ナイス株式会社
建築物の木造化などの木材利用の推進等に取り組むことを宣言
ナイス株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:津戸 裕徳)は10月1日、林野庁が推進する「『森の国・木の街』づくり宣言」に賛同し、同制度に参画しましたのでお知らせいたします。
本制度は、建築物の木造化や、木材利用の効果の見える化に取り組むことを宣言した企業等を公表することを通じて、森林資源の循環利用を進め、地球温暖化の防止や地域の活性化を目指すものです。
当社は引き続き、住宅・建築物及び暮らし領域における木材利用の促進と、木材利用による炭素貯蔵効果等の見える化に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献していまいります。
木材利用拡大に向けた主な取り組み
非住宅の木造化・木質化に向けたソリューションの提供
木造建築に関する初期相談を受ける専門部署として「木造テクニカルセンター」を設置しています。グループの機能や取引先とのネットワークを生かし、非住宅建築物の木造化・木質化に向けた最適なソリューションを提供しています。

国産材使用比率100%の一戸建住宅を供給
自社で分譲する一戸建住宅において、構造躯体や耐力面材など建物主要部において国産材使用比率100%を実現しています。樹種については、国産のスギに加えてヒノキやカラマツなどを使用しており、適材適所に使い分けています。

中古マンションの内装木質化
中古マンション買取再販事業において、木質化ブランド「RIZ WOODTM(ライズウッド)」を立ち上げ、内装木質化を推進しています。木質化により、住まいの性能向上とデザイン性を両立させ、中古マンションの新たな価値を創造しています。

オリジナル木材商品「GywoodⓇ」による暮らし領域での木材利活用
独自の表層圧密テクノロジーによる新素材「Gywood®(ギュッド)」を展開しています。これは、軟らかいスギ等の針葉樹の表層を特に高密度化したもので、傷に強く、軽く、温かみと衝撃吸収性を備えており、家具やインテリア小物等の幅広い用途で採用されています 。

木材利用による炭素貯蔵量の見える化
当社は、木をルーツとする企業として、国産木材の流通を通じて社会に貢献することを目指しています。国産木材の利用による炭素貯蔵量など、当社グループの事業活動によって社会全体で削減された温室効果ガスの排出量を「削減貢献量」と定義し、その増大に努めています。
2025年3月期の国産木材取扱量と削減貢献量の実績

国産木材取扱量 |
約450,000㎥ |
国産木材製品の流通による社会の炭素貯蔵増加量 |
253,231t-CO2 |
木造住宅の供給・木造非住宅の建築による炭素貯蔵増加量 |
3,215 t-CO2 |