HATALUCK
全国のスタッフ1.8万人を対象としたコミュニケーション環境整備と職場マネジメントの支援

株式会社HataLuck and Person(以下、HATALUCK)は、株式会社東横イン(以下、東横イン)が全国に展開するビジネスホテル「東横INN」の国内342店舗にサービス業の職場マネジメントとエンゲージメント経営を支援する「はたLuckアプリ」の導入を開始したことをお知らせします。
■サービス業のマネジメントツール「はたLuckアプリ」について
「はたLuckアプリ」は、サービス業に特化し、生産性とエンゲージメントの向上に向けて、シフト・コミュニケーション・マニュアル・エンゲージメントの機能をオールインワンで搭載した業務専用のアプリです。職場で働くシフトワーカー(アルバイト・パート社員)のスマートフォンから利用可能で、2019年に提供開始して以来、全国のホテル・外食・小売・アミューズメントなど幅広いサービス業の職場に導入されています。
■東横インについて
東横インは、1986年に1号店を開業して以来、全国46都道府県にて78,831室(2025年9月時点)と日本一の客室数を持つビジネスホテルチェーンに成長しました。現在、「全国ネットワークの基地ホテル」のブランドコンセプトのもと全国で標準化された設備・サービス品質を提供しながら、ホテルスタッフを積極的に地元採用したり、ホテル勤務未経験者を支配人に登用したりと地域社会と共栄するホテル運営を実現しています。
東横インではさらなる成長のための人財組織戦略として、「おもてなしと労働生産性」「多様な働き方と人財活躍」「現場力と組織力」といった視点でDX推進による働きがいのある職場づくりや従業員満足度の向上を目指しています。今回テスト導入した職場マネジメントツール「はたLuckアプリ」には、職場間の効率的な情報共有、サービス品質のマネジメントといった職場環境づくりへの効果があることがわかったため、2025年7月から東横INN国内全店舗(従業員数:約18,000人)に順次導入を開始しました。
■「はたLuckアプリ」のテスト導入での成果
2024年4月に「はたLuckアプリ」のテスト導入を開始し、23店舗で検証を行ったところ、以下の成果が認められました。
成果1:はたLuckアプリの「連絡ノート」機能で、職場間情報共有の円滑化
<これまでの課題>
チェックイン・アウト業務を担うフロントと朝食提供の業務を担うパントリーでは、紙の連絡ノートや付箋で翌日の業務情報(朝食利用人数・特記事項など)を共有していましたが、スタッフ同士のシフト時間が重ならないことや急な宿泊予約の変更など、情報が錯綜しやすいという課題を抱えていました。
<はたLuckアプリの活用>
はたLuckアプリの「連絡ノート」機能を活用し、フロントからパントリーに最新の情報を一斉共有することで、情報共有のスピードと確実性に改善が見られました。

成果2:はたLuckアプリの「連絡ノート」機能で、客室メイキングの品質マネジメントサイクル向上
<これまでの課題>
東横INNでは、サービス品質の維持・向上のために、フロントスタッフが客室メイキングのチェックを定期的に行っています。現在、チェック結果が職場共有のタブレット1台に集約されるため、メイクスタッフ全員がその結果を共有できず、品質向上につなげられないという課題を抱えていました。
<はたLuckアプリの活用>
各客室のチェック結果を「はたLuckアプリ」の連絡ノート機能に投稿することで、担当したメイクスタッフ(清掃スタッフ)が自身のスマートフォンから個別かつリアルタイムに確認できるようになりました。さらに、スタッフが個別に確認・改善のサイクルを回すことでサービス品質のさらなる向上につながっています。

