足立区
行政との接点が少なくなる生後5か月から1歳4か月までのお子さんがいる全ての家庭に向け、新たなサービスをスタートします。


子育てに悩む保護者“ゼロ”を目指して
足立区では、生まれ育つ環境に左右されず、全ての子どもが夢を持ち、叶えられるよう、妊娠期から出産期、小・中学生への支援はもちろんのこと、給付型奨学金や学用品費の支給、大学生への就活時の費用助成など、義務教育終了後も途切れない支援を実施しています。
子育て環境のさらなる充実を図ることを目的に2023年度に実施した「足立区子ども・子育て支援に関するニーズ調査」で、約7%の保護者が「子育ての相談をできる人がいない」と回答し、2018年度の前回調査より3ポイント増加。また、「子育てに関する情報が得やすいとは思わない」が60.5%と、情報が行き届いていないことが分かりました。
東京23区初!1~2か月ごとに訪問時に絵本を進呈
そこで足立区では、保護者と行政の接点が少なくなる生後5か月から1歳4か月までのお子さんがいる約4,000世帯を対象に、「子育て家庭訪問事業」を10月1日からスタートします。
全ての家庭を1~2か月に1回(最大10回)訪問し、子育てに関する不安や悩みを伺いながら、区の子育てサービスの紹介をするほか、訪問するごとに25冊の中から1冊(絵本や離乳食に関する本など)を進呈。訪問時に紙おむつや粉ミルクなど育児支援品を配付する自治体は多いなか、絵本の進呈に特化した試みは東京23区初となり、乳幼児期から自然と読書に親しむ機会を増やすことで読書習慣の定着やレジリエンス(生活が困難な状況にあっても逆境を乗り越える力)の向上にもつなげていきます。
予防接種の予定も管理できる便利な子育て支援アプリ「足立区おやこ手帳」配信開始
さらに、プッシュ通知でタイムリーな情報をお届けする子育て支援アプリの配信も10月1日から開始。就学前の子どもと保護者が気軽に利用できる「子育てサロン」(足立区内66箇所)やイベント情報などをプッシュ通知するほか、打ち忘れやすい「予防接種」のスケジュールが管理できる機能などを搭載し、子育てに関するお役立ち情報を随時得られる環境を整え、子育て家庭を全力で応援します。
【子育て家庭定期訪問事業 概要】
・対象:対象月齢(※)に該当する全世帯 ※生後5か月~1才4か月までの1年間
・訪問頻度:1~2か月に1回、定期訪問(最大10回)
・訪問特典:毎回、お好きな絵本を1冊プレゼント(25種類の中から選択)
・訪問員:区職員(保育士等の有資格者)、または委託事業者
【子育て支援アプリ「足立区おやこ手帳」 概要】
・対象:妊娠期から出産、子育て期までの世帯
・追加実装機能:プッシュ通知機能、子育てサービス・イベント、お出かけ情報の検索機能
・利用料:無料(通信費は自己負担)