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テイクアンドギヴ・ニーズ顧客アンケート調査 Z世代にみる結婚観の変化とその背景

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T&G

~価値観の変化に合わせてアップデートされるZ世代の結婚式~

婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:岩瀬 賢治 以下:T&G)は、当社で婚礼を実施したカップルを対象に『Z世代にみる結婚観の変化とその背景』についてアンケートを実施いたしましたので、調査結果をお知らせします。

Z世代の方が、結婚やパートナーとの関係性についてどのように捉えているのか、そしてZ世代とそれ以前に生まれた世代とでは、価値観にどんな変化が生まれているのかを調査しました。また、結婚式での定番やしきたりに関するZ世代の価値観の変化によって、どのように結婚式がアップデートされているのかを紹介します。

【顧客アンケート調査概要】

調査方法:インターネット調査

調査対象:T&Gの式場で2025年7月31日までに結婚式を挙げた顧客

調査期間:2025年8月22日~8月29日

有効回答数:2397人

(Z世代:アンケート回答時に29歳以下を選択した1996年以降に生まれた世代とする)

■Z世代に限らず30代以下は「パートナーとのモチベーションの差を感じない」傾向

結婚や結婚式等に対するモチベーション(式場の探し方や新居の決定方法など、結婚生活のすべてを含む)に、パートナーと自分とで差があるように感じますか

『結婚や結婚式等に対するモチベーション(式場の探し方や新居の決定方法など、結婚生活のすべてを含む)に、パートナーと自分とで差があるように感じますか』という質問に、Z世代の方の65%が「いいえ」と回答し、30~39歳の方についても同様の結果でした。一方、40歳以上の方は56%が「はい」と回答し、30代以下の方と比べてモチベーションに差があると感じている比率が高いことが分かります。

「はい」と回答した方からは、「自分はこだわりや理想が強かったが、パートナーにはこだわりがなく温度差を感じた」という声が多く集まりました。一方で、「いいえ」と回答した方からは、「話し合って双方が納得のいく着地点を見つけていけたから」「収入や総合的なパワーバランスが比較的対等だから」「結婚式準備ほど楽しかった時間を思い出すことが難しいほどふたりとも充実した期間だったから」などのコメントが寄せられました。この結果から、お互いの価値観の共有を結婚前から結婚後も継続して行うことで、パートナーとのモチベーションの差を感じにくくなる傾向がうかがえます。

■「進行」と「招待状・席次表」をアップデートしたいZ世代

『結婚式を行うにあたって、アップデートしたいと感じた結婚式の定番・しきたりは?』という質問に、Z世代の方は「進行や演出について(133人)」「招待状や席次表について (111人)」の順で回答が集まりました。

結婚式を行うにあたって、アップデートしたいと感じた結婚式の定番・しきたりがあれば教えてください(Z世代)

『結婚式の中で、実際にアップデートした定番・しきたりはありましたか』という質問に対して「はい」と答えたZ世代の方は40%、30歳以上の35%よりもやや多い結果になりました。Z世代の方が時代や価値観に合わせて結婚式をアップデートしていることが伺えます。実際に、Z世代の方がアップデートした内容については「進行や演出について」が最も多い結果となりました。

ご自身の結婚式の中で、実際にアップデートした定番・しきたりはありましたか(Z世代)
ご自身の結婚式の中で、実際にアップデートした定番・しきたりはありましたか(30歳以上)
具体的にどんな内容をアップデートしたか教えてください(Z世代)

Z世代の方が結婚式でアップデートした具体的な内容と、ゲストからの反応について、以下のような声が寄せられました。

進行や演出

・定番だからやるのではなく自分たちに合ったものを行いたく、ブーケトスやケーキ入刀、ファーストバイトをなくしました。歓談時間やフォトタイムを長く確保でき、今まで参列した中でも特に楽しい式 だったと言われました。

招待状や席次表

・ゲストの個人情報に配慮し、全員の名前を載せる席次表ではなく、座席を示すエスコートカードを受付で渡しました。

・招待状と席次表をWebタイプにしたことで、自分たちは準備する手間が減り、ゲストは持ち帰る荷物が減ったため、どちらの目線でも便利で楽なシステムだと感じました。

披露宴内での挨拶

・堅い雰囲気になりがちなのと、頼まれたゲストも楽しめないと思ったので、友人代表スピーチをなくしました。負担や緊張を感じることなく、楽しむことができたと感想をもらいました。

・ゲストと話す時間を増やすために、乾杯の挨拶は自分たちで行いました。

                                  

引き出物

・カードタイプの引き出物を用意したので、帰りの荷物が少なくて良かったと言ってもらいました。

・出身地の名産品の醤油を渡しました。瓶入りのものは割れ物かつ重いので一般的には避けられますが、私らしかったと言ってもらえました。

ご祝儀

・今の時代にあったやり方にしたいと思い、オンライン祝儀を使用しました。遠方ゲストからは大金を持ち歩かなくて良かったから安心して旅ができた、と喜んでもらえました。

・『つつむと*』を使用したところ、ご祝儀袋や新札の準備が不要で良かったと感想をもらいました。

ゲストの服装

・両親には留袖・モーニングではなく、自由な服装で参列してもらいました。気楽に参加することができて良かったと喜んでもらえました。

・結婚式に初めて参列するゲストが多かったので、かしこまらない服装で参加してほしいと伝えました。

*つつむと…当社と株式会社セブン銀行が共同開発したご祝儀ATM送金サービス(https://www.sevenbank.co.jp/oos/adv/tsutsumuto-gosyugi-all-lp.html

