株式会社元禾
月を想う文化を現代に蘇らせる特別な一夜。京都六角町の文化サロン「mononoma」とアート×文化遺産プロジェクト「Oriza」が共催し、9月27日「観月の宴」を開催。

月を想う文化を、現代に蘇らせて。京都・六角町の文化サロン「mononoma」は、2025年9月27日(土)、伝統と革新が交錯する一夜限りの特別企画「観月の宴」を開催します。箔工芸の第一人者・裕人礫翔(ひろと らくしょう)氏と、京都・伏見を代表する酒蔵「月の桂」十五代目蔵元・増田醇一(ますだ じゅんいち)氏が手を携え、アートと酒が響き合う唯一無二の舞台を創出。そこに、京都を代表する老舗「末富」「麩嘉」、そして南青山の新鋭「松葉屋茶寮」が精選の甘味を添え、月を愛でる美意識を現代に再解釈した“味わいと気配”のマリアージュをお届けします。
古来より日本人は、月を眺める時間の中に静けさと余白の美を見出してきました。本企画では、その精神を現代の感性で紡ぎ直します。裕人礫翔氏は、箔の作品解説を通して「光と影の美」を語り、会場の空間全体に繊細な光のレイヤーを生み出します。続いて「月の桂」十五代目・増田氏が、趣の異なる三種の酒に、各々の個性を引き立てる甘味を合わせるペアリングを提案。老舗の矜持と新鋭の感性が交差する和菓子の数々が、酒の香味と重なり合い、視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚の五感を通じて“新しい月見文化”を立ち上げます。
本イベントは少人数制・二部構成で、各回12名限定の親密な没入体験として実施します。雅やかな京都の夜に、箔が放つ微光と、酒と菓の優雅な調べが呼応する、ここでしか味わえない観月のひととき。文化の継承と創造が同時に息づくmononomaならではの試みを、ぜひご体感ください。

■開催概要
イベント名:観月の宴 — 月を想う文化を、現代に蘇らせて
日程:2025年9月27日(土)
会場:京都 mononoma(京都市中京区六角町368-1)
主催:mononoma・Oriza
協力:裕人礫翔、月の桂(増田德兵衛商店)、京菓子司 末富、麩嘉、松葉屋茶寮
プログラム
🔳裕人礫翔氏による作品解説・鑑賞
🔳「月の桂」十五代目による酒と甘味のプレゼンテーション
(厳選三種の酒と、それぞれに響き合う菓子を組み合わせた優雅なペアリング)
時間:二部制
第1席:17:30–19:00
第2席:19:30–21:00
定員:各回12名限定
参加費:11,000円(税込)
申込方法:先着制
こちらのGoogleフォームからお申し込みください。→https://forms.gle/jmdejphGCk7Dni4t8
ご予約いただいた方には、参加費 11,000円(税込) の決済フォームを送信致します。(クレジットカード・GooglePay・ApplePayなどで支払い可能です。)
9月23日までにお支払いの完了をお願いいたします。
※お支払い確認後に正式に予約確定となります。
■出演者・協力先プロフィール
裕人礫翔
1962年京都西陣生まれ。箔アーティスト・伝統工芸士箔工芸士の父から家業を受け継ぎ京西陣織の箔伝統工芸士として活躍。箔の伝統技術を生かし、建仁寺をはじめ様々な神社仏閣の屏風や襖絵などの文化財の箔部分の復元を担当する。40歳を機に自身が引き継いだ日本の伝統技術を日本だけではなく世界に伝え残したいといった想いから、箔アーティストとして作品制作を開始。NY、パリ、ロンドン、クウェート、シンガポール他、世界各地で発表する。
公式サイト
月の桂(増田德兵衛商店)
創業350年。京都・伏見の老舗酒蔵。日本で初めての「スパークリングにごり酒」を発明。
さらに翌年には磁器の甕で長期熟成させた「純米大吟醸古酒」を貯蔵開始するなど、新ジャンルを確立し両者の“元祖”として伝統を守り続けている。近年では地元産の酒米の復活・栽培や、低アルコール酒開発などにも着手し、伝統の酒造りと現代的な感性を融合させた味わいを追求している伝統と革新の酒蔵。
公式サイト
増田 醇一(十五代目蔵元)
1993年生まれ。2019年家業参画、2022年より代表取締役。伝統を守りつつ新たな挑戦を展開。
松葉屋茶寮(南青山)
2023年開業。盆栽と茶を掛け合わせた新感覚「盆栽茶寮」。
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京菓子司 末富(京都)
1893年創業。東本願寺や茶道家元に菓子を納める老舗。
公式サイト
麩嘉(京都)
慶応年間創業。京都御所への献上記録を持つ生麩の名店。
公式サイト
■主催者情報
mononoma(モノノマ)
京都・六角町に拠点を置く文化サロン。酒・茶・器・着物を軸に、伝統工芸と現代文化を融合した体験型イベントを展開。理念は「Craft as Capital」— 日本文化を資本として世界に発信することを目指す。
公式サイト
Oriza(オライザ)
アート、文化的遺産とテクノロジーが交差する新たな地平から、文化を未来へと紡いでいくことを目的としたプロジェクト。日本の文化的遺産を保護、発展するエコシステムの創出をテクノロジーを活用し、目指している。
■monorizaとは
文化サロン「mononoma」とアート×文化遺産プロジェクト「Oriza(オライザ)」の共同イベントネーム。
お問い合わせ先
主催:mononoma
住所:京都市中京区六角町368-1
メール:okano.h@mononoma.jp


