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株式会社ThinkFront、「自然言語処理から見えた、ディスクロージャー資料の差別化ポイント」のレポートを発表。発行体のIR支援サービスと投資家への情報配信サービスを本格的にスタート

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ThinkFront

ROIC開示や経営指標へのコミットメント等の軸からスコアリングモデルを構築

事業会社向けIRコンサルや、投資家向けの調査支援サービスなどの事業を展開する株式会社ThinkFront(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役 三宅晃史、以下ThinkFront)は、2025年9月17日に「自然言語処理から見えた、ディスクロージャー資料の差別化ポイント」のレポートを発表。各種サービスを本格的にスタートしました。

投資家やセルサイドアナリストからの評価が高い投資家向け広報(以下、IR)が作成する決算説明会資料が満たしている評価項目を明確化するために、我々は決算説明会資料のテキストデータに対して、自然言語処理を適用しました。その上で、「単語単位」・「スライド単位」・「資料全体」の3つの粒度での分析を行いました。

自然言語処理のモデルを用いて機械的な分析を行った結果、優れた説明会資料がもつ特徴として以下が挙げられることが分かりました。

  • ROICを代表とする重要KPIが開示されていること

  • セグメントごとの開示が細かく、情報が充実していること

  • 経営指標がはっきりと示されていること

またThinkFrontではこのレポート作成に伴い、IR説明会資料を評価するモデルの構築をいたしました。単にスコアを出すだけではなく、改善ポイントについての示唆をご提供できるモデルになっています。

今回のレポート発表と本格的なサービス開始に伴い、ThinkFrontでは、レポート上のモデルに基づく説明会資料評価スコアの提供や、今後のIR改善のための相談の受付を無料で開始いたしました。お申込みは以下からお願いいたします。また、今後のリサーチ配信ご希望の方は下記からご登録いただければ幸いです。

目次

ThinkFrontとは?

「確かな示唆と実践知で、一歩前に動き出したくなる社会を実現する」というミッションの下に代表取締役 三宅晃史はThinkFrontを本年設立いたしました。

ThinkFrontは外資系証券のリサーチ、セールス、投資銀行部門の出身者や、マーケティング会社の法人営業経験者、また事業会社のIR担当経験者を擁しており、それらの知見を合わせて、株式市場の課題解決のために企業と投資家にサービスを提供して参ります。

我々は発行体と投資家のそれぞれに対して以下のサービスを提供いたします。

発行体向け

  • ROICを始めとしたKPIの策定・算出支援

  • スポンサードリサーチの作成・配信

  • IR業務運営支援

投資家向け

  • 発行体・業界エキスパートへの代理取材

  • 議事録、あるいは簡易報告書の作成

  • データ管理支援、オルタナティブデータの提供

コーポレートサイト

(ご参考)今回発表させていただいたレポートにおける具体的な分析手法

今回のレポートでは、優良IR企業である「日立製作所、三井物産、三井住友フィナンシャルグループ、東京海上ホールディングス、ソフトバンク、味の素、中外製薬、ブリヂストン、日本製鉄、TDK、三井不動産、三越伊勢丹ホールディングス、三井化学、野村総合研究所、出光興産、川崎汽船、コナミグループ」の決算説明会資料のもっているテキストデータの特徴量を、それ以外のTOPIX500銘柄と比較いたしました。

分析の粒度は「単語単位」・「スライド単位」・「資料全体」の3つとなっています。単語に対してはTfidfVectorizerを適用し単語の登場頻度とレア度に基づくベクトル化を行いました。スライドに対してはセンテンス・トランスフォーマーによるベクトル化を行った後に、コサイン類似度をベースにとした階層クラスタリングを実行しました。さらに資料全体の評価には生成AIモデルを用いました。

そうして得たデータに対して、L1正則化ロジスティック回帰を行いました。472社の企業のデータに対して、特徴量候補の数が413とかなり大きいため、L1正則化項を設けることが適切と判断いたしました。結果、制約の多い分析であるにも関わらず、プラスに寄与する7つの説明変数については、納得感の高いものがほとんどであるという結果を得ることができました。

本レポートに関連して我々が提供しうるサービス

本稿に関連して、ThinkFrontは以下のサービスを発行体と投資家に提供可能となっています。

発行体向け:

  • 発行体に対して、無償で説明会資料評価スコアの提供やIRに関する相談を受け付けています。

  • 単なるスコア提供ではなく、説明会資料で追加すべきスライドの具体的な提示や、設定すべきKPIの算出支援も有償にてさせていただきます。

投資家向け:

  • 次回は、セクター相対PBRを被説明変数として、企業の定性的なテキスト情報がバリュエーションに与える影響を分析する予定です。

  • データを活かしたスクリーニング等に有償で応じることができます。例えばスライド単位で「xx社の本決算プレゼン資料xxページと似たようなメッセージを発信している企業を調べて欲しい」といった類似度検索や「ROICを重視した経営」といった曖昧な文章に対して、類似度の高いスライドを検索することができます。

  • 今回、ベクトル化したスライドデータのデータベースを構築しており、それを活用したその他の相談にも応じさせていただきます。

配信パートナーについて:

  • 弊社はリサーチレポートのグローバル配信プラットフォームであるRESEARCH TREEと配信提携しております。当プラットフォームには450を超える法人に所属する7000近くの、日本国外在住者を中心とした機関投資家が登録されております。

ディスクレーマー

本件を含め、ThinkFrontによる情報の掲載は、投資勧誘を目的としたものではありません。実際に投資を行う際は、皆様ご自身のご判断で行うようお願いいたします。また、当社の役割はあくまで情報提供に限定されており、売買の推奨や目標株価の提示といった、日本の金融商品取引法上の勧誘行為に該当する業務は一切行っておりませんのでご了承ください。また、ThinkFrontによるサービスは予告なく変更、あるいは提供を停止することがあります。

加えて、本レポートで提供される分析結果、スコア、その他一切の情報は、当社の独自モデルに基づき作成されたものであり、その正確性、完全性を保証するものではありません。これらの情報のご利用により生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月17日 15時18分)

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