Looking Glass Factory Inc.
新しい極薄ディスプレイは、動画をリアルな3Dホログラムに変換し、既存のデジタルサイネージ、CMS、ビデオ基板と連携して動作

10年以上にわたり、ホログラフィックおよびライトフィールド技術のリーディングカンパニーであるLooking Glassは、スケーラブルな没入体験を実現する革新的な新製品「The Hololuminescent(tm) Display(HLD)」を発表しました。ユーザーは、標準的なツールを用いて動画やメディアをはじめインタラクティブ体験を作成し、既存のビデオ基盤上に展開して、Looking Glass HLDで3Dホログラムとして表示することが可能です。これにより、、没入型のビジュアライゼーションを作成するために従来必須だった3Dソフトウェアパイプラインは、もはや必要ありません。
広告主やマーケター、小売業者は、リアル空間で顧客の注意を引きつけ続ける体験を提供する必要があります。しかし、VR、ホログラムボックス、ホログラフィックファンなどの没入型体験は、コンテンツ開発の負担、設置スペースの制約、一度に体験できる人数の制限といった理由から、大規模展開が困難でした。
Looking GlassのHLDは、こうした課題を解決します。単にユーザーの動画を表示するだけではなく、標準的なコンテンツをリアルな奥行きで強化し、厚さわずか1インチ未満の極薄ディスプレイ上で、「そこにある」かのように映し出します。最大4K解像度、高輝度、標準的なディスプレイ形状を備えています。HLDは、LCDやOLEDの光学スタックにホログラフィックボリュームを組み込むLooking Glassの特許取得済みハイブリッド技術によって駆動されます。
Looking GlassでCEOを務めるショーン・フレイン(Shawn Frayne)は、次のように述べています。「Looking Glassは、どこにでも展開可能な魔法のようなホログラムを提供しています。今回発表したHololuminescentTM Displayは、広告、小売、ライブ環境で人々の目を惹きつけるために設計されました。私たちのライトフィールド技術の専門性を基盤にしながら、標準的なビデオ、CMS、既存の広告インフラとシームレスに連携します。もちろん、3Dの奥行き確認や3D研究開発を進めるチーム向けには、従来のライトフィールドディスプレイも引き続き提供しています」
普及に向けて
目を奪うビジュアル: Hololuminescent Displayは最大4K解像度の映像を実現し、観客を足止めするような体験を提供。グループでも体験可能で、アイ・トラッキングも不要。製品や人物・キャラクターのマーケティングに最適で、ユニークな視覚体験を届けます。
標準的なコンテンツワークフロー: Adobe PremiereやAfter Effectsなど標準的なビデオワークフローを利用して簡単にコンテンツを制作可能。UnityやUnrealなどのソフトウェアエンジンでインタラクティブアプリケーションも開発できます。
柔軟な設置: 壁掛け可能な極薄フォルムで、特別なソフトウェアや外部ハードウェアを必要とせず、店舗、会場、テーマパークなど、従来のディスプレイが使われてきたあらゆる場所に設置可能。スケーラビリティとシンプルさを両立し、現実世界にバーチャル空間を解き放ちます。
新製品の広告が画面から飛び出すように見えたり、AI駆動のデジタルキャラクターがまるでそこに存在するかのように感じられたりと、このディスプレイは大規模に展開できるホログラフィーの新たな一歩を示しています。クリエイティブエージェンシー、コンテンツ制作者、ブランドを問わず、このプラットフォームは没入的で立体的なストーリーテリングをかつてないほど身近にします。
価格と発売時期
Looking GlassのHololuminescent Displayは2025年第4四半期に発売予定で、16インチモデルは2,000米ドルから。27インチと86インチモデルも発売予定です。また、期間限定で全モデルに予約割引を適用します。詳細はLooking GlassのWebサイトをご覧ください。
また、3D奥行きレビューや3D研究開発を必要とするチーム向けに、ライトフィールドディスプレイも引き続き提供されます。
Looking Glassについて
Looking Glassはニューヨーク・ブルックリンと香港に拠点を構え、新しい時代のディスプレイを創造しています。デジタルコンテンツと現実世界のインタラクションを変革し、コラボレーション型3Dビジュアライゼーションから魔法のような没入体験までを可能にしています。詳しくは https://www.lookingglassfactory.com をご覧ください。