市民協
市民協は、会員のチカラを育て、現場の活動を繋げるため、リーダーズ研修2025in大阪2日目を開催し、1000人の高齢者と400人の障がい者就労による究極のエコシステム見学ツアーを実施しました。
介護系事業者900団体の会員を有し、身近な地域での助け合い・支え合い、優しい福祉のある地域社会づくりを推進している認定特定非営利活動法人市民福祉団体全国協議会(本社:東京都新宿区、代表理事:鷲尾公子・とよしま亮介、略称市民協)は、会員のチカラを育て、現場の活動を繋げるため、リーダーズ研修2025in大阪「第10期介護保険事業計画目前!2040年に備えよ!」2日目を開催し、オレンジコープ/野のはなで暮らす1000人の高齢者と400人の障がい者就労による究極のエコシステム見学ツアーを実施しました。
<振り返り>
JR西日本・阪和線の熊取駅に集合し、見学ツアーはスタート。
最初の施設訪問は、おひさま熊取(熊取町)。




見学メモ
・地上6階建て全92戸のサービス付き高齢者向け住宅。空き部屋1。
・1階は事務所/食堂/風呂など。住宅は2から6階で全て個室。
・施設ではなく住宅と位置付けており、施錠はせずに出入りは自由。
・夕食は事前予約制。材料はB型作業所の就労者がカットしている。
・各部屋にはお風呂はなく、1階に大浴場/個室風呂/特殊風呂がある。
続いては、みのり貝塚(貝塚市)。




見学メモ
・地上5階建て全44戸(82名)の介護付き有料老人ホーム。空きなし。
・1階は事務所/食堂など。住宅は2から6階で全て個室、浴室付き。
・建物に施錠はせず、24時間出入り自由。
・食事は、食堂で/自分の部屋で/外食でなど、どれを選んでも自由。
そして、向かい側のガマダシモン/マシュウおじさん(貝塚市)




見学メモ
・社会福祉法人野のはなが運営する就労継続支援B型施設。
・利用者定員は30人でグループの農園で採れた野菜を加工している。
・ここで加工された野菜はオレンジコープの各施設の食事に使用される。
・カフェ(マシュウおじさん)も併設し、工場と接客の就労先がある。
・就労者は皆明るく、生きがいややりがいを積極的に話してくれたのが印象的。
昼食交流会も兼ねて、森の小径/ハーモニーファーム野のはな(貝塚市)へ。




見学メモ
・貝塚市の小高い山の中にあり、かつて廃墟になった病院があった。
・この地域一体を再開発し、森の中のレストラン&乗馬クラブを作った。
・外には広い庭があり、就労者が草木の手入れをしていた。
・庭にかつてのちんちん電車(阪堺電車モ168号)があり食事もできる。
・本場イタリアのピザ窯で1枚ずつ焼かれたピザは絶品だった。
・厩では多くのサラブレッドが手入れされていた。
・レストランには室内馬場(西日本最大級)が併設され食事しながら見られる。
・近くには畑があり、独自の農法で就労者が無農薬野菜を作っていた。
最後は、笠原理事長を囲んでのシェアトークタイム。
2日間のお互いの感想をシェアするトークタイムを実施。




今回の研修と見学はとても有意義で刺激になったとの感想が多く、
歴史や規模は違うが、自分たちの団体も本当にやりたいことは何か考え直し、
制度に合わせて事業を行うのではなく、やってみていいんだと気づいた。
という決意も聞かれました。

この2日間ご参加頂いた皆さん、
運営にご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
引き続き市民協をよろしくお願い致します。