ビザ・ワールドワイド
~eコマース加盟店に安心・安全でシームレスな決済を提供し、決済時間の短縮ならびにユーザー体験の向上を実現~
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー、以下「Visa」)は、パートナー各社(カード発行会社、アクワイアラ、ペイメントサービスプロバイダ等)と協業し、日本でクリック決済(英語名:Click to Pay)を順次開始することを発表いたします。
Visaのクリック決済は、EMVCoの標準規格に則った、オンラインショッピングの購入手続き時にカード情報等の手入力が不要になる、全世界で利用可能なソリューションです。Visaトークンサービスを利用した取引のため、Visa Secure(VisaのEMV 3-Dセキュアソリューション)やVisa Payment Passkey等と統合して利用することが可能で、承認率向上だけではなく、セキュリティ面もより強固になり、消費者の方により安心してeコマース取引をご利用いただけます。また、カード情報を事前に登録する加盟店においては、加盟店に登録されているカードと、クリック決済に登録されているカードの併用が可能になることで、利用者の支払い方法の選択肢が広がります。
クリック決済を先行して導入したJust Eat Takeaway.comでは、従来の手入力のカード決済に比べて不正利用が50%削減したことに加え、オーソリ承認率が8%改善し、利用者の決済に要する時間が4分の1に短縮されるなど様々な効果※が見られており、日本での導入においてもユーザーの決済体験の向上が期待されます。
※Just Eat Takeaway.com調べ。詳細はこちら(https://youtu.be/GV0vl8wjXZc)。
日本国内における消費者向けeコマースの市場規模は、2023年度に24.8兆円と前年比9.23%増に拡大※しており、今後さらに市場拡大が予想されますが、eコマースの課題の一つに、多くのマニュアル入力に起因する高いカゴ落ち率があります。そのような中、Visaのクリック決済は、ショッピングの際に、カード番号、有効期限、その他の情報を入力する手間が省け、決済におけるユーザー体験が向上することで、カゴ落ち率の減少につながることが考えられます。
※経済産業省発表資料2024年9月25日
(https://www.meti.go.jp/press/2024/09/20240925001/20240925001.html)
なお、国内で発行されているすべてのVisaカードは、原則クリック決済の機能の利用が可能です。
クリック決済の利用には、事前の登録が必要となります。以下のカード発行会社においては、対象カードならびにクリック決済のご案内開始後に各社ウェブサイト/アプリ等から順次登録、利用が可能になります。
※各会社名は五十音順に表記
※対象カードならびにクリック決済のご案内開始時期については、各カード発行会社によって異なります。
株式会社あおぞら銀行、株式会社アプラス、イオンフィナンシャルサービス株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社エポスカード、株式会社関西みらい銀行、株式会社カンム、株式会社埼玉りそな銀行、GMOあおぞらネット銀行株式会社、株式会社ジャックス、ポケットカード株式会社、株式会社北國銀行、三井住友カード株式会社、三菱UFJニコス株式会社、株式会社みなと銀行、ライフカード株式会社、株式会社りそな銀行、株式会社琉球銀行
上記以外のカード発行会社のカードをお持ちの方は、Visaのウェブサイトから登録が可能となります。
※クリック決済登録用のポータルサイトは現在準備中です。
また、今後クリック決済をVisa加盟店へ提供予定のパートナーは以下の通りです。
※各会社名は五十音順に表記
※対象加盟店ならびにクリック決済のご案内開始時期については、各パートナーによって異なります。
Adyen Japan 株式会社、SBペイメントサービス株式会社、NTTファイナンス株式会社、GMOペイメントゲートウェイ株式会社、Worldpay株式会社
クリック決済に関する詳細な情報はこちらのウェブページをご覧ください。
