株式会社インゲージ
〜コミュニケーションを「資産化」し、AI時代を生き抜くための新戦略を提唱〜

株式会社インゲージ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:和田 哲也、以下インゲージ)は、代表取締役社長である和田 哲也の初となる著書『コムアセット革命 – コミュニケーションを事業成長へ』を刊行いたしました。本書は、顧客対応クラウド『Re:lation(リレーション)』の提供を通じて11年間で6,000社を超える企業のコミュニケーション課題に向き合ってきたインゲージの知見と、新構想「コムアセット」のビジョンを体系化したものです。
◆書籍出版の背景:なぜ今、「コムアセット」が求められるのか
近年、ビジネスにおけるコミュニケーションは電話やメールだけでなく、チャットやSNSなど多様化し、その量も飛躍的に増加しています。一方で、これらのコミュニケーションデータは散在し、その場限りの「消耗品」として扱われることが多く、組織にとって価値ある「資産」として十分に活用されていないという課題が存在します。このため、顧客は企業とのやりとりにおいて、「毎回同じ説明をさせられる」「担当者によって話が通じない」といった不満を抱きやすく、企業の信頼を損なう原因にもなりかねません。
また、働き方の多様化により、特定の社員に頼る属人的な対応では限界が来ており、誰が対応しても一定の品質を保つことが求められています。AIの活用による業務効率化への期待が高まる一方で、過去のコミュニケーションデータが活用されず、属人化が進んでいる現状を根本的に解決するため、本書ではコミュニケーションを「コムアセット」という資産として捉えることを提唱しています。
◆書籍の概要
本書では、企業内のあらゆるコミュニケーションを統合し、将来の価値につながる「知識資産」として捉え、継続的に活用していく新概念「コムアセット」について、その概念から具体的な実践までを詳細に解説しています。特に、コミュニケーションを資産に変え、事業成長へとつなげるための主要なステップについて掘り下げます。
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コミュニケーションの資産化:顧客との日々の対話や、社内での意見交換などを一時的な情報として終わらせず、組織にとっての「資産」として蓄積・再利用します。
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顧客体験の向上とLTV最大化:蓄積されたコミュニケーション履歴から顧客の志向や行動傾向を読み解くことで、継続利用を促し、LTV(顧客生涯価値)を最大化します。
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属人化の解消と業務品質の平準化:優れた対応事例をナレッジとして共有することで、特定の担当者に依存することなく、誰が対応しても同じ品質を保てるようになります。
また、本書では「コムアセット」が解決する主要な課題についても掘り下げます。
課題1:日々のコミュニケーションが「使い捨て」になっている
解決策: コミュニケーションを資産化して再利用可能な知識とすることで、顧客への対応品質を高め、ブランド形成の最重要要素とします。
課題2:部門やチャネルを超えた顧客情報が分断されている
解決策: 顧客とのあらゆるやりとりを一元管理することで、部門や担当者が変わっても、またそのコミュニケーションチャネルがメールや電話、チャットなどが混在しても顧客の文脈が自然に引き継がれ、一貫した顧客体験を提供できるようになります。
課題3:従来のKPIや意思決定モデルでは顧客の本質的なニーズを捉えきれない
解決策: コミュニケーションに込められた「言葉のデータ」や「感情」を分析することで、数字だけでは見えない顧客の真の課題や行動の背景を理解し、経営判断の質を高めます。
◆目次
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第1章:なぜ今「コミュニケーション」が企業の命運を分けるのか
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第2章:コムアセットという発想
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第3章:コムアセットが変える仕事のあり方
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第4章:コムアセット活用によるこれからのビジネス
◆著者コメント
日々生まれるコミュニケーションがいかに重要な『資産』でありながら、その多くが活用されずに消え去っていく – これがどれだけ大きな損失であるかを強く感じてきました。2014年のインゲージ設立以来、来るべきAI時代を見据えて『Re:lation』を提供してきた原点がここにあります。そして近年、AI技術が急速に進展する中で、この『コミュニケーションの資産化』こそが、企業が競争優位性を確立し、持続的に成長するための鍵となると確信しました。
本書では、当社の新構想『コムアセット』を通じて、企業内のあらゆるコミュニケーションをAIが学習・活用できる『共通の資産』へと変え、労働生産性を最大化するための具体的な方法を提示しています。属人化の解消、業務効率の向上、そして最終的には『省人化』による社員の創造的な業務への集中、これらは単なる夢物語ではなく、現実のものとして実現可能です。
『コムアセット革命』が、皆様のビジネスにおけるコミュニケーションのあり方を見つめ直し、AIと共創する新たな未来を切り拓く一助となれば幸いです。この一冊が、日本企業の生産性向上と、そこで働く人々の豊かな働き方へと繋がることを心から願っています。
◆著者プロフィール
和田 哲也(わだ てつや)
株式会社インゲージ 代表取締役社長。ゲーム開発・ITシステム開発を通じ、約10年にわたる米国勤務中にはアメリカIT企業の取締役として事業を展開。帰国後、株式会社インゲージを設立し、メールや電話、チャットなど複数チャネルを一元管理するクラウドサービス「Re:lation」を開発・提供。「Make IT Easy」をビジョンに事業を推進している。
◆書籍情報
• 書名:コムアセット革命 – コミュニケーションを事業成長へ
• 著者:和田 哲也
• 出版社:金風舎
• 定価:1,870円(税込)
• 購入リンク:https://amzn.asia/d/7Go947A
◆『Re:lation』について

『Re:lation(リレーション)』は、メール、電話、チャット、FAQなどあらゆるコミュニケーションを一元管理し、資産化し、AIを用いて効率的な対応をチームで行う「コムアセット」を実現するサービスです。これにより、担当者しか知り得なかった情報の属人化を防ぎ、組織全体の対応力を底上げするとともに、少ないリソースで効率的な運用による省人化を実現します。
『Re:lation』は、幅広い業種・業界で使われ、リリースから11年で導入社数は6,000社(※1)を超えました。使いやすさを追求したデザインは高く評価され、グッドデザイン賞を受賞しています。
『Re:lation』サービスサイト: https://ingage.jp
(※1) トライアル利用を含みます。
◆株式会社インゲージについて
所在地: 大阪府大阪市北区芝田一丁目14番8号
代表者: 代表取締役社長 和田 哲也
事業内容: クラウドサービスの開発・提供、コミュニケーションプラットフォーム『Re:lation』の開発・提供
コーポレートサイト: https://ingage.co.jp
◆本リリースに関するお問い合わせ先
担当者: 株式会社インゲージ 広報担当 西澤
TEL: 050-3116-8373
E-mail: pr@ingage.jp