株式会社栃木ブレックス

株式会社栃木ブレックス(代表取締役社長:藤本光正 本社:栃木県宇都宮市)の2025年6月期決算について、ご報告いたします。
当期(2024-25シーズン)は、B.LEAGUE東地区優勝・リーグ優勝に加え、BCL Asia 2025優勝を達成いたしました。これにより記録的な成長となった前期をさらに上回り、売上高および各利益は過去最高を大幅に更新することができました。
シーズン中に困難な出来事もあり、大変厳しい状況に直面いたしましたが、日頃よりクラブの活動にご理解とご支援を賜るファン・スポンサー・関係各位の皆さまのお力添えにより、こうした成果を収めることができました。
ここに改めて厚く御礼申し上げます。
2025年6月期決算の概況 (2024年7月~2025年6月)
売上高
3,195,520,463円(前年度:2,412,798,708円) ※前年度比 132%
営業利益
176,726,173円(前年度:73,907,263円)
税引前当期純利益
177,975,275円(前年度:72,068,385円)
当期純利益
120,005,171円(前年度:66,969,981円)

全体総括
株式会社栃木ブレックスの2025年6月期は、計画(目標)策定段階において、2023年6月期から2024年6月期にかけての記録的な業績伸長には「ワールドカップ効果」や「コロナ禍からの需要回復」といった短期的な外部要因が一定程度含まれていた、という前提認識をしておりました。そのうえで、さらなる成長を目指し、アグレッシブな目標を設定し、推進してまいりました。
その結果、優勝要因の後押しもあり、当期は増収増益を達成。売上高・営業利益・税引前当期純利益・当期純利益のいずれにおいても、過去最高を更新した前期実績を大きく上回りました。
主要部門(スポンサー・チケット・グッズ・スクール・ファンクラブ)が軒並み過去最高売上を達成したほか、B.LEAGUEのポストシーズンおよびBCL Asia2025への参戦・優勝に伴う収入(大会参加フィー、渡航費補助、優勝賞金等)も全体の売上増に寄与しました。
さらに、B.LEAGUEからの配分金も前期比で増加し、売上成長を下支えしました。
一方で、売上拡大に伴う原価・試合運営費・人件費の増加や、各種仕入価格の上昇等により、費用面では前期比で大幅な増加となりました。
部門別ハイライト
スポンサー
認知・注目度の高まりを背景に新規・大型契約が進捗しました。
ユニフォームスポンサー枠は満枠となり、前期比約1.6億円増の約9.9億円を計上しました。
チケット
前期比で約2.8億円増となり、初の10億円の大台に到達しました。
レギュラーシーズンの平均入場者数は4,838名(前期4,742名)へと増加し、有料販売率や顧客単価の上昇も寄与しました。
さらにチームの好成績により、チャンピオンシップ(CS)はホームで計5試合《クォーターファイナル(QF)2試合・セミファイナル(SF)3試合》を開催(前期は計3試合)できたことも追い風となりました。
グッズ
来場者数の増加に伴い会場販売が伸長し、ファン数増加に比例してECも好調に推移しました。
その結果、前期比約1.5億円増の約5.1億円となりました。
スクール・ファンクラブ
いずれも堅調に推移し、過去最高売上を更新しました。
その他(賞金・配分金ほか)
B.LEAGUEにおける東地区優勝・リーグ優勝ならびにBCL Asia2025への参加・優勝に伴う収入、ならびにリーグ配分金の増加が、全体の売上伸長に貢献しました。
配分金については、動画配信サービス「バスケットLIVE」の視聴関連指標に基づく傾斜配分が適用されており、新規登録者数や視聴数が多いクラブほど還元額が大きくなる仕組みです。
当クラブでは当該指標が大きく伸長したことが、配分金増加に大きく寄与しました。
売上高構成比

売上高前期比較

ファンクラブ会員数推移

入場者数推移

SNSフォロワー推移

宇都宮ブレックス 理念・ビジョン
理念
強く愛されるモチベーションあふれるチーム
ビジョン
①日本バスケットボール界をリードするチーム
②地域密着で栃木県を元気にして盛り上げるチーム
③非日常のアリーナエンターテインメントを提供するチーム