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【イベントレポート】日本最大規模!製造業経営層を中心に1,000名超が集結 招待制カンファレンス「CADDi UNLEASH 2025」を初開催

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キャディ株式会社

製造業のデジタル変革に挑むキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤 勇志郎、以下キャディ)は、2025年9月3日(水)に、製造業経営層を中心とした日本最大規模の招待制カンファレンス『CADDi UNLEASH 2025』を初開催したことをお知らせします。

2025年は、製造業にとって、加速する技術革新、サプライチェーンの再構築、脱炭素化への対応などに加え、各国の関税政策の変動が企業の戦略と市場展開に大きな影響を及ぼし企業はこれまで以上に迅速かつ柔軟な対応力が問われる1年となっています。キャディではこの激動の時代を生き抜くために、変革の意志を持つ方々のみが集う、変革を、未来を、語り合う完全招待制のカンファレンスとして、「CADDi UNLEASH」を初開催。当日は、製造業経営層を中心とした1,000名超が参加されました。

目次

【 基調講演 】
再び世界を驚かすモノづくり産業へ。キャディが描く壮大なプロジェクト

キャディ株式会社 代表取締役CEO 加藤 勇志郎

冒頭のキャディCEO加藤による基調講演には多くの来場者が詰めかけ、会場は満員となり熱気に包まれました。加藤は、進化を続けるAIが知能的な限界を突破していく一方で、人間は物理的な限界に挑んでいくことになると述べ、その上でデータ活用の重要性を強調しました。製造業におけるデータ活用の課題として「非構造」「分散」「個社独自性」を挙げつつ、それらを「時間・空間・組織」の制約を超えて活用可能な状態にするため、キャディでは「データの構造化・統合・活用を可能にし、ソリューションとともに提供する」取り組みを進めていると紹介。最後に、「2030年には、製造業に対して20兆円規模の経済インパクトを創出することを目指している」と今後への意気込みを語りました。

また、実際に変革の只中にある企業として、自動車メーカーのスズキ株式会社常務役員角野 卓氏および印刷機械関連装置を製造する富士油圧精機株式会社取締役 剱持 卓也氏が登壇。

角野氏は、「スズキはイノベーションの鍵をデータに見出しており、これまで点在や非可視化といった課題があったが、AIの活用によりデータの新たな視点からアイデアを創出し、飛躍的な成果への手応えを感じている。」剱持氏は「DXを進めたことで、一元管理されたデータを活用し素早く仕事ができるようになり他責文化から自責文化へと組織が変わった。CADDi Drawerの活用や、キャディ社との協働を通じてやれることがたくさんあることに気づき、改めて仕事に対し夢や希望を抱くことができた。」とお話しいただきました。

【 パネルセッション 】
M&Aはなぜ難しい?実践企業から学ぶリアルな壁と乗り越え方

株式会社タダノ 代表取締役社長・CEO 氏家 俊明氏

住友重機械工業株式会社 取締役専務執行役員 PTC事業部長 荒木 達朗氏

モデレーター キャディ株式会社 取締役CFO 芳賀 亮太

本セッションでは、事業の限界を突破するためM&Aを戦略的に活用してきた両社が登壇。M&Aを選んだ背景、買収後に直面した現場のリアル、そしてテクノロジーが変革するM&Aの未来像について、実践知に基づく議論が交わされました。

各社のテクノロジーの活用パートにおいては、氏家氏が「買収先ごとにバラバラだった図面や価格を統一することで、コスト削減と開発部門の工数削減を同時に実現できる」と語り、荒木氏も「財務諸表では見えない“モノづくり”の思想や、隠れた品質課題を見抜くうえで、テクノロジーは極めて有効な手段になり得る」と述べました。

こうした取り組みの根底にある経営哲学として、氏家氏は「今いる従業員が幸せでなければ、何も進まない」と強調。買収によって現場の納得感を損なうような意思決定は避けるべきだとしました。荒木氏は「量から質への転換」を掲げ、従来の成長志向から脱却し、収益性を軸としたM&A戦略の再構築に取り組む姿勢を明らかにしました。

