株式会社東洋経済新報社
食欲の秋、後悔しない食べ方とは?ハーバード大・医学部講師による『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』9/10発売

株式会社東洋経済新報社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田徹也)は、ハーバード大学医学部講師/医師の濱谷陸太氏による新著、『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』を2025年9月10日に発売いたしました。
・「卵は1日1個まで」とよく聞くけれど、それって本当?
・「3食バランス良く」を心がけているが、手間と時間がかかり疲れる
・つい炭水化物中心のテイクアウトで済ませたり、甘いものに手が伸びたりしてしまう
このような食事に関する悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
本書では、ハーバード大学医学部講師として予防医療の研究に従事する著者の濱谷氏が、科学で示されている根拠を活用し「食事の健康効果を最大化させる方法」を明らかにします。「食習慣改善」と聞くと、ハードルが高そうと思われるかもしれません。しかし、濱谷氏は「長期的な目線で考えるなら、むしろ『いかに手を抜くか』はきわめて重要な要素」と話します。そして、どんなにめんどくさがりな方でも3つのステップで、お金も時間もかけずに食事から最大限のメリットを得る方法を説明します。
多忙で外食が多いビジネスパーソン、健診結果の数値が悪くて気になっている人、必読の一冊です!食欲の秋が本格的に始まる前に、ぜひ一度自分の「食べ方」について見直してみませんか?
あなたの「健康常識」、本当に正しいですか?
・「卵は1日1個まで」…科学的根拠なし
・ベジファースト…効果は日本でのみ検証
・「3食全てバランス良く」…1週21食の単位で考える
・「人工甘味料=悪」…断言できない

ビールvs.ワイン
「ビールvs.ワイン」どちらが健康に良いかという論争があります。
栄養素的に、例えば「赤ワインはポリフェノールが多く含まれているから健康に良い」と言う人はたくさんいます。そもそもビールにもポリフェノールが含まれているのですが、それを置いておいても、赤ワインの効果=ポリフェノールの効果ではありませんよね。
直接の比較も、様々な研究で検討されてきています。これは意見が割れており、ビールとワインではっきりとした差がなかったという研究、ビールの方が良かったという研究、ワインの方が良かったという研究、それぞれ見受けられます。
そして、それぞれの研究が、本当にビール単独、ワイン単独の効果を推定できているか、私はやや疑問に思っています。ビールと一緒に食べるものと、ワインと一緒に食べるものは違いますよね。さらに、これは、文化が異なると大きく変わってきます。「一緒に食べるもの」を切り離して考えることは、統計モデルを駆使しても難しいため、「どちらが良い」と言えるほどの根拠はないと考えています。好きな方を飲めば良いのです。もしくは、アルコール摂取量をセーブできる方を選択する、というのも、良いですね。(本書p.98-99より抜粋)
目次
第1章 なぜあなたは食事を人生の味方につけられていないのか
第2章 STEP1 「〇〇が健康に良い/悪い」という考えを捨てる
第3章 STEP2 自分の食習慣を知り、目標とする食習慣を定める
第4章 STEP3 食習慣を改善させる戦略を立てる
第5章 食習慣改善は「今」始めよう
著者プロフィール
濱谷 陸太
ブリガムアンドウィメンズ病院・ハーバード大学医学部講師
専門は予防医療、特に食事やサプリメントを用いた予防的介入の個別化。循環器内科医として臨床経験を積んだ後、ハーバード大学で疫学博士を取得。現在はブリガムアンドウィメンズ病院で予防医療研究の講師(インストラクター)を務める。また、日本で株式会社エブリワン・コホートを創業し、日本の予防医療を発展させるべくCEOとして活動中。3児の父。
書籍概要
予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学
濱谷 陸太(著)
定価:1,650円(税込)
発売日 : 2025年9月10日
ISBN : 978-4-492-04813-9
体裁 : 四六版/並製/220頁
発行元:株式会社東洋経済新報社
東洋経済ストアサイト:https://str.toyokeizai.net/books/9784492048139/
Amazonページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4492048138