アニコムグループ
~10月4日、日本初のライブロボット手術カンファレンス開催~
アニコム損害保険株式会社(東京都新宿区、代表取締役 野田 真吾、以下 アニコム損保)のグループ会社であるアニコム先進医療研究所株式会社(代表取締役社長 堀江 亮、以下 アニコム先進医療研究所)は、獣医療におけるAIとロボット技術の発展を目的とした「一般社団法人獣医AIロボット外科学会(以下 本学会)」の学会員となりました。本学会は2025年9月11日に発足しました。本学会の理念に賛同するアニコムグループでは、本学会の設立を記念して、アニコム先進医療研究所を主催として10月4日に日本初(※)となるライブロボット手術カンファレンスを開催いたしますのでお知らせいたします。
※日本初:2025年9月アニコム先進医療研究所調べ

獣医AIロボット外科学会 設立記念シンポジウム
【獣医AIロボット外科学会 ライブロボット手術カンファレンス】
・日時:2025年10月4日(土)12:00~17:00
・内容:
12:00~
日本初となるロボット支援手術のライブ配信(犬の避妊手術)
執刀医:田村 勝利(アニコム先進医療研究所 獣医師・CMO(最高医療責任者))
14:00~15:30
講演①「人医療におけるロボット支援オペ」
講師:新田 浩幸 教授(岩手医科大学付属病院)
15:40~16:30
講演②「人医療におけるオペ看の現状」
16:30~17:00
質疑応答
・場所:JARVIS どうぶつ医療センターTokyo
〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-37(品川駅港南口より徒歩6分)

・主催:アニコム先進医療研究所株式会社、協賛:アニコム損害保険株式会社
※手術はどうぶつの安全と福祉を最優先に考え、万が一に備えた万全のバックアップ体制を整えた上で実施いたします。


【報道関係者向け説明会】
本学会に関するご説明のほか、アニコム先進医療研究所が手掛ける「JARVISどうぶつ医療センター Tokyo」についてもご紹介する説明会の開催を予定しています。
・日時:2025年10月4日(土)午前予定
・内容(仮):事業戦略説明、トークセッション、ロボットのデモor動画、フォトセッション
※ご興味がある方は、獣医AIロボット外科学会 ライブロボット手術カンファレンスにもご参加いただけます。
・場所:JARVIS どうぶつ医療センターTokyo
〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-37(品川駅港南口より徒歩6分)
本学会の概要
・名称:一般社団法人獣医AIロボット外科学会/Society of Veterinary AI and Robotic Surgery (V-AIRobo)
・所在地:東京都港区
・目的:
ー獣医学領域におけるAI・ロボットを使用した外科手術に関する調査・研究等と、関連する学術研究の進歩普及
ー獣医学領域におけるAI・ロボットを使用した安全かつ適正な外科手術の普及・促進
・事業内容:当法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)獣医学領域におけるロボット外科手術に関する調査研究及び教育に関する事業
(2)獣医学領域におけるロボット外科手術の技術認定制度に関する事業
(3)獣医学領域におけるロボット外科手術に関する学術集会、講演会、研究会等の開催
(4)学会誌、ニュースレター等の発行
(5)国内外の関係機関等との連絡及び連携
(6)その他当法人の目的を達成するために必要な事業
・役員:理事長…是枝 哲彰
副理事長…田村 勝利
理事…前田 憲孝、菅野 貴皓、堀江 亮
本学会設立の背景と意義
これまで日本の獣医療は欧米の後追いで発展してきました。しかし、日本の獣医師は「卓越した手先の器用さ」と「総合診療で培われた高いスキル」を併せ持ち、世界をリードできる素地を持っています。本学会は、そうした日本の強みを活かし、獣医療における新しいスタンダードをつくることを目的に設立されました。
また、医療の現場には以下の課題があります。
1.自己犠牲の偏り:
早朝・深夜や休日も関係なく生じるケガや病気に対して、途切れることなく医療を提供するためには、その負担を医療従事者同士で分かち合う必要があります。しかし現状、獣医療ではそのような自己犠牲のバランスが十分とはいえない状況にあります。
2.公共性の確保:
高度化する医療は高額化を伴い、経済的に困難な家庭ほど治療を受けづらくなる現実があります。特に「手術」は費用もリスクも大きく、飼い主様にとって大きな不安の要因です。
本学会は、こうした課題に対し、データ活用による手術の可視化・安全性向上、そして「どうぶつにやさしい医療」を実現することを目指します。
アニコムグループは、 2000年の創業以来、「保険」という立場から獣医療を支えてまいりました。これまで保険が果たすべき役割は、「迅速・適切な保険金支払」が第一とされており、これに邁進してまいりました。これからは、医療に関するビッグデータを取り扱う唯一の存在としての本質的な役割として、事故や病気の原因究明・再発防止、すなわち社会的免疫機能を果たす存在になるべきと考えています。しかしながら、私たちがこの真の役割を果たし切れているかというと、いまだ改善の余地がある状況にあります。
こうした医療と保険それぞれの課題を解決するためには、医療と保険の共進化が必要不可欠です。今後は本学会とともに、「どうぶつにやさしい医療」という視点を軸として、AIのさらなる活用を通じて手術の安心・安全を数値化し、飼い主様とどうぶつに新しい安心を届ける仕組みを構築してまいります。