株式会社デジタルツイン総合研究所
― 株式会社ソフィアと株式会社デジタルツイン総合研究所が共同開発―

株式会社ソフィア(本社:東京都港区、代表取締役:廣田拓也)と株式会社デジタルツイン総合研究所(本社:島根県雲南市、代表取締役:黒田佳吏夫)は、営業組織向けの新しいAIクラウドサービス「AI Sales Sprint」を共同開発中です。
同サービスは、営業担当者一人ひとりの内省と学びを促進し、チーム全体の課題発見と改善を同時に支援する次世代の営業支援AIです。リリースに先立ち、PoC参加企業(3~5社)を募集します。
背景
インターネットやAIの普及により、営業現場の「情報提供価値」は低下し、顧客の潜在的課題を読み取り提案する力が求められています。
一方で、多くの営業組織では、日報や会議が案件進捗共有に終始し、個人やチームの成長に結びついていません。
これまでの試験的な取り組みとしてExcel日報を導入した営業チームでは、以下のような変化が確認されています。
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メンバーの声
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感情や気づきを言語化することで、自分自身のモヤモヤを整理できた 他メンバーの視点を知ることで、自分の学びが深まった
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マネージャーの声
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チーム会議が一方向の報告から、双方向の学び合いの場へ変化 日報により日々の状態を迅速に把握し、サポートが容易に
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これらの結果は、現状のSFAやCMSの活用、会議や1on1でカバーできない領域が存在し、AIによる継続的な支援とデータ活用に大きな可能性があることを示しています。
「AI Sales Sprint」の概要
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提供形態
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クラウドサービス
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対象
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業界・企業規模を問わず、営業組織全般
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主な機能(PoC時に提供可能)
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AIチャット形式での日報入力
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自然対話を通じて簡単かつ深い振り返りが可能
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個人課題とチーム課題の抽出・表示
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課題を自動で整理・見える化
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メンバーの性格特性の抽出
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特性を理解し、マネジメントに活用
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モチベーション推移の可視化
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感情の変化をデータとして把握
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課題解決のAIサジェスト
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個人・チーム双方の課題解決策を提案
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技術的特長
中核技術としてSapisエンジン(デジタルツイン技術)を採用。
人間の「考え方・性格・知識・特性」を学習し、個々人に最適化された問いかけや提案を生成。 単なる自動化ではなく、「個人の内省」と「組織の学習」を結びつけ、個人と組織が同時に進化する営業組織のOSを構築。
期待される効果
個々の営業担当者が、自分の感情や行動を自律的に振り返り、次のアクションを明確化 マネージャーが、各メンバーの状態や特性を直感的に把握し、適切な支援を実施。
組織全体の知見をナレッジとして蓄積・共有し、営業プロセスの継続的改善を実現。
PoC募集要項
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対象
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営業組織を有する企業(業種不問)
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実施枠
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3〜5社限定
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期間
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2025年10月〜12月(約3ヶ月)
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検証ポイント
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1on1準備時間の短縮
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イシュー解決率の向上
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営業担当者の成長実感とエンゲージメント向上
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部下のスキル可視化による人材育成の効率化
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株式会社ソフィアについて

株式会社ソフィアは、「人と組織を元気にします」をミッションに掲げ、企業の内側から人と組織を変革する支援を行ってきた専門企業です。研修・ワークショップ、DX推進、社内報・ポータル構築など、多様な手法を駆使し、経営層・企画部門・人事・IT・事業部門などと伴走して企業文化や組織風土の改善・高度化を支援しています。
これまでソフィアは、主に“組織内(インターナル)”の領域で、社員間・部署間の対話、情報流通、共感形成、学び合いの文化づくりを推進してきました。その中で培ったコミュニケーション設計と制度・仕組みづくりのノウハウを、今回の「AI Sales Sprint」構想に活かしています。
特に、セールスイネーブルメント分野においては、これまで営業組織の教育・育成支援、ナレッジポータル構築、現場型研修などを通じて、営業現場の“知の蓄積と再現性向上”に注力してきました。
今回のAI搭載型営業支援クラウドサービス「AI Sales Sprint」においては、そうしたセールスイネーブルメントでの知見を中核に据え、日報を内省・学習・成長のトリガーに変える仕組みを提供します。これにより、従来型の「研修」だけではなく、日常の営業活動そのものが学びと改善のサイクルとなる組織変革を実現しようとしています。
サイトはこちら https://www.sofia-inc.com/
株式会社デジタルツイン総合研究所

