イチロウ株式会社
~累計調達金額は約15.4億円に到達。介護×テクノロジー領域でのプレゼンスをさらに拡大~

オーダーメイドの介護サービス「イチロウ」を運営するイチロウ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水野友喜、以下 イチロウ )は、シリーズBラウンドにおいて、株式会社ファストトラックイニシアティブ、Aflac Ventures Japan株式会社、MPower Partners Fund L.P.、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(通称:Earthshotファンド)、株式会社Cygames Capital、、三井住友海上キャピタル株式会社、明治安田未来共創投資事業有限責任組合(以下、「明治安田未来共創ファンド」)、One Capital株式会社を引受先とした第三者割当増資、日本政策金融公庫による借入にて、合計約11.3億円の資金調達を実施しました。これにより当社の累計調達額は約15.4億円に達しました。高齢化に伴い拡大し続ける介護市場において、イチロウはさらなる成長とイノベーションを加速してまいります。
■資金調達の背景と目的
イチロウは、急速に拡大する介護市場において、介護×テクノロジーによる業界課題の解決を目指し、介護サービスの発展に取り組んでまいりました。
昨年11月には、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に対して発行される国際認証「B corp」を取得し、「社会貢献」と「利益追求」の両立を掲げ、社会的価値の創出を重視した経営を推進しています。今年2月には、経済産業省と連携のもと「介護関連サービス事業協会」を設立し、当社は代表理事として、自社サービスの発展のみならず、持続可能な介護サービスの推進と業界全体の未来づくりを牽引しております。
このたび、当社は自社サービスのさらなる拡大と、業界への貢献を加速するため、シリーズBラウンドで総額11.3億円の資金調達を実施いたしました。本調達資金は、介護業務支援システムの開発強化、専門人材の採用、全国展開に向けた市場開拓に活用してまいります。
■資金の使途と今後の展望
今回の資金調達により、以下の重点分野を強化する予定です。
・サービス基盤(オペレーション構築・システム開発):利用者体験向上、介護士・看護師を中心とした働き手の就労環境の向上、介護業務支援システムの開発・高度化を推進
・マーケティング:認知拡大や広告運用の最適化、介護士登録者数の向上を推進
・人材採用:エンジニアや介護・看護領域の専門人材採用を加速し、開発・運営体制を強化
・新サービス・ビジネス開発: 全国の事業者との連携を拡大し、地域に根ざした持続可能な介護サービスの提供や新規プロダクトを開発
■本出資に関する各社のコメント
<本ラウンドのリード投資家>

株式会社ファストトラックイニシアティブ ベンチャーキャピタリスト 加藤 尚吾様
このたび、介護の新しい循環(めぐり)を創り出すイチロウ社にリード投資家として参画できることを、大変光栄に感じております。介護が深刻な社会課題として指摘される中でイチロウ社に出会い、直感的に「これこそが日本の介護課題を解決へ導く突破口になり得る」と感じ、電流が走るような衝撃を受けたのを今でも覚えております。介護を必要とされる方々を支え、同時に介護に携わる方々が正当に報われる社会の実現に向けて、FTIとして継続的な支援を行ってまいります。
<新規出資社>

AVJ2号投資事業有限責任組合/ GP:Aflac Ventures Japan株式会社 パートナー 工藤 杜人様
水野さんが代表理事を務める介護関連サービス事業協会の設立式に出席した際、「介護する人も受ける人も幸せな世の中を作る」思いのもと、業界をリードして質の高い介護関連サービスを普及させようとする水野さんの推進力を目の当たりにし、言葉だけでない応援をしたいと、水野さんに声をかけました。介護当事者に徹底して寄り添うイチロウは超高齢化社会の日本において欠かせないプラットフォームになると信じ、応援して参ります。

WPower Fund General Partner 関 美和様
介護保険では対応できない介護や生活支援を必要とするご家庭に対して、質の高い介護士さんや看護師さんを手配するイチロウのカスタムメイドのサービスは、これからの時代にますます世の中に必要とされてくることを確信しています。介護をする人も、介護を受ける人も幸せに生きられる社会を目指すイチロウをご支援するチャンスをいただけたことに感謝します。

明治安田生命保険相互会社 企画部長 石田 純一様
個人や家庭の事情に応じて、求められる介護サービスの内容が多様化している現在、公的介護保険サービスではカバーすることができない介護ニーズが生じているという実態もあると感じています。これに対し、介護を必要とする人やそのご家族が、それぞれのニーズに応じて柔軟に介護サービスを受けることを可能にするイチロウのサービスに魅力を感じ、「明治安田未来共創ファンド」から出資させていただきました。明治安田は、イチロウの今後のさらなる成長を応援するとともに、協業を通じた新しい価値の創造をめざして共に取り組んでいきたいと思います。

One Capital株式会社 代表取締役CEO 浅田 慎二様
介護という社会課題に挑むイチロウの姿勢に強く共感し、このたび投資をさせていただきました。水野さんは介護士として現場を熟知されており、その経験に根差したリーダーシップがイチロウの事業を力強く前進させています。テクノロジーと現場理解を融合させる取り組みは、介護業界に新しい仕組みを生み出すと確信しています。我々One CapitalもSaaS・テクノロジー領域で培った知見を活かし、イチロウの成長と社会的インパクトの拡大を全力で支援してまいります。
■イチロウ株式会社 代表取締役 水野友喜 よりコメント

今回の資金調達の実現にあたり、お客様、既存・新規投資家の皆様、弊社メンバー、イチロウを応援してくださった皆様に感謝申し上げます。
現在、国家財政が厳しい状況の中で介護保険制度を軸とした日本の介護はとても厳しい環境に置かれています。その上で、制度の維持、人手不足の解消、サービス品質の向上など、極めて難しい問題に取り組む必要があります。
当社が掲げるミッションである「誰もが幸せな最期を迎えられる社会」を実現すべく、厳しい環境の中でもテクノロジーの力を活用する新しい介護の在り方を目指していきます。今回の資金調達を背景に、祖業である「オーダーメイド介護サービス」を軸に、介護に関わる様々な社会課題を解消するために新しいチャレンジをしていきます。引き続き、当社の挑戦にご期待ください。
■「イチロウ」のサービスについて

オーダーメイドの介護サービス「イチロウ」は、公的介護保険では支援が受けられない在宅介護ニーズに対し、介護士を手配するサービスのプラットフォームです。現在の介護保険制度では、サービス内容や利用時間に制限があるため、要介護者や家族の多様なニーズに対応しきれていない現状があります。イチロウでは、24時間365日、ニーズに応じた柔軟なサポートを提供。1回2時間からのスポット利用が可能で、最短当日から利用できる仕組みを整えています。
■会社概要
・設立年月:2017年4月
・所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-4 ネクストサイト渋谷ビル5階
・代表者:水野 友喜
・事業内容:介護士シェアリング事業、居宅介護支援事業、介護施設紹介事業
・公式サイト:https://corp.ichirou.co.jp/
・お問い合わせ先:pr@ichirou.co.jp