株式会社帝国データバンク
【公式動画解説】2025年8月の企業倒産動向と今後の見通し
企業信用調査を手がける株式会社帝国データバンク(本社:東京都港区、代表取締役:後藤信夫)は、公式ホームページにて2025年8月の全国企業倒産集計の解説動画を公開しました。
本動画では、2025年8月の企業倒産件数、負債総額、大型倒産事例、主な注目点、そして8月以降の見通しについて約5分で解説。倒産の背景や今後のリスク、企業の抱える問題点について、最新のデータをもとにわかりやすくお伝えします。

【動画概要】
■タイトル :倒産集計2025年8月報 ~倒産、なお増加 増える”倒産予備軍”~
■公開日時:2025年9月12日(金)会社HPにて公開
■動画URL:https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250912-movie-bankruptcy202508/
2025年8月の倒産件数は751件(前年同月746件、0.7%増)と3カ月連続で前年を上回り、負債総額は1,129億3,600万円となりました。負債額トップは、脱毛サロン“ミュゼプラチナム”を運営していた「MPH(株)」の260億円、脱毛サロンの倒産としては過去最大規模の大型倒産となりました。
今後の注目すべきポイントは、トランプ関税やコロナ借換保証を含む「ゼロゼロ融資」、粉飾決算、人手不足を要因とした倒産が挙げられます。
2025年の企業倒産は1万件突破も視野に、緩やかな増加が続く見通しです。
■動画の目次
0:08 Point1 2025年8月の倒産について
0:55 Point2 2025年1-8月の倒産について
1:49 Point3 負債総額の動向について
2:29 Point4 注目すべきポイントは
3:23 Point5 “倒産予備軍”の存在に注意
解説動画の注目点

2025年8月の倒産について
2025年8月の倒産件数は751件(前年同月746件、0.7%増)となった。2025年では最小も、3カ月連続で前年を上回った。8月としては過去10年で最多の件数となった。

脱毛サロンで過去最大の倒産が発生
8月の大型倒産を振り返ると、脱毛サロン“ミュゼプラチナム”を運営していた「MPH(株)」が破産した。脱毛サロン業界として過去最大の負債額となった。

2025年の見通し
年末にかけての時期は資金需要が高まり、 1 年を通じて企業倒産が増える傾向にある。
小規模事業者を中心に、2025年の企業倒産は年間 1 万件を視野に、「微増」傾向がしばらく続く見通し。
◆動画解説者について

内藤修(ないとう・おさむ) 2000年入社。
本社情報部、産業調査部、横浜支店情報部長、情報統括部 情報取材課長を経て、2023年10月から現職。
25年間で約3000社の「倒産した会社」と「倒産しそうな会社」を取材。入社以来一貫して、倒産企業の取材、倒産動向のマクロ分析とともに、注目業界の動向やトピックをまとめた調査レポートの作成を担当。
専門は、倒産動向分析、企業再生研究。横浜市出身。
▼動画はこちらからご覧いただけます
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250912-movie-bankruptcy202508/
▼全国企業倒産集計2025年8月報結果ページはこちら
https://www.tdb.co.jp/report/bankruptcy/aggregation/20250908-bankruptcy202508/
▼全国企業「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)