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44万人の藤沢市民が24時間いつでもつながれる相談AI「つながりAIチャットふじさわ」実証実験開始

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つながりAI株式会社

つながりAI株式会社(東京都港区、代表取締役:駒崎弘樹)は、本日、藤沢市と連携協定を締結し、藤沢市民(約44万人)を対象とした相談AI「つながりAIチャットふじさわ」の実証実験を9月22日より開始します。⁠

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本実証実験は、孤独・孤立対策を目的とした取組で、市民がLINE上で気軽に相談できるAI「ふじさわAIちゃん」を通じて、これまで相談しづらかった市民の声を早期に発見し、適切な支援につなげることを目指しています。

4割が感じる「孤独・孤立感」-20~30代に多い傾向

近年、孤独・孤立は深刻な社会問題となっており、内閣府の孤独・孤立対策推進室が実施している「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」によると、満16歳以上の約4割が「孤独感がある」と回答しています。

特に20~30代は孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合が高い傾向にあります。⁠

出典:「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和6年人々のつながりに関する基礎調査)」(内閣府)(https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/zenkokuchousa/r6/pdf/tyosakekka_gaiyo.pdf)

孤独は児童虐待や自殺の要因ー「1日15本のタバコ」レベルの健康被害

孤独・孤立は放置すると、児童虐待・配偶者暴力・不登校・孤独死・自殺等、近年いずれも増加傾向にあるさまざまな問題へとつながるリスクを高めると同時に、さまざまな慢性疾患を引き起こすリスクをも高めることがわかっています。

米国公衆衛生局長官ビベック・マーシー(医学博士・公衆衛生学修士)が2023年5月に公開した「Our Epidemic of Loneliness and Isolation」(私たちの孤独と孤立の蔓延)と題したレポート(https://www.hhs.gov/sites/default/files/surgeon-general-social-connection-advisory.pdf)によると、孤独の健康への悪影響は、1日15本の喫煙にも相当すると発表しています。同年、世界保健機関(WHO)は社会的孤立を「差し迫った健康上の脅威」として位置づけました。

孤独・孤立が引き起こす問題には健康被害以外にも、例えば、自殺があります。昨年の日本国内の自殺数は2万320人で、ピークは過ぎたものの以前として高い水準です。孤独感が自殺念慮に強い影響を与えていることは複数の研究から明らかになっており、国としても孤独・孤立対策のための自殺防止対策事業を引き続き、強く推進しています。

また、児童虐待件数は過去最多を記録しており、その背景には貧困のほかに「孤独・孤立」が要因の1つとされています。

出典:「令和5年度 児童相談所における児童虐待相談対応件数」(こども家庭庁)(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/a176de99-390e-4065-a7fb-fe569ab2450c/5fbbaa2e/20250327_policies_jidougyakutai_32.pdf)

こうした課題にたいして、日本では2021年に「孤独・孤立対策担当大臣」が任命され、2024年4月には「孤独・孤立対策推進法」を施行。「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」にて「電話・SNSのそれぞれの特性を踏まえた 24 時間対応の相談やオンライン空間を活用した相談など多元的な相談支援体制の整備を推進する」としています。

今回の藤沢市での取組は、特に従来の電話や対面での相談窓口につながりづらい若者や20~30代に向けて、利用ハードルを下げられる生成AIを活用することで、こうした世界的な重要課題に対応する先駆的事例となります。

AI技術で相談の心理的ハードルを下げる

相談AI「つながりAIチャットふじさわ」は、藤沢市民が親しみやすいキャラクター「ふじさわAIちゃん」を通じて、24時間いつでもLINEで気軽に相談できる環境を提供します。どんな小さな悩みでも受け止め、市民の心に寄り添います。

AIが初期対応を行うことで、人に相談することをためらいがちな市民も気軽に話しかけることができ、社会的孤独による健康被害の予防、希死念慮・児童虐待・DVなどの早期発見につながることが期待されます。緊急性の高いケースについては、つながりAIの専門職がAIからバトンタッチし、警察や児童相談所に連絡する体制も準備されています。

実証実験の概要

対象

藤沢市内在住・在勤・在学の方 約44万人

期間

2025年9月22日~2026年1月末まで

方法

LINEを通じた相談AI「つながりAIチャットふじさわ」を市民に周知し、使ってもらう。日常会話から深刻な悩みまでAIに相談してもらう。重篤な悩みに関しては、専門職(心理士・社会福祉士)がAIに代わって対応する。

評価指標

相談のしやすさ(満足度)

利用者数

深刻な課題の早期発見件数

孤独・孤立感の軽減

今後の展望

つながりAIでは、藤沢市での実証実験の成果を踏まえ、全国の自治体への展開を目指します。子育て支援、孤独・孤立、ヤングケアラー、虐待、いじめ、自殺予防など、多様な領域においてAI相談サービスを展開し、孤立なき社会の実現を目指します。

つながりAI株式会社 について

つながりAI株式会社は、AI技術で社会課題を解決するスタートアップ企業です。従来は人手に頼っていた「相談業務」に生成AIを活用することで、これまで救えなかったたくさんの人々を救いたいと考えています。具体的には、孤独・孤立の悩みを傾聴するAIチャットサービスの開発など、誰もが気軽に相談できる仕組みを通じて人々のつながりを支援する事業を展開しています。

会社名:つながりAI株式会社

所在地:東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15F CIRCLE by ANRI

代表者:駒崎弘樹

URL: http://www.tsunagari-ai.com

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月16日 10時00分)

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