山口産業
~地方のものづくり技術が国家プロジェクトを彩り、地域人材育成への期待を込めて~
山口産業株式会社(本社:佐賀県多久市、代表取締役社長:山口篤樹)は、この度、2025年大阪・関西万博における当社の多岐にわたる膜構造建築の実績を紹介する特設WEBページを自社ホームページ内に公開いたしました。本プレスリリースでは、佐賀県という地方の中小企業が国家プロジェクトである万博に貢献した意義を、社会課題解決と地域貢献という公共性の視点からご紹介いたします。
ー【EXPO2025大阪・関西万博-実績紹介】山口産業が万博で示す膜構造の無限の可能性

2025年大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、人類の進歩と未来への期待を世界に発信する重要な舞台です。この未来志向の祭典において、建築物のデザイン性、施工性、そして環境負荷の低さが求められる中、膜構造建築が未来社会の実現に重要な役割を担っています。
佐賀県に本社を置く山口産業は、1976年12月の設立(創業は1972年4月1日)以来、膜構造建築の専門企業として設計から製造、施工までを自社で一貫して行う体制を強みとしてきました。この独自の体制と長年培ってきた技術力により、当社は、国の威信をかけたプロジェクトである万博の複雑な要求に応え、数多くのパビリオン建設に貢献しました。これは、佐賀発の「ものづくり」技術が世界に通用することを証明するとともに、地方の中小企業が日本の未来を彩る重要な一翼を担えることを示すものです。
膜構造は、他の工法に比べてコストパフォーマンスが良い、施工日数が短い、高い建築自由度、軽量で地震に強いといった様々な特徴に加え、採光性による照明エネルギーの削減、軽量性による資材の削減といった環境負荷を低減する特長も備えています。
環境にも事業にも優しい選択をテントでCO2削減~山口産業の膜構造で実現する低炭素社会~
本特設WEBページでは、万博を象徴するパビリオンに求められる「デザインの自由度」と「環境負荷を考慮した機能性」を、膜構造がいかに具現化し、未来社会のデザインに貢献しているか、山口産業の挑戦とその軌跡の一部をご覧いただけます。
【特設WEBページで紹介する主な実績】
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クウェートパビリオン

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バーレーンパビリオン

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韓国パビリオン

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イタリアパビリオン

その他、NTT PAVILION の4つの建物のうち3つの外壁と屋根膜、日本館 の木材との融合による軽やかな空間、モビリティエクスペリエンス格納庫 の「空飛ぶクルマ」格納庫としての軽量大空間実現など、多岐にわたるプロジェクトに貢献しています。これらの実績は、膜構造が未来の社会インフラや文化、環境、テクノロジーと多様に連携し、社会課題解決に貢献できることを具体的に示しています。
万博プロジェクトでは、公共工事に匹敵するかそれ以上の高い要求精度と、膨大な図面作成、そしてタイトな工期の中での失敗が許されない挑戦 が続きました。特に、クウェート館での複雑な三次元形状の実現や材料調達の困難さ、タイトな工期、鉄骨と膜の統合における調整、インド館における海外企業とのやり取りやインド規格鋼材の使用、タイトな工期での工事 など、数々の困難がありました。
しかし、当社は設計・調達・製造・営業の「万博PJチーム」を組織し、計画段階からの早急かつ適切な情報共有と横断的な連携、全社一丸となったチーム体制でこれを乗り越え、「想像を超える」成果を生み出しました。この貴重な経験を通じて、山口産業は、未来の建築には機能性やデザインだけでなく、持続可能性が不可欠であることを改めて強く実感しました。
この実績は、佐賀をはじめとする日本の地方にも世界に誇るべき優れたものづくり技術と、困難な課題に立ち向かう挑戦の精神が息づいていることを明確に示しました。山口産業は、この経験を糧に、今後、地方におけるものづくり人材の獲得および育成、そして地域社会全体の成長と活性化に繋がることを強く期待しています。
山口産業は「未来を包み、守り、進む」ことをビジョンとし、膜が社会で革新的な役割を果たす未来を目指す「WRAP THE FUTURE」の実現に向け、今後も邁進してまいります。膜構造建築が環境負荷低減に寄与する工法であることを実証しながら、サプライチェーンにおける課題を改善し、膜構造の普及を加速させることで、持続可能な社会の実現と社会課題の解決に多角的に取り組んでまいります。
【特設WEBページはこちら】
山口産業株式会社 公式ホームページ:https://membry.jp/
2025年大阪・関西万博実績特集ページ:https://membry.jp/column/expo2025osaka-kansai/
【山口産業株式会社について】
山口産業株式会社は、1976年12月設立(創業1972年4月1日)の膜構造建築の専門企業です。テント倉庫、建築用ファブリックファサード、ドームテント、エアーテントなど、多岐にわたる膜構造建築物の設計・製造・施工を手掛け、その軽量性、短納期、コストパフォーマンスの高さから、地震に強い建築物としても評価されています。