株式会社デジタルツイン総合研究所(本社:島根県雲南市)は、「未踏の可能性を解き放つ」をミッションに掲げ、AIとデジタルツイン技術を融合させた次世代ソリューションを展開しています。当社の中核となるのは、人の興味・価値観・認知特性を可視化する「Sapisエンジン」であり、教育、HR、人材開発、地域創生といった幅広い領域で実用化を進めています。
教育分野では、高校生向けの探究学習支援や進路最適化サービスを提供し、従来は属人的な経験に依存していた進路意思決定を、データドリブンかつ透明性の高いプロセスに変革。HR分野では、営業組織や人材マネジメントにおける日報分析・能力開発を支援し、個々の特性に応じた最適な成長戦略を提示しています。さらに、地域創生の領域では、雲南市をはじめとする地方自治体と協働し、地域資源と人材をつなぐ仕組みをAIで実現しています。
また、当社は国際標準化団体OMGや大手企業、国内外の研究機関・省庁と連携し、規制適応と実用性を両立する取り組みを推進。特に「脳のデジタルツイン」といった国際的に高リスクとされる領域においても、標準化の知見と政策対話を通じてガイドラインを策定しながら安全に展開できる点は、他社にはない強みです。
今後も当社は、教育や人材開発の枠を超え、産業・地域・社会のあらゆる場面でAI×デジタルツインの可能性を広げ、誰もが自らの可能性を最大限に発揮できる社会の実現を目指します。
サイトはこちら:https://dtsoken.com/
Sapisエンジンについて

Sapis(サピス)エンジンは、人間の認知や価値観、興味・志向性といった内面的特性を、AIによって精緻にモデル化する世界最先端の「脳のデジタルツイン」基盤です。従来のAIが外部の行動や成果を中心に分析してきたのに対し、Sapisは対話や言語表現、行動パターンを多角的に解析し、個人の潜在的な動機や学習特性、意思決定プロセスを可視化できる点に革新性があります。
教育分野では、生徒の「なんとなくの興味」を具体的な学びや進路選択へとつなげ、自己理解から大学選定、志望理由書作成までを一気通貫で支援。これにより、従来は経験則や直感に頼っていた進路決定を、データドリブンかつ透明性の高いプロセスに進化させています。
HR分野では、営業やマネジメントにおける日報や会話ログを解析し、業務上の学び・気づき・課題を自動で構造化。社員一人ひとりに最適な成長ロードマップを提示することで、組織の学習効率を飛躍的に高めます。さらに地域創生の領域では、地域資源と人材のマッチングをAIが仲介し、持続可能なコミュニティ形成を後押ししています。
Sapisエンジンは単なる技術プラットフォームにとどまらず、人と社会の潜在的な可能性を引き出す「次世代インフラ」として進化を続けています。教育、HR、地域、産業、さらにはヘルスケアや宇宙開発といった新領域まで、人間理解を基盤とした社会変革を支える中心的な存在となることを目指しています。
サイトはこちら:https://sapis.ai/ja/
今後の展望
本PoCで得られた知見を基に、ソリューションを磨き上げ、営業組織のマネジメント革新とHR戦略の高度化を両立させることを目指します。株式会社ソフィアとデジタルツイン総合研究所は、共同開発の強みを活かし、企業が「人と組織の可能性を最大化する」ための基盤を提供してまいります。
お問い合わせ先
お問い合わせ先
株式会社ソフィア
事業開発部 三上晃潤
03-5574-7031
bizdev_sx@sofia-inc.com