株式会社リヴァ
当事者や専門家が登壇する「第5回世界メンタルヘルスデーセミナー」にて

現在、日本国内のメンタルヘルス不調者は約600万人、うつ病の再発率は約60%と、休職・離職が社会全体の課題となっています。しかし、メンタル不調からの社会復帰には、服薬や自宅療養だけでは不十分な場合が多く、焦って復帰することで再発を繰り返すケースも少なくありません。
株式会社リヴァは、この課題を解決するため、復職・再就職を支援するリワークサービス「リヴァトレ」を運営しています。この度、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」に合わせて特定非営利活動法人シルバーリボンジャパン、日本医療政策機構(HGPI)、株式会社ベータトリップ、メイベリン ニューヨーク(日本ロレアル株式会社)、横浜市健康福祉局、ルンドベック・ジャパン株式会社共催で開催されるイベント「第5回世界メンタルヘルスデーセミナー」に、リヴァトレの卒業生が登壇します。当事者の視点から、休職・復職の実体験についてお話しします。
詳細はこちらからご覧ください。
「世界メンタルヘルスデーセミナー」について
毎年10月10日は、国際的な非政府組織の世界精神保健連盟(WFMH)が定めた「世界メンタルヘルスデー」です。メンタルヘルス問題に対する世間の意識を高め、正しい理解を深めることを目的として制定されています。
本セミナーは、その記念日に合わせ、昨年までは日本医療政策機構(HGPI)、株式会社ベータトリップ、ルンドベック・ジャパン株式会社が主催し、今年から上記6団体が主催し5年目を迎えます。株式会社リヴァは、本セミナーを後援しています。昨年は「ストレスマネジメント」をテーマに、オンライン開催で当事者や専門家がそれぞれの視点から講演・パネルディスカッションを行い、約450人が視聴しました。
日本のメンタルヘルス課題
現在日本では、こころの病気で病院に通院や入院をしている人が約600万人にのぼり、これは日本人のおよそ20人に1人となります(※1)。2013年調査では7.9%だったうつ症状を有する日本人の割合は、新型コロナウイルス流行後の2020年には17.3%と2.2倍に増加(※2)しており、いまや社会全体の課題となっています。
また、うつ病の再発率は約60%(※3)と非常に高く慢性化しやすいため、再発予防のための療養期間の過ごし方がとても重要になります。しかし、メンタルヘルス不調者は服薬と自宅療養のみで休職・離職期間を過ごし、元の職場へ復帰することが前提となっているのが現状です。そのように十分な準備をせず焦って復帰しても、症状が再発してしまい、休職を繰り返してしまう方も少なくありません。
メンタルヘルス不調を取り巻く課題の一つに、そのような実態に対する社会の意識・知識が不足していることが挙げられます。うつ病の発症・再発を防いでいくために、若年層をはじめ、より多くの方がメンタルヘルスの意識を高め、正しい知識を広めることが重要です。
※1:厚生労働省「精神保健医療福祉の現状等について」(2025年)
※2:経済協力開発機構(OECD)「メンタルヘルスに関する国際調査2021」(2021年)
※3:一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会「うつ病診断の要点」(2008年)
リヴァトレ卒業生登壇セッション概要
新卒1年目でメンタルヘルス不調による休職、復職を経験された卒業生が登壇します。
「11ヶ月目で経験した休職・復職から 〜入社を機に初めて関東へ〜」というタイトルで、診断から休職までの経緯や、リワーク施設「リヴァトレ」での復職までの取り組みや変化などについて、当事者としての経験をお話しする予定です。
■登壇日時
2025年10月8日(水)18:05-18:20
■タイトル
「11ヶ月目で経験した休職・復職から 〜入社を機に初めて関東へ〜」
セミナー概要
■日程
2025年10月8日(水)18:00-19:50
■会場
横浜市役所アトリウム(横浜市中区本町6丁目50-10)
■参加方法
会場またはオンライン
セミナー申込みはこちらからお願いいたします。
■タイムテーブル
<第一部>

18:00- 18:05 |
開会の挨拶&演者紹介 |
18:05- 18:20 |
「11ヶ月目で経験した休職・復職から 〜入社を機に初めて関東へ〜」 しましまさん |
18:20- 18:40 |
「環境が変わると心も変わる?~環境とメンタルヘルスの関係について~」 |
18:40- 19:05 |
パネルディスカッション |
19:05- 19:10 |
メイベリン ニューヨークプログラム 「Brave Talk」 ワークショップのご紹介 |
<第二部>

19:10- 19:50 |
メイベリン ニューヨークプログラム 「Brave Talk」 ワークショップ |
演者プロフィール
菊地 俊暁先生
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 准教授。
2001年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科学教室へ入局。2002年社会福祉法人桜ヶ丘事業協会 桜ヶ丘記念病院に勤務。2007年慶應大学医学部研究科博士課程を経て、2011年コロンビア大学精神科リサーチフェローとして留学。2013年帰国後、杏林大学医学部精神神経科学教室講師、2017年国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)脳と心の研究課主幹、2018年慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教、2020年に講師を経て、2024年から准教授、現在に至る。
しましまさん(仮名)
人口11万人程度の町で生まれ育ち、23歳の時、入社を機に初めて関東へ。入社11ヶ月目にして休職に至るが、リワークでの経験を通して、休職9ヶ月後に復職。現在は新しい部署で生き生きと働いています。
社会復帰支援サービス「リヴァトレ」について
株式会社リヴァが運営する、うつ病・適応障害・双極症などで休職・離職中の方の復職・再就職を支援するサービスです。
「戻ろう、ではなく、進もう。」をコンセプトに、2011年より東京・仙台・大阪でセンターを運営し、これまで約1,900名の社会復帰をサポートしてきました。復帰後6ヶ月の就労継続率は約90%にのぼり、医療機関や企業からも高い評価をいただいております。
職場へ通勤するようにセンターに通いながら、①生活習慣、②ストレス対処、③働く力の回復・向上、④キャリアデザインを軸に、多彩なプログラムを通じて心身のコンディションを整え、再発を防いだうえで、自分が望む生き方・働き方にチャレンジすることができます。
リヴァトレの詳細はこちらからご覧ください。
株式会社リヴァ概要
会社名:株式会社リヴァ(Liva Inc.)
所在地:〒105-0003
東京都港区西新橋2丁目35-2 YP虎ノ門4F
代表者:伊藤 崇
設立:2010年8月
資本金:14,000,000円
<本件に関するお問い合わせ先>
TEL:03-6809-1604(受付時間9時~18時)土日祝日、年末年始除く
MAIL:info@liva.co.jp