利用したスタッフの声
実際にテスト利用したスタッフからは以下のような「働く上でのさらなる安心感」「コミュニケーションの環境整備」に関する声があがりました。
・フロント:これまでは、パントリーに情報が伝わったかを確認できず不安でしたが、「はたLuckアプリ」ではテキストと写真で共有でき、確認したかもわかるので、安心です。
・パントリー:「はたLuckアプリ」では、自分のタイミングで最新情報を確認できます。また、いつでも全員が同じ情報を確認して働くことができるようになりました。
・支配人:自分の退勤時間に合わせて引継ぎ内容を予約投稿できるので、これまでメール連絡したものをすべて置き換えました。また、「見ました」のコメントやスタンプのリアクションでスタッフ一人ひとりの理解度が確認でき、さらに対応が必要な項目の進捗管理も全員で行うことができました。
・支配人:設備の故障・修理に関する情報共有がスムーズにできました。オープンな場で共有しているので、他のスタッフにも伝わり、フォローし合うことにつながりました。
・支配人:台風接近時には「はたLuckアプリ」で一斉連絡ができました。従来の電話やメールよりも短時間で情報共有ができ、災害時・緊急時こそ、アルバイトスタッフも利用している「はたLuckアプリ」を活用していこうと思いました。
■東横イン 代表執行役社長 黒田麻衣子氏より コメント
東横インでは経営理念のひとつに「商売を楽しみ働きがいを追求する」を掲げ、チームワークでおもてなし力を最大化することを行動指針にしています。ホテル業のようにシフト制の職場では、引継ぎなどコミュニケーションが最重要であると共に難易度も上がります。 シフト制であることに加え、働く人の多様性を尊重しながらエンゲージメント向上を図る難しさは昨今特に感じるところであり、最適なツールを探しておりました。 業務効率化ツール、コミュニケーションツールはそれぞれ数多くありますが、「はたLuckアプリ」のように従業員と支配人双方の目線を理解したツールはなかなかありません。アプリの導入により業務連絡の効率化だけでなく、「スタッフが反応しやすく感謝も伝えやすい」という支配人の声が上がり、確かな手ごたえを感じております。 更に、他のアプリと繋ぎ易いようAPIが充実していることも「はたLuckアプリ」の魅力の一つ。今後、私たちらしい機能を追加しながら東横INNオリジナルアプリとして、活用していきたいと考えています。
■HataLuck and Person 代表取締役CEO 染谷剛史より コメント
東横INNの全店舗に、「はたLuckアプリ」を導入いただいたことを大変嬉しく思います。「はたLuck」は「WorkをLuckに」をコンセプトに、コミュニケーションを起点にした職場のマネジメントとエンゲージメントの改善を目指して開発してまいりました。テスト期間中に支配人の方々からいただいた貴重なご意見・ご提案はプロダクトに反映させてまいります。今後も、従業員を大事にする経営戦略を推進する東横イン様と共に、24時間365日サービスを提供し続けるすべてのホテルスタッフの方々が働きがいをもって働くことでよりよいサービス体験を生み出す職場環境づくりへと貢献してまいります。
■株式会社HataLuck and Person
株式会社HataLuck and Personは、人々のこころが満たされる社会を実現するをミッションに、AIを活用して「働きがい」を可視化・分析することで、サービス業の生産性とエンゲージメントを向上することを目指しています。サービス業のDXとエンゲージメント経営を支援する「はたLuckシリーズ」を開発・提供。店舗マネジメントツール「はたLuckアプリ」は、全国の飲食、ホテル、アミューズメント業界を中心に導入され、ユーザー数は28万人、導入店舗数は2万店を超えています(2025年8月時点)。
住所:東京都中央区日本橋富沢町9−4THE E.A.S.T.日本橋富沢町4F
代表者:染谷 剛史
創業 :2017年3月
事業 :サービス業のDXとエンゲージメント経営を支援する「はたLuckシリーズ」の開発・提供
コーポレートサイト:https://corp.hataluck.com/
はたLuck サービスサイト:https://hataluck.jp
コーポレートnote:https://note.com/hataluck9681
■株式会社 東横イン
「全国ネットワークの基地ホテル」をコンセプトに、1都1道2府42県に日本一の客室数を展開するビジネスホテルチェーン(※1)。空港や新幹線駅(※2)をはじめとして全国どこにでもあり、年間を通じて大きな価格変動のない「原則ワンプライス」で、いつもそこにある安心感をお届けします。お客さまがココロとカラダをリチャージし、新しい一日をスタートできるよう、国内全店で「おもてなし規格紺認証」を取得しました(※3)。
※1:海外5カ国17店舗も含め全355店舗、総客室数は78,079室(2024年10月31日現在)
※2:東海道新幹線全駅に出店
※3:2024年6月30日、一企業最多となる国内333事業所で取得
住所:東京都大田区新蒲田1−7−4
代表者:代表執行役社長 黒田 麻衣子
設立:1986年1月
事業内容:ビジネスホテルの運営
コーポレートサイト:https://www.toyoko-inn.co.jp/