円ポイント株式会社
2025年9月25日(木)・26日(金)「東京ゲームショウ2025」出展
円ポイント株式会社(本社:宮城県仙台市、CEO:佐藤研一朗)は、ゲームやアプリにNFT機能を簡単に導入できる新たなAPIサービス「OrdinalX(オーディナルエックス)」を開発しました。同サービスは、従来のNFT導入の複雑さや高額の手数料(ガス代)を軽減するほか、大容量データもブロックチェーン上に直接保存することが可能となり、画像・音楽・動画・電子書籍など幅広いコンテンツのNFT化を実現します。
「OrdinalX」は2025年9月25日(木)・26日(金)に 幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2025」に出展し、サービスの詳細などを一般向けに初公開します。

●NFT導入の課題解消へ、「OrdinalX」の開発
NFTが登場した2020年頃は、デジタル技術による新たな表現や経済圏が生まれることに大きな期待が寄せられていました。しかし、その活用にはブロックチェーンの技術的な制約も多く、発行・取引における複雑さ、高額な手数料、大容量データを取り扱えないことなどが障壁となり、開発には大変な労力と時間がかかっていました。そのため、広い分野での活用に至っていないのが現状です。
円ポイント株式会社は、これらの課題の解消による様々な業界でのNFT導入を目指し、「OrdinalX」を開発しました。
●「OrdinalX」の特長
1, 大容量データ対応による、NFT化が可能なコンテンツの拡大
今までの一般的なブロックチェーンでは数KB規模のデータしか格納できず、画像や動画は外部ストレージに保存し、リンクのみをブロックチェーンに記録していました。OrdinalXは、25MB規模のデータを直接ブロックチェーン上に書き込むことができ、画像・音楽・動画・電子書籍など大容量データをNFT化することが可能となります。また、ブロックチェーン上に保存することにより、データを改ざんされない安心感や半永久的に消えない保管性を実現します。
2, 手数料を最小限に抑え、運用コストを削減
他のブロックチェーンでは、NFTを発行する際に高額の手数料が発生し、NFT導入サービスの事業者に大きな負担となっていましたが、OrdinalXは1MBの大容量データでも手数料が1円以下ときわめて低く抑えています。
3, NFT送信に必要な手数料(ガス代)が不要
従来のNFT取引ではユーザー自身が暗号通貨を用意し、送信に必要な手数料(ガス代)を支払う必要がありましたが、OrdinalXはAPIが自動で必要なガス代を付与するため不要となります。これにより、開発者側もNFTのガス代計算に煩わされることがなくなります。
※手数料は、ご契約内容に応じてサービス運用事業者もしくはOrdinalX(円ポイント株式会社)が負担します
※APIとは…「Application Programing Interface」の頭文字をとったもので、アプリ同士をつなぐ“橋渡し”のような仕組み。異なるソフトウェア同士が連携できるようにする技術で、他サービスとの機能連携やデータのやり取りなどを可能にします
4, 世界初、ペイメール方式でNFTを簡単に送付する技術を開発
従来の取引では長く複雑なブロックチェーンアドレスが必要でしたが、OrdinalXではペイメール方式を採用して「alice@yenpoint.jp」のようなメールアドレス形式で暗号通貨だけでなくNFTの送付も可能としました。この仕組みは、円ポイント株式会社にて国際特許出願中(2023年8月PCT国際特許出願)の技術を用いて実現しています。
<従来のアドレス>
1MkzNFcApxUAvJq6L4WRN1fnFkJvCCQVJs
<ペイメール>
alice@yenpoint.jp
●多様な業界と連携し、NFTの活用シーンを拡張
「OrdinalX」は、ゲームをはじめアート・イベントなど多様な業界・サービスに導入することにより、NFTの新たな活用を広げていきます。
◇ゲーム
ゲーム内で使用できる限定アイテムやキャラクターをNFTとして発行し、ユーザー同士で取引できるようになります。また、従来のゲームではアカウント凍結や運営側の管理変更などによりアイテムが消失するリスクもありましたが、ブロックチェーン上に記録されることで所有権がユーザー自身に帰属し、ゲーム外での保有・譲渡の可能性も生まれます。さらに、特典NFTの配布などにより、ファンとの繋がりをより強固にすることも可能となるほか、ゲームが終わった後にも資産として半永続的に保有するなど新たな価値を生み出します。
<OrdinalX を使ったゲームの実例>
『Crafters Wild』(https://x.com/CraftersWildHQ)
無料プレイのサバイバルクラフティングゲームで、装備をブロックチェーン上に保存することができる。



◇アート・音楽
クリエイターが自身の作品をブロックチェーン上に記録することができ、オリジナルデータとして「誰がいつ作ったのか」「誰が購入したか」などの履歴を明確することで、デジタルでも限定アートや記念音源など希少性を持たせたいレアなアイテムを作ることが可能となります。
◇イベントチケット・スタンプラリー
来場者にデジタルスタンプや記念NFTを配布することで、紙の台紙や物理的な配布物を必要とせず、スマートフォンなどのデジタルデバイスで参加することが可能となります。また、スタンプの収集履歴や限定NFTがブロックチェーン上に記録されることで、来場の証明や思い出など、コレクション性を高めることができます。
●今後の展望
円・ドル・ユーロなどの法定通貨に連動した暗号通貨「ステーブルコイン」への対応を予定しています。NFTの発行や取引に加え、安定したデジタル通貨を扱えるようにすることで、決済・金融・フィンテック分野への展開も視野に入れ、活用の幅をさらに広げていきます。
●「円ポイント株式会社」について
当社は、IT・ブロックチェーン技術の研究・開発を核に、教育、ゲーム、情報技術などの多岐にわたる応用分野で事業を展開しております。多様なIT・ブロックチェーン技術の活用を通じて、革新的かつ実用性の高いサービスを提供し、特にUTXO系ブロックチェーン技術において深い専門知識と豊富な実績を誇ります。この分野における専門知識を活かし、IT・ブロックチェーン技術に関する講習やセミナーの開催、ゲームの販売およびマーケティング、受託開発や基盤技術の研究に力を注いでいます。また、トークンの検証に関する独自技術を保有し、特許出願や大学との共同研究も積極的に行っております。これらの取り組みを通じて、IT・ブロックチェーン技術のさらなる発展と、それに基づく新たな価値創造に貢献してまいります。
【会社概要】
◇会社名:円ポイント株式会社
◇CEO:佐藤研一朗
◇所在地:宮城県仙台市
◇公式サイト:https://yenpoint.jp/
