白鶴酒造株式会社
2025年9月23日(祝・火)から12月7日(日)まで
公益財団法人白鶴美術館(神戸市、1934年開館)では9月23日(祝・火)から秋季展を開催します。
新館は1995年10月に、当館四代理事長嘉納秀郎(1934-2010:白鶴酒造10代)寄贈の絨毯コレクションを主な所蔵品とする展示施設として開館いたしました。同1月におきた阪神淡路大震災の影響を受け、予定より7か月遅れての初公開でしたが、当館復興を記念する展示ともなりました。
今秋は新館開館30周年として、当初より所蔵する中東絨毯の優品を中心に、この30年間に寄贈されたホータン(中国)やムガール(インド)の絨毯も一部初公開致します。
本館は、所蔵の中国陶磁展となっております。繁栄を意味する荷葉(蓮)や柘榴、富貴を表す牡丹、長寿の象徴たる松、吉祥の徴(しるし)である鳳凰や麒麟など、寿(ことほ)ぎに満ちた文様世界をご鑑賞ください。
開催概要
展覧会名: 別館タイトル:「新館開館30周年記念 中東美術の華 ―絨毯」
本館タイトル:「吉祥の美 ―中国陶磁」
■期 間 2025年9月23日(祝・火)~12月7日(日)
■休館日 毎週月曜日 但し、10月13日(祝・月)、11月3日(祝・月)・24日(振替・月)は開館、
10月14日(火)、11月4日(火)・25日(火)を休館
■開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
■入館料 大人:800円 大学・高校生:500円 中・小学生:250円
(65歳以上は500円、上記各団体20名以上は2割引)
主な展示品
新館(絨毯)
(画像左より)
・アクスタファ コーカサス 19世紀中期
・モフタシャム カーシャーン ペルシア中央部 20世紀初期
・ベルガマ アナトリア西部 20世紀中期



本館(中国陶磁器)
(画像左より)
・唐三彩荷葉飛雁文盤 唐時代
・金襴手寿字文大鉢 明時代
・金襴手瓢形瓶 明時代



【白鶴美術館とは】
「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい。」
白鶴美術館は、そんな願いを持った嘉納治兵衛(鶴翁・白鶴酒造7代)によって昭和9年(1934年)に開館されました。古美術品500点で出発した当館は現在、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む約1450点以上の作品を所蔵。戦争と空襲、大震災など幾多の苦難を乗り越えて、価値ある古美術品を現在に残しています。

展覧会に伴うイベント情報
絨毯文化を知る①〈特別ワークショップ〉 (定員:40名)
日 時:10月12日(日) 午後1時~3時30分
テーマ:「パンチニードルで絨毯文様を描こう」
講 師:奈良教育大学非常勤講師・繊維造形作家 新田恭子 氏
絨毯文化を知る②〈講演会 ―アナトリア編〉 (定員:40名)
日 時:11月3日(月・祝)午後2時~3時30分
テーマ: 「トルコ絨緞:トルコの文化史、美術史の視点から」
講 師:龍谷大学名誉教授 ヤマンラール・水野美奈子 氏
絨毯文化を知る③〈ワークショップ〉 (定員:15名 (席数5))
日時:11月9・16・23・30日の各日曜日 午後1時30~3時30分
テーマ:「大学生指導員によるウール・ワークショップ」
指導員:甲南大学学生
絨毯文化を知る④〈講演会 ―ペルシア編〉 (定員:40名)
日 時:11月24日(振替・月) 午後2時~3時30分
テーマ:「ペルシア絨毯とは? ―19世紀後半から20世紀初頭の変化を中心に―」
講 師:せとうち観光専門職短期大学教授 吉田雄介 氏
絨毯文化を知る⑤〈アート・トーク〉(特別文化財講座)(定員:10名(聴講のみ30名)
日 時:12月7日(日) 午後1時~2時
テーマ:「絨毯を受け継ぐ ―絨毯展示、保管・修整の考え方と方法」
講 師:メトロポリタン美術館終身名誉館員 梶谷宣子 氏
〈スライド解説〉 (定員:40名)
日 時:9月27日、10月25日・11月29日の各土曜日 午後1時~2時
テーマ:「展示の見どころ」
講 師:当館学芸員


▼チラシ(PDF)
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▼展覧会詳細(HPをご覧ください)
https://www.hakutsuru-museum.org
アクセス
〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手6-1-1
・阪急御影駅から北東約1km(徒歩約15分)
・無料駐車場あり(大型バスも可)
・阪神御影駅、JR住吉駅から市バス38系統渦森台行「白鶴美術館前」
◆本件に関するお問い合わせ
学芸課 海原・吉本
〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手6-1-1
Tel/Fax: 078-851-6001
▼ニュースリリース(PDF)