社会福祉法人丹緑会
― 「栗林荘手芸部」や「R雑貨店」の実践を全国へ発信 ―
社会福祉法人丹緑会(栃木県小山市 理事長:山中桓夫、以下「当法人」)のスタッフが、介護・福祉に特化したコミュニティ型オンラインスクール「KAIGO LEADERS SCHOOL」内「場づくり講座」DAY2に講師として登壇することをお知らせいたします。

登壇講座「KAIGO LEADERS SCHOOL」について
「KAIGO LEADERS SCHOOL」は、株式会社Blanketが運営するコミュニティ KAIGO LEADERS(東京都文京区/発起人:秋本可愛)による介護・福祉の領域で活躍するプレイヤーが仲間と共に学び・成長することを目的としたオンラインスクールです。
この事業は厚生労働省「令和7年度介護のしごと魅力発信等事業(情報発信事業)」介護職員発信事業に採択されております。

「KAIGO LEADERS SCHOOL」概要
期間:2025年10月~2026年2月(予定)
受講料:無料
コース:SNS講座/ライティング講座/場づくり講座
募集定員:各コース50名(全150名)
Webサイト:https://heisei-kaigo-leaders.com/school/
8月8日配信プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000029141.html
当法人が登壇する「場づくり講座」は、介護職員が施設や地域を活かす「場」を作るための考え方や方法を学んだのち 場づくりを実践していくプログラムです。
ものづくりを通じて人がつながる、当法人の場づくり




当法人では地域との交流を積極的に推進しており、その取り組みのひとつとして「栗林荘手芸部」を有志スタッフの主導により毎月開催しています。手芸部には特別養護老人ホームやデイサービスの利用者様に加え地域の子どもたちも参加し、「ものづくり×高齢者×子ども」という新しい形の地域交流を生み出す場となっています。





また、利用者様やスタッフの中からアーティストとして輝く人材を発掘・支援し、その作品を「R雑貨店」としてまとめ、地域イベントやデザインフェスタなどに出店する活動もスタッフ主導で展開しています。
・94歳のアルコールインクアート作家による作品
・敷地内カフェスペースを拠点に活動する珈琲屋
・10代から紡いできたお裁縫の技術が光る布小物
・美術館内で「介護」に関するリサーチを行なったZINE(小冊子)
など、取り扱う作品はさまざまです。
こうした活動が芽吹いた背景には、2016年から始まった大規模改築工事が大きく影響しています。施設のあり方を利用者様やスタッフ、地域農家の方、子育てお母さん、民生委員の方などに2年に渡りヒアリングし、対話を重ね、実際の改築に落とし込んで参りました。
ハード面が「多くの世代の人が集い活き活きと過ごせる場」となっていったことを契機に、ソフト面の取り組みも加速度的に広がりました。今回の登壇では、そうした当法人ならではの場づくりの実践についてお話しをする予定です。
統括施設長コメント

篠崎 一弘(社会福祉法人丹緑会 統括施設長)
「日々の実践から生まれた「栗林荘手芸部」や「R雑貨店」の活動が、地域と高齢者・子どもをつなぐ取り組みとして広く発信されることを大変嬉しく思います。今回の登壇が、介護の魅力を共有し、未来の介護を支える一助となることを期待しています。さらに、地域の方々と共に学び合い、世代を超えた交流を深めることで、より温かく持続可能なつながりを築いていってくれると確信しています。」
登壇スタッフコメント・プロフィール

菅野 美音(社会福祉法人丹緑会 介護職・広報)
「美大で学んだ経験を活かし、利用者様の表現を引き出す支援、作品をブランドとしてさらに昇華させるお手伝いをこれまで行ってきました。多世代で交流することは、お互いに新しい気づきや刺激を分かち合えるとても大切な営みだと感じています。そうした場が利用者様や地域の方々の笑顔につながっていることを今回の講座でお伝えできればと思います。」
プロフィール:
1998年生まれ、神奈川県出身。東京藝術大学在学中に祖父母の介護に関わったことをきっかけに、デザインと介護の両領域を横断するようになる。卒業後は栃木県に移り、特別養護老人ホーム栗林荘(社会福祉法人丹緑会)に介護士兼広報として入職。
個人としても介護に関するZINEの制作、「R雑貨店」「栗林荘手芸部」の運営、支援者ケアの輪を広げる「helpwell」の活動、フリーランスデザイナーとしての活動など行う。

渡邉 瑠友(社会福祉法人丹緑会 介護福祉士・ユニットリーダー)
「特別養護老人ホームで“R雑貨店”というハンドメイドブランドを立ち上げて、今年で4年になります。利用者さんが作る作品には、一つひとつに想いや物語が込められています。
同時に、“手芸部”という活動を通して、地域の子どもたちと利用者さんが一緒にものづくりを楽しめる場も育ててきました。子どもにとっての“居場所”となり、世代を超えたつながりが自然と生まれる場所です。
まだまだ試行錯誤の毎日ですが、現場で感じていることを、今回の登壇を通じて言葉にしながら、私自身も学ばせてもらえたらと思っています。」
プロフィール:
1996年生まれ、茨城県筑西市在住。人のQOLを高めたいという思いから看護科に進学するも、実習現場での限界を感じ中退。金融機関に就職するが、福祉への想いを諦めきれず介護の世界へ。現在は特別養護老人ホームで介護福祉士・ユニットリーダーとして勤務しながら、「R雑貨店」や「手芸部」の運営も行う。諦めかけていた利用者が笑顔を取り戻す瞬間に立ち会い、「私たちが諦めなければ大丈夫」という信念のもと、地域での独立を目指して活動を広げている。
【法人概要】
社会福祉法人丹緑会(にろくかい)
設立日:1976年11月5日
所在地:栃木県小山市塚崎463-1
理事長:山中桓夫
事業内容:特別養護老人ホーム、デイサービス、居宅介護支援事業所、介護付有料老人ホーム、地域交流拠点の運営
URL:https://note.com/ritsurinso
参考リリース:大学生と共に取り組む「地域に開く高齢者施設の在り方」。実践的な取り組みが授業内で最優秀賞を受賞 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000152949.html
【本リリースに関するお問い合わせ】
社会福祉法人丹緑会 特別養護老人ホーム栗林荘
【広報担当】菅野(すがの)
お問い合わせフォーム:https://forms.gle/s93wBjEFtwoPnmy98