Visaの代表取締役社長のシータン・キトニーは、次のように述べています。「このたび、日本において「クリック決済」の導入計画を発表できることを大変嬉しく思います。「クリック決済」は、世界で最も信頼され、顧客中心の決済エコシステムを構築するという当社のビジョンの実現に向け重要な一歩となります。グローバル標準のセキュリティとオンラインショッピングにおけるシームレスなユーザー体験を提供することで、ユーザーは加盟店ごとにカード情報を個別に登録する必要がなくなります。一度の登録で、より安全かつスムーズな決済が可能となり、オンラインショッピングはこれまで以上に便利になります。パートナー企業の皆様と共に、日々の決済に関わる行動を変革していきます。消費者はより快適なチェックアウト体験を享受でき、事業者は取引完了率や売上の向上に加え、不正利用の減少、そして顧客からの信頼の獲得といったメリットを得ることができます。Visaはパートナー企業の皆様と共に、この変革を牽引し、日本の決済環境において新たな基準を確立することに尽力してまいります。」
Adyenの日本カントリーマネージャーであるアダム・ブラウンステイン氏(Adam Brownstein)は、次のように述べています。「当社は、Visaによる日本でのクリック決済のパートナー企業になったことを大変光栄に思います。クリック決済は決済を簡素化し、グローバルコマースを支援するという当社の目標に合致し、「ユーザー体験の向上」と「カゴ落ち率の減少」を両立できる最適なソリューションです。当社ではグローバルで既に実装されており、日本でもすぐに実装できます。今後も日本での展開を通じて、決済体験の改善、お客様の売上とコンバージョン率の向上に貢献してまいります。」
SBペイメントサービス株式会社の常務取締役 兼 CSOの平田 敏昭氏は、次のように述べています。「安全性と利便性を兼ね備えたクリック決済は、消費者の満足度を高めるだけでなく、加盟店の課題解決や業界全体の発展にも寄与する仕組みと考えています。」
NTTファイナンス株式会社のクレジットカード事業本部 本部長 越智 徹二氏は、次のように述べています。「当社の提供するカード決済ソリューションサービス「PaySol」は継続課金(リカーリング)事業を営む加盟店さまに特化して展開しており、クリック決済を活用したリカーリング決済体験のさらなる向上を目的に検討を進めています。初回カード情報登録負担の軽減や、最新のセキュリティ対策の実装により、加盟店さまの契約継続率向上とお客さまの利便性および安心感の向上を両立できる仕組みの実現をめざします。」
GMOペイメントゲートウェイ株式会社の上席専務執行役員 小出達也氏は、次のように述べています。「GMOペイメントゲートウェイは、このたびVisaとの協業により、Visaがグローバルに展開するクリック決済を「PGマルチペイメントサービス」へ導入予定です。日本国内におけるキャッシュレス化の推進に向け、より安全な決済ソリューションの導入に携わる機会をいただけたことを光栄に思います。今後も、多様な決済手段をスピーディーに提供することでお客様の利便性向上を図るとともに、安心してご利用いただける決済インフラの構築に取り組んでまいります。」
WorldpayのAPAC地域General ManagerのPhil Pomford氏は、次のように述べています。「クリック決済は、オンラインでの決済プロセスに革新をもたらす仕組みとして、カード加盟店様にとってはコンバージョン率の向上を促進し、カード会員様にはシームレスで快適なお支払い体験を提供します。」
Visaはこれからも、パートナーの皆様と共に、より安心・安全、利便性の高い、シームレスな決済体験の提供に向けて取り組んでいきます。
###
【Visaトークンサービスについて】
Visaトークンサービスは、EMVCoペイメントトークン規格に基づいて構築されたテクノロジーで、個人のカード番号や有効期限といったカード会員の機密情報を一意のデジタル識別子(トークン)に置き換えることにより、カード保有者の重要な情報を提示することなく決済が可能となり、さらなるセキュリティ強化をもたらします。
【Visaについて】
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、加盟店、金融機関や政府機関をつないでいます。Visaのミッションは、最も革新的かつ利便性や信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくは、Visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。