日本パレットレンタル株式会社
日本パレットレンタル株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長 二村篤志 以下、JPR)は、共同輸送マッチングサービス「TranOpt」(トランオプト)をバージョンアップしました。
サービスの核となるマッチングシステムに、自社ルート情報を他の利用者に開示せずにマッチング候補を調査できる新機能を追加したほか、昨今普及が進む中継輸送を前提にしたルート設定や、共同輸送を検討する企業に対して運送会社が直接見積を提案する機能が加わりました。
また、JPRは事前準備段階のデータクリーニングや、実運行に向けた当事者間のコミュニケーションの支援など、付帯するコンサルティング、サポートメニューを体系化しました。TranOptは、豊富なルートデータとAIによるマッチングシステムを核とし、導入準備から実運行までをフルサポートするサービスとして、共同輸送の導入に伴走します。

▼TranOptの概要
TranOpt(トランオプト)は、多数の企業の輸送ルートをデータベース化し、AIによってマッチングすることで、共同輸送を可能にするサービスです。2拠点の往復や3拠点を結ぶルート、混載でのルートを利用企業に提案します。ルート情報だけではなく、マッチングの成立に影響する実務上の条件を詳細に登録できますので、よりイメージに近い相手がマッチングされます。

▼TranOptの新機能
新機能①:プライベートなワンショット・マッチング
自社ルート情報を非開示にした状態でマッチング候補を調査できる機能です。
通常、利用者がTranOptに登録した自社のルート情報は他の利用者に開示されます(企業名は非公開)。新機能では、TranOptのデータベースに自社のルート情報を登録せずに、マッチング結果のみを確認することができます。自社の社名はもちろん、ルート情報についても他の利用者に開示されません。

この新機能は、次のようなニーズに応えます。
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会社のルール上、外部システムにルート情報が登録できない
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企業名は非公開にされているとはいえ、地点情報などから企業名が推測されないか不安
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TranOptを使って自社やグループ会社のなかで輸送を効率化したい
新機能②:中継拠点検索機能
希望ルート上の「中継拠点」を検索することができるようになりました。複数のドライバーによる中継輸送を組み入れた共同輸送が可能になります。(中継拠点は今後順次登録する計画です)
新機能③:ルート一覧からの見積提案機能
TranOptに登録されたルートを一覧表示する画面に「見積提案」ボタンを追加し、直接運賃見積の提案ができるようになりました。

▼コンサルティング、サポートメニューの提供
JPRはマッチングシステムとしてのTranOptだけでなく、付帯するコンサルティング、サポートのメニューを一緒に提供することで、利用企業の共同輸送の実現に伴走しています。
共同輸送の実現には、いくつかのハードルが存在しています。最も一般的なハードルは共同輸送の相手探しの難しさで、TranOptは豊富なルートデータとAIによってこの課題を解決します。それ以外にも課題があります。例えば、「自社のデータが整理できていない」といった問題や、「初めての共同輸送で相手方との調整をどう進めていいのか分からない」といった現実的な問題です。
事前準備:データクリーニング
多くの企業が、自社のデータの整理ができておらず、非効率なルートの分析ができないという課題を抱えています。同一の拠点に複数のコード番号を付番しているケースはその典型です。そこでJPRは、名寄せ作業といった事前準備作業をサポートしています。

導入支援:コミュニケーション
共同輸送の実運行を始めるために欠かせないのが、当事者間のコミュニケーションです。TranOptでは、テスト輸送の実施や詳細条件、運賃の協議などは、システム上と直接の対話を組み合わせて
実施していきます。
JPRでは、両社の間に立ちスムーズなコミュニケーションをサポートします。
また、荷主同士が対話から当初想定していなかった共同輸送のアイデアが生まれることが多くあります。そこで、JPRでは地域、業種等のテーマを設定した「共同輸送コミュニティ」と称する対話の場を企画運営し、システム外での共同輸送機会の創出にも取り組んでいます。
導入事例(お客さまの声):https://lp.tranopt.jpr.jp/archive-interview.php
■製品・サービスに関するお問い合わせ先:
日本パレットレンタル株式会社
デジタルロジスティクス事業開発部 DL営業グループ 関川・松山
Tel 03-6895-2670/Mail: tranopt@jpr.co.jp