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TISと公立はこだて未来大学、チーム開発を通じた「地方持ち込み型」職業体験イベントを初開催

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TISインテックグループ

~地方在住の学生のキャリア形成支援と地域貢献・IT人材育成を両立~

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と公立はこだて未来大学(所在地:北海道函館市、理事長:鈴木 恵二)は、2025年9月9日から16日にかけて、オンライン形式および公立はこだて未来大学キャンパスで、学生向けの職業体験イベントである「開発体感セミナー(アプリケーション開発コース)」を共同開催したことを発表します。企業のエンジニアが地方大学を訪問して学生と直接の接点を持ち、システム開発体験を通じたキャリア支援機会を提供する取り組みは業界内でも前例が少なく、TISにとって初めての取り組みとなります。

目次

背景

社会のデジタル化や技術革新の進展に伴い、企業には業務効率化や新サービス開発、社会インフラの維持・進化など多様な対応が求められ、ITエンジニアの採用ニーズが高まっています。一方で、ITエンジニア志望の学生の就職活動は企業拠点が多い首都圏に集中する傾向がみられます。

TISではこれまで、学生向けにオンラインや都内オフィスでのインターンシップ・職業体験イベント開催を通じたキャリア支援活動を実施してきました。特に、今回実施した開発体感セミナーは、10年以上にわたりTISの技術特化型組織が人事部門と連携して主催し、これまで1,300名以上の学生が参加しています。しかし、参加者は首都圏在住者が大半を占めており、首都圏以外の学生との接点獲得を課題としていました。コロナ禍によりオンラインでのインターンシップが主流となり、首都圏・地方の参加障壁の差異が少なくなっていたところへ、近年は対面型インターンシップの回帰が特徴として見られ、再度情報格差が生まれつつある状況に直面しています。実際に、地方からイベントに参加する学生からも、首都圏以外の地区での対面型イベント開催を求める声も多く寄せられています。

公立はこだて未来大学では、キャリアガイダンスや合同企業セミナーなどの大学主催の就職支援イベントを通じて、学生と企業の接点づくりに積極的に取り組んでいます。近年、インターンシップ・職業体験イベントが就職活動に占める重要性が高まる中、大都市圏の企業への就職を希望する公立はこだて未来大学の学生にとって、インターンシップ・職業体験イベントへの参加には宿泊費や交通費の負担が大きく、企業から支援が得られない場合は参加を諦める学生が出るなどの課題がありました。

そこでTISと公立はこだて未来大学は、TISの採用担当者および技術部門担当者が公立はこだて未来大学を訪問し、学生と社員の交流を通じて職業体験ができる機会の創出に向けた検討を行いました。TISから学生へ仕事の魅力・企業の雰囲気・働く社員の人となりを伝えること、また実践的なチーム開発機会を通じて大学における経験・学びが仕事にどう活かされるのか気付きを促すことが、職業理解の促進・就業意欲の醸成につながると考え、今回の公立はこだて未来大学での「開発体感セミナー(アプリケーション開発コース)」開催に至りました。

インターンシップの概要

「開発体感セミナー(アプリケーション開発コース)」の開催概要は以下の通りです。

<実施概要>

日程

オンライン:2025年9月9日(火)~12日(金)【4日間】

対面   :2025年9月16日(火)【1日間】

会場

公立はこだて未来大学(北海道函館市亀田中野町116番地2)

参加者

公立はこだて未来大学に在学中の3・4年生 計12名

内容

・開発体験型プログラムとしてあらかじめ用意したWebアプリケーションを題材に開発

・学生6名で1チームを編成してチーム開発(改善要件の企画/定義・設計・実装)+品質報告を含む成果発表

・チームごとに1名のTIS現場エンジニアがサポート役として担当。フォローアップとフィードバックを実施

「開発体感セミナー(アプリケーション開発コース)」では、サービスの目的や狙い、利用ユーザーのペルソナ情報などの情報をもとに、学生同士がチームごとにアプリケーションの機能不足やUI/UXの考慮不足といった改善要件の定義を行いました。そして、実際のアプリケーション設計・実装・テスト、および開発したアプリケーションの品質評価から成果発表までを通じて、技術QAサービス※1を題材とするフルスタックなSPA開発(フロントエンド/バックエンド)、AI支援(GitHub Copilot