提供します。
定点観測の意義
今回の調査は「ブランドコンパス」による月次の定点調査に基づいています。これにより、一時的なキャンペーン効果にとどまらず、中長期的なブランド成長や顧客基盤の変化を把握することが可能です。企業は継続的なデータ収集を通じ、ブランド戦略の立案や改善に資する確かなインサイトを得ることで、持続的なブランド価値向上につなげられます。
ACORNグループについて
ACORNは、シンガポールに本社を置き、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、香港、中国、台湾、韓国、フィリピンのアジア各国で、マーケティングおよびマーケティングリサーチのエキスパート集団として40年以上の実績を持つグループ企業です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 Acorn Marketing & Research Consultants Japan
担当:崔 学龍
TEL:03-3863-8318
携帯:080-34074562
Email: gakuryuu@acornjapan.com