■「ふたりらしい」ジェンダーフリーな結婚式へ

結婚式の定番やしきたりのアップデートが進むZ世代。『結婚式において、ジェンダーバイアス(性別による固定観念)を感じたことはありますか』という質問に「はい」と答えた方の割合は、25歳以下が18%、25~29歳が20%、30~34歳が22%、35~39歳が22%、40歳以上が23%という結果になりました。結婚式でのジェンダーバイアスの感じ方には世代によって違いがあり、Z世代以下はジェンダーバイアスを感じる機会がより少ないことがわかります。これは、時代に合わせて近年の結婚式がアップデートされ始めていることで、Z世代以下のような若い年代になるほどジェンダーバイアスを感じる機会が減っていると考えられます。

また、結婚式においてジェンダーバイアスを感じる割合と結婚式を挙げてからの経過年数を調査すると、どの年代でも直近5年以内での結婚式の方がよりジェンダーバイアスを感じる機会が少ないことがわかりました。20代のジェンダーバイアスを感じる割合に着目すると、結婚式から5年以内が20%、結婚式から5年以上が40%と大きな違いが見られます。世代による価値観の変化と、直近5年間で結婚式のアップデートが進んでいることが読み取れます。

結婚式において、ジェンダーバイアスを感じたことはありますか
結婚式において「ジェンダーバイアスを感じる」割合と結婚式を挙げてからの経過年数(年代別)

具体的にジェンダーバイアスを感じた内容として、「花嫁の手紙朗読」「バージンロードを父親と歩くこと」「ファーストバイトでの食べさせ合い」「お色直し」の順で回答が集まりました。また、ジェンダーフリーの観点から「バージンロード」や「新郎新婦」「花嫁」といった、結婚式で当たり前のように使われる言葉に対して違和感を持つという回答も多く、「結婚式では男性の名前を先に記載することが多いが、それもカップルの自由で良いと感じる」といったコメントもありました。

結婚式において、ジェンダーフリーの観点から変えた方が良いと感じるしきたりはありますか(回答者全体)

ジェンダーフリーの観点からアップデートした内容

引き出物について

・引き出物は全て同じものを用意し、ラッピングも中性的な色合いで統一しました。

新郎新婦の表記について

・プロフィールムービー等を自作する際、ふたりの名前の表記をあえて「新郎・新婦」ではなく「新婦・新郎」の順にしました。

挙式について

・「これからも共に人生を歩いていこう」という想いをこめて、挙式入場は父でなく新郎と一緒に歩きました。

・新婦だけでなく新郎も両親と一緒に挙式入場を行いました。

・挙式では父と母と三人で入場しました。

・実際には特に変更しませんでしたが「バージンロード」という呼び名に違和感があったので「ウェディングロード」等にすればよかったと感じます。

・ヴェールダウンやお色直しなど新婦のイベントが多くなりがちですが、新郎も主役なので、ジャケットセレモニーや新郎のお色直しもしっかり行いました。

ブーケトスについて

・ブーケトスを男女問わず全員対象で行い、あえて既婚者と未婚者の区別もしませんでした。

ファーストバイトについて

・新郎だけ大きなスプーンでファーストバイトをすることに違和感があり、同じサイズのスプーンで同時に食べさせ合うことにしました。                                 
・ファーストバイトの意味合いは男女の役割の押し付けになっていて時代に合わないと感じ、「ふたりで美味しいものをいっぱい食べよう」というアナウンスに変えてもらいました。

挨拶・手紙について

・ふたりで家庭を作る時代だと思うので、新郎謝辞ではなく新郎新婦からのお礼の言葉にしました。

・「お嫁に行く新婦から両親に手紙を読む」というのは今の時代にそぐわないので、新郎も両親に手紙を読んで感謝を伝えました。

・両親への手紙は、披露宴で読むのではなく、ファミリーミートの際に手紙を渡すことにしました。  ・親族紹介は、父親が家の代表として全員を紹介するのではなく、一人ひとり名乗る形式にしました。

■結婚式関連の情報収集ツールも変化し、SNSツールが主体に

結婚式の準備で最も使用した情報収集ツールは何でしたか(回答者全体)
結婚式の準備で2番目に使用した情報収集ツールは何でしたか(回答者全体)

『結婚式の準備で最も多く使用した情報収集ツールは何でしたか』という質問については、「Instagram(531人)」が最も多く、2番目に多い「ゼクシィ等の雑誌(100人)」と大きな差が見られ、Instagramを活用した方からは「先輩花嫁アカウントの投稿や写真を参考にしている」というコメントが多く寄せられました。『結婚式の準備で2番目に多く使用した情報収集ツールは何でしたか』という質問には、「検索エンジン等のインターネット(175人)」という回答が最多に。Z世代の方の回答には「TikTok」や「YouTube」といったSNSツールを用いたという回答が多く、「ChatGPT」を式場選びに活用したという方も。一方で30代以上の方は「友人」や「ウェディングプランナー」といった身近な人から情報収集をする傾向が見られ、情報収集ツールも変化していることがわかりました。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年10月1日 11時00分)

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