＜背景＞

グローバル化の進展を背景に、リスキリングが推進され、個人が主体的にキャリアを形成する「キャリア自律」の重要性が叫ばれる昨今、ビジネスパーソンにとって英語力は自身の市場価値を左右する重要なスキルとなっています。実際に、キャリアアップや収入増を目的に、英語学習の必要性を感じている方は少なくありません。その一方で、多くのビジネスパーソンが「多忙で学習時間が確保できない」「モチベーションが続かない」といった理由から学習を継続できずに挫折するという、「理想と現実のギャップ」に直面しているものと考えられます。この「学習の壁」は、個人のキャリア形成における課題であると同時に、日本の国際競争力にも影響を与えかねない社会的な課題とも言えます。このような「学習の壁」が存在することは漠然と認識されていますが、現代のビジネスパーソンが抱える具体的な障壁や、挫折の実態を定量的に示した客観的なデータはあまりありません。そこでこの度、「大人の英検®一発合格塾」は、「会社員の英語学習とキャリア形成に関する調査」を実施いたしました。

 ＜調査サマリー＞

・20代～40代の会社員の約6割が、英語力は年収アップに必要だと考えている

・20代～40代の会社員のうち、現在キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習を行っている人の割合は15%未満

・現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語を学習している20代～40代の会社員の80%以上が、英語学習を継続することで、キャリアや年収アップにつながると考えている

・現在英語学習している、または英語学習の意向の人のうち、7割強が今後、自身の英語力を客観的に証明する手段として、英検®などの英語に関する資格を少なからず取得したいと考えている

・過去に英語学習をしていたが、挫折した人の主な理由は、「学習時間を確保できなかったため」や「効果的な学習方法がわからなかったため」

・過去に英語学習をしていたが、挫折した人が、英語学習を継続するにあたり、必要だと思う主なサポートは「時間や場所を自由に選べる質の高いオンライン教材」や「経済的な負担を軽減する金銭的補助」

＜調査概要＞

調査期間：2025年8月29日～9月1日

調査方法：インターネット調査

調査対象：20代～40代の会社員（男女）

調査人数：330名

モニター提供元：RCリサーチデータ

まず、「英語力は年収アップにどの程度必要だと思うか」を尋ねる設問への回答では、1位が「必要だと思う」で40.0%、2位が「必要ではないと思う」で21.5%、3位が「全く必要ではないと思う」で19.7%、4位が「とても必要だと思う」で18.8%という結果になりました。1位と4位の回答を合計すると回答率約60%となり、この結果から、20代～40代の会社員の約6割が、英語力は年収アップに必要だと考えていることが明らかになりました。

次に、「現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習を行っているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「学習をしておらず、今後するつもりもない」で53.6%、2位が「現在は学習していないが、今後したいと考えている」で23.7%、3位が「現在、学習している」で14.2%という結果になりました。この結果から、20代～40代の会社員のうち、現在キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習を行っている人の割合は15%未満であることがわかりました。

続いて、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習していると回答した人を対象に「現在の英語学習を継続することで、キャリアや年収アップにつながると思うか」を尋ねる設問への回答では、「はい」が80.8%、「いいえ」が19.2%という結果になりました。この結果から、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習している20代～40代の会社員の80%以上が、英語学習を継続することで、キャリアや年収アップにつながると考えていることが判明しました。

また、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語を学習している、または将来的に英語を学習したいと回答した人を対象に「今後、自身の英語力を客観的に証明する手段として、英検®などの英語に関する資格を取得したいか」を尋ねる設問への回答では、1位が「機会があれば取得したい」で49.6%、2位が「ぜひ取得したい」で24.0%、3位が「あまり取得したいと思わない」で15.2%、という結果になりました。1位と2位の回答を合計すると回答率70%を超える形となり、この結果から、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語を学習している、または将来的に英語を学習する意向を持つ人のうち7割以上が、今後、自身の英語力を客観的に証明する手段として英検®などの英語に関する資格を少なからず取得したいと考えていることが明らかになりました。

次に、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語を学習していたが、挫折したと回答した人を対象に「英語学習を挫折した理由」を尋ねる設問への回答では、1位が同率で「仕事が多忙で、学習時間を確保できなかったため」と「効果的な学習方法がわからなかったため」で42.9%、2位が「学習のモチベーションが続かなかったため」で28.6%という結果になりました。この結果から、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしていたが、挫折した人の理由は、学習者自身の問題が上位の回答に並ぶ形になりました。

調査の最後、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしていたが、挫折したと回答した人を対象に「英語学習を継続するにあたり、どのようなサポートが必要だと思うか」を尋ねる設問への回答では、1位が同率で「時間や場所を自由に選べる質の高いオンライン教材」と「経済的な負担を軽減する金銭的補助」で46.4%、2位が「短期間で成果を出すための具体的な学習戦略やノウハウ」で39.3%という結果になりました。この結果から、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしていたが、挫折した人が、英語学習を継続するにあたり、必要だと思う主なサポートは「時間や場所を自由に選べる質の高いオンライン教材」と「経済的な負担を軽減する金銭的補助」であることが明らかになりました。

まとめ

今回の調査により、20代～40代の会社員の約6割が、英語力は年収アップに少なからず必要だと考えている一方で、20代～40代の会社員のうち、現在キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習を行っている人の割合は15%未満であることが明らかになりました。また、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしている20代～40代の会社員の80%以上が、英語学習を継続することで、キャリアや年収アップにつながると考えており、現在、キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習している、または将来的に英語を学習する意向を持つ人のうち、7割強が今後、自身の英語力を客観的に証明する手段として、英検®などの英語に関する資格を少なからず取得したいと考えていることがわかりました。尚、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしていたが、挫折した人の主な理由は、「学習時間を確保できなかったため」や「効果的な学習方法がわからなかったため」であり、こうした人々が英語学習を継続するにあたり、必要だと思う主なサポートは「時間や場所を自由に選べる質の高いオンライン教材」や「経済的な負担を軽減する金銭的補助」であることが判明しました。

本調査の結果から、20代～40代の会社員の約6割が、英語力は年収アップに必要だと考えている一方で、現在キャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習を行っている人の割合は15%未満であることが明らかになりました。また、過去にキャリアや年収アップを目的の一つとして英語学習をしていたが、挫折した人の主な理由に「学習時間を確保できなかったため」や「効果的な学習方法がわからなかったため」があることが明らかになりましたが、株式会社e-LIFEWORKが提供する「大人の英検®一発合格塾」は、最短60日で英検一発合格を可能にする、英検®合格に特化した学習塾です。英検合格に不可欠な「英検力」と「英語力」を高める独自の学習戦略を個々の状況に合わせて計画し、限られた時間の中での学習をサポートします。