現場で培われた実践と経営者としての理念が交差した濃密な対話は、未来を見据えた示唆に富んでおり、M&Aの本質をあらためて見つめ直す貴重な機会となりました。


【 パネルセッション 】
従来の延長線上に、未来はない?モビリティ産業の限界と変化への挑戦

豊田合成株式会社 取締役副社長・COO・CMO 安田 洋氏

トヨタ車体株式会社 取締役・執行役員水澗 英紀氏

キャディ株式会社 部門執行役員 カスタマーサクセス本部長 八木 雅広

モビリティ業界の技術革新や今求められている変化をテーマにしたパネルセッションでは、完成車・部品それぞれの視点から、グローバル対応、人材育成、技術革新への挑戦を語っていただきました。“変わる”ための組織・人づくりについて、安田氏は「かつて日本のモノづくりは、“100%の品質”を追求する姿勢によって世界を席巻してきたが、中国をはじめとする国々の台頭により、時間やコストのかかる従来のやり方では競争力を保てない。私たちがビジネスで本当に戦っている相手は、将来であり、世の中の変化そのもの。だからこそ、社是や経営理念に立ち返り、高い志を持って取り組む姿勢がますます重要になってくる。」と語り、水澗氏は、「正しい道が見えにくく、経営判断が難しくなっている。世の中の変化に対応できる次世代のリーダーをいかに作っていくかが重要。人の気持ちを動かせる、共感を得ることがリーダーに必要な要件と考えており、可能性のある若手の人材育成に注力している。」と述べ、熱のこもったセッションとなりました。

【 限定講演 】
2025年版「ものづくり白書」担当者と語る製造業の未来
〜製造業の「稼ぐ力」の向上を目指して〜

未来調達研究所株式会社 経営コンサルタント坂口 孝則氏

経済産業省 製造産業局 製造産業戦略企画室長 荒川 洋氏

講演の冒頭では、製造業の分析・調査を担当する荒川氏が「2025年版ものづくり白書」をテーマに登壇。経済産業省が担当したパートにおける主なテーマである「製造DX」と「経済安全保障」について、最新の動向や背景を交えて解説しました。坂口氏の講演では現場視点での課題提起として「徹底的にDXを進め、効率化した時間で付加価値を高め続けることこそが、ものづくり白書が提示した最大の課題である」と強調しました。

後半パートでは、参加者からの質疑応答を実施。「DXやAI活用の必要性は分かるが、取引先を巻き込んでどう進んでいいか」に対し、荒川氏は「DXを進めることでコストが下がるなどのインセンティブを設計し、取引関係を変えていくことが重要」と回答。

「世界中に製造拠点があり、いろいろなデータや知識があるが統一感がない。何から始めるべきか」に対し、坂口氏より「トップダウンと信賞必罰が成功例に共通している」として具体例と共にアドバイスがありました。

最後に荒川氏は「今年は昭和100年。企業の創業時の目標や理念を思い出し、DXやAIをツールとしてうまくつかってほしい。」と、製造業のこれからを担うリーダーたちにエールを送りました。


【 事例展示 UNLEASH Gallery 】

製造業AIプラットフォームCADDiを活用し、変革を進める企業20社の具体的な取り組みや導入効果を一挙に公開した事例展示会場では、導入企業の担当者から経営課題への具体的な取り組みを直接聞き、実際のシステム環境に触れることができる貴重な機会となり、会場全体が現場のリアルと未来への熱意を共有する場となりました。


【 参加者の声 】

・​​講演も非常に腹落ち感があり、製造業界などの民間企業が、全員が役割理解と実行を目指し、日本をリード出来るようにならなければならないと感じられました。参加させて頂いた講演は、どれも講演者の方々のお考えや内容が分かり易く、ポジティブな気持ちになれて好感を持てましたし、企業間交流も楽しませて頂きました。
・講演や事例紹介の充実度はもちろんですが、企業間交流の場を作っていただける点が非常に良いと思いました。
・想像以上の規模に圧倒され、内容も非常に濃く、勉強になりました。他にも同業他社との交流、および日頃からお世話になっている皆様との交流もでき、充実した一日でした。
・本当に素晴らしい会であったと思います。多くの気付きがありました。
・CADDiのデータプラットフォームの内容は、データの集約と活用を具現化した素晴らしいものだと思います。

■ 製造業AIデータプラットフォームCADDi(キャディ)について( https://caddi.com/ )

製造業のエンジニアリングチェーン・サプライチェーン上のデータを解析・関連付け、インサイトを抽出することで、生産活動と意思決定を高度化するプロダクトです。祖業である部品調達事業での経験とAIを用いたテクノロジーの力を活用し、点在する経験とデータを資産に変え、競争力を高めます。

キャディ株式会社

キャディ株式会社

キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、点在するデータ・経験を資産化し、新たな価値を創出する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を開発・提供するスタートアップ企業です。アプリケーションである「製造業データ活用クラウドCADDi Drawer」「製造業AI見積クラウド CADDi Quote」をはじめ、今後もプラットフォーム上に様々なアプリケーションを提供予定です。日本をはじめアメリカ、ベトナム、タイを含む4カ国で事業を展開し、製造業のグローバルな変革を実現していきます。累計エクイティ資金調達額は257.3億円。

<会社概要>

本社所在地:東京都台東区浅草橋4-2-2 D’sVARIE浅草橋ビル(総合受付6階)

代 表 者:代表取締役 加藤勇志郎

設   立:2017年11月9日

資 本 金:257.3億円(資本準備金含む)

事業 内容:製造業AIデータプラットフォーム CADDiの開発運営

U R L :https://caddi.com/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月17日 13時40分)

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