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分身ロボット「OriHime」を活用した新たな観光体験 「OriHime日本橋ガイドツアー」を9月11日にローンチ

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三井不動産株式会社

D&Iや観光業の人材不足など社会課題に対応

本リリースのポイント

・三井不動産とオリィ研究所が、分身ロボット「OriHime」を活用した観光ガイドツアーを9月11日より日本橋で開始。

・D&I推進や観光業の人材不足、インバウンド拡大などの課題に対応し、遠隔接客で移動困難者の就業と社会参加の機会を創出するとともに、新たな観光資源としても展開。

・ロボットと人が共に活躍する街の新しいあり方を日本橋から発信するとともに、すべての人が安心して訪れ、だれもが活躍できるインクルーシブな街・日本橋の実現を目指す。

 三井不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)と、株式会社オリィ研究所(本社:東京都中央区 代表取締役:吉藤健太朗・笹山正浩、以下「オリィ研究所」)は、2025年9月11日より、日本橋エリアにて分身ロボット「OriHime」を活用した新たな観光体験「OriHime日本橋ガイドツアー」を正式に開始します。    

 「OriHime」は、遠隔地にいるパイロット(操作者)がロボットを介してその場に“分身”のように存在し、リアルタイムで会話やしぐさを交えながらコミュニケーションできる遠隔操作型ロボットです。

 「OriHime日本橋ガイドツアー」は、パイロットが「OriHime」を操作しながら街の観光案内をする取り組みです。参加者は肩に乗った「OriHime」を通じてパイロットと目線を共有し、会話をしながら歩くことで、まるで一緒に街を巡っているような臨場感のある観光体験が可能です。また、パイロットは英語でのガイドにも対応。「OriHime」は既に海外からも大きな注目を集めており、「OriHime日本橋ガイドツアー」を通じて、インバウンド向けの新たな観光資源の創出、そして遠隔からのガイドを可能にすることで、急増するインバウンド対応に伴う観光業の人材不足という社会課題にアプローチします。

 

 日本橋エリアでは、江戸時代から続く共助の精神や、企業や商店、人が互いに尊重・連携する共創の文化が根付いてきました。三井不動産がオリィ研究所に街づくりを通して得た知見を提供することで、「OriHime」の活用フィールドをこれまでの「場」という点から、日本橋全体の「街」という面へと大きく広げます。共創の文化を現代に受け継ぎながら、三井不動産とオリィ研究所は共に、日本橋を「すべての人が安心して訪れ、だれもが活躍できるインクルーシブな街」とすることを目指してまいります。

「OriHime日本橋ガイドツアー」について

 「OriHime日本橋ガイドツアー」では、分身ロボット「OriHime」を背負った参加者が、遠隔地にいるパイロットの案内で日本橋の街を歩きます。オリィ研究所が運営する「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」から出発し、福徳神社などの日本橋の名所での観光や、日本橋ならではの老舗商店での買い物を楽しみます。ロボットを介してパイロットと目線を共有し、会話やしぐさを交えたガイドを受けることで、単なる観光案内を超えた臨場感と交流が体験できます。

 また、パイロットは英語でのガイドやコミュニケーションが可能です。そのため、外国から訪れるインバウンド客への対応にも活用でき、言語の壁を越えたスムーズな接客を実現します。

「OriHime日本橋ガイドツアー」の様子

 現在、病気・障がい・子育て・介護など様々な理由で外出が難しい「移動困難者」は3,400万人にのぼるといわれています。

 「OriHime」のパイロットは遠隔地から体を動かさずにガイドできるため、移動困難者でもパイロットを務めることが可能です。「OriHime日本橋ガイドツアー」を通じて、あらゆる方の就業機会を創出し、社会との接点を広げることで、D&I推進への貢献を目指すだけでなく、観光業の人材不足という社会課題の解決にもアプローチします。

分身ロボット「OriHime」の仕組み

日本橋の街づくりとオリィ研究所について

 オリィ研究所は、2009年より移動困難者の孤独の問題解決を目指し、「もう一つの身体」として機能する分身ロボットを提唱し、コミュニケーションテクノロジーの研究開発を進めてきました。インターネットを介した遠隔操作によって移動の制約をなくし、距離や身体障がいに左右されない“心の外出”を可能にするとともに、従来のテレワークでは困難であったカフェでの接客や肉体労働など幅広い役割獲得の道を拓いてきました。

 また、三井不動産は、創業の地でもある日本橋エリアにおいて官民地域一体となった街づくり「日本橋再生計画」を推進しており、「共感・共創・共発」の考え方のもと多様なプレイヤーと連携し、すべての人が安心して訪れ、だれもが活躍できるインクルーシブな街づくりを目指し、様々な取り組みを行っています。

 こうした中、三井不動産はオリィ研究所の“人類の孤独の解消”という企業理念に共感し、2021年より「日本橋ライフサイエンスビルディング3」において、オリィ研究所の本社開設および「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の開業を通じて、外出や就労が難しい方々の社会参加を促進する取り組みを支援してまいりました。

 今回の「OriHime日本橋ガイドツアー」に、三井不動産が街づくりから得た知見を提供することで、「OriHime」の活用フィールドをこれまでのレストランや商店など主に屋内の特定の「場」から、日本橋全体の「街」という面へと大きく広げます。「OriHime」のさらなる活用機会を創出するとともに社会的認知度を向上させ、ロボットと人が共に活躍する街の新しいあり方を日本橋から発信します。さらに、2030年には6,000万人の訪日が見込まれるインバウンド客への街の新たな観光資源とすることを目指します。

「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の様子
「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の様子

■オリィ研究所について

 「人類の孤独を解消する」を理念に掲げ、障がい・病気・介護・子育て等の理由で外に出ることが難しい「移動困難者」の選択肢を豊かにするサービスを研究開発・提供しています。

展開サービス:

  • 遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」

  • テレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」

  • 重度障がいがあっても目や指先などの僅かな動きだけでコミュニケーションを可能にする意志伝達装置「OriHime eye+Switch(オリヒメアイプラススイッチ)」

  • 移動困難者が”パイロット“として分身ロボットOriHime・OriHime-Dを遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話など接客を行う「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」

  • テレワークに特化した障がいがある方のための人材紹介サービス「FLEMEE」

詳しくは、株式会社オリィ研究所 公式サイト https://orylab.com/ をご覧ください

■三井不動産グループのサステナビリティについて

三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。 2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】

・「グループ経営理念および長期経営方針」

 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/

・「グループマテリアリティ」

 https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/

■参考情報:分身ロボットカフェDAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)概要

<営 業 時 間> 11:00~19:00

※OriHimeが接客する席の営業時間は店舗全体の営業時間と異なる場合があります。

<定 休 日> 木曜日(祝日の場合は営業致します。)

<席   数> 約70席  

<公式サイト> https://dawn2021.orylab.com/

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年9月11日 10時06分)

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