株式会社オズビジョン
調査サマリー
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生成AI導入1カ月目全社利用率が59%→92%と+33ptの増加
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「Perplexity」・「Gemini」が利用されている生成AIとして上位
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非エンジニアによるコード生成なども行われ、導入1カ月目にして768時間の業務改善

株式会社オズビジョン(東京都渋谷区、代表取締役:鈴木 良、以下オズビジョン)は、AXミッション「AIを活用してビジネスプロセスや企業文化を革新し、企業の生産性向上と競争力強化を図るとともに、より良いユーザー体験の実現を目指します。」をかかげ、生成AIの活用・業務効率化の取り組みを進めています。
オズビジョンでは、生成AIを積極活用することを重要戦略と位置付けており、Perplexity AI, Inc.とパートナーシップを締結、さらに、2025年5月には全社のAI活用推進を目的としたAI トランスフォーメーション推進室(以下、AX推進室)を設置、2025年7月に「Perplexity Enterprise Pro」を全社導入を行いました。
全社的なAIの本格活用が開始したことを機に、生成AIの活用に関する社内調査を実施しました。
調査の結果、生成導入1カ月時点で全社全体の生成AIの業務活用率は92%、従業員の68%が「ほぼ毎日」活用しており、月間の業務削減時間は768時間に上ることがわかりました。
■ 調査結果
1)導入から1カ月時点で生成AIの業務活用率が92%に到達 導入前比(+33pt)
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ほぼ毎日:38% → 63%、週1–2回:26%です。習慣化が明確に進行しています。

2)「Perplexity」と「Gemini」がAI活用を牽引
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「Perplexity」、「Gemini」が2強、ついでChatGPTが利用されています。
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Perplexity AI, Inc.とパートナーシップを締結しており、「Perplexity Enterprise Pro」で利用可能な「複数AIの回答比較」やディープリサーチにおける「リサーチ根拠確認のしやすさ」が支持要因です。

3)導入1カ月から768時間の業務改善につながる
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月間768時間の業務改善を導入から1カ月で実現しています。
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資料ドラフト・技術調査・顧客対応で初動と質が同時に向上しています。
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非エンジニアによる「Google Apps Script」の活用なども行われ、様々な方向性で活用されています。
※本結果は当社内の傾向把握を目的としたアンケートによるもので、一般市場全体を代表するものではありません。そのため詳細な数値は開示していません。
※ 利用率/削減時間は社内向けアンケートでの回答情報を元に算出しています。
■ 実際の生成AI活用事例
1)GoogleスプレッドシートAI関数の活用:カスタマー問合せの自動分析
課題:カスタマーからの問い合わせの分析で、情報転記や分類がマニュアル作業で月30時間かかっていました。
生成AIによる解決策:カスタマー問合せ内容をGoogleスプレッドシートのAI関数で、20分類のカテゴリ設定を自動化しました。さらに、内容の要約から問題特定、原因特定、返信文作成までをAI関数で作成することによって月間10時間の業務時間を削減しました。
2)非エンジニアでも可能な「Google Apps Script」の活用:営業オペレーションの自動化
課題:営業担当が新規リストの作成から請求書の作成まで手作業で対応しており、営業活動以外に毎週15時間かかっていました。
生成AIによる解決策:「Perplexity」にスプレッドシートを自動化する方法を聞き、「Google Apps Script」のコード生成から新規リスト作成時の企業情報の入力を自動化しました。請求書作成の案件内訳はスプレッドシート関数と「Google Apps Script」で仕組み化し、月合計60時間の業務短縮を実現しました。
■ 社員からのコメント
アドソリューション事業部
セールスイネーブルメントユニット 営業支援メンバー
非エンジニアながら「Gemini」を使ってGASを構築ー月間60時間の業務改善を実現
「導入当初、事業部内では『AIが便利なのはわかるけど具体的に何に使えるのかわからない』という声も多数ありましたが、実際に上記のような効率化を実感でき、むしろ現場の方から『他の業務にも活用できるのでは』という意見が出てくるようになりました。今回の取り組みをきっかけに、営業個人でのAI活用が自然と広がり始めていると感じています。」
プロダクト開発部
ハピタス開発ユニット マネージャー
生成AIの本格導入で専門知識不在の壁を突破―与信ツール刷新で15%の業務改善
機械学習の有識者、「Google Cloud」 の有識者がいないことによるハードルがありましたが、「Perplexity」に機械学習モデルのコードを解説させ、改善方向や具体的なコードレビューを行いました。これまでは2年前のトレンドを参照していたため、現場で活用ができていなかったサービスを生成AIを活用することによって、再活用可能な状態に更新することができました。
■ ハピタス事業部VPoB・担当社員からのコメント
ハピタス事業部 VPoB 土性 智紀
Perplexity AI, Inc.とパートナーシップを締結し、社内で積極的なAI活用を啓蒙・促進した結果、想像以上の大きな改善成果と人材の成長に驚いています。今後は、AIエージェントや、AIベースのビジネスモデルを早期に数多く生み出すことに注力していきます。
AX推進プロジェクト 端島 忍
AX推進により、生産性を高め、業務効率化と新たな価値創出を同時に実現させることを目指します。社員一人ひとりが創造力を発揮し、挑戦と成長を続けられる環境を整え、持続的な事業拡大を支える土台を構築して行こうと考えています。
■ 今後について
オズビジョンは生成AIを軸にしたビジネスモデル、業務プロセスの構築を推進していくことによって、既存事業の改善から、これまでにないサービス、新規事業を次々に生み出し、さらに非連続な成長基盤を確立させることを目指していきます。
そのためには、社員全員が生成AIを活用し生産性を今の5倍、10倍と高めていく必要があります。
誰もが生成AIを活用したチャレンジを行える環境づくりを全社課題として取り組み、実現させていきます。
わたしたちは、一緒に生成AIを積極活用し、AIエージェントの作成やAIドリブンな新しいビジネスモデルを作る仲間を募集しています。
社名 :株式会社オズビジョン
URL :https://www.oz-vision.co.jp/
代表者名 :代表取締役 鈴木 良
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前三丁目21番17号
設立 :2006年5月26日
<本件に関するお問い合わせ先>
Tel :03-6630-7077
E-mail :pr@oz-vision.co.jp
担当 :前田(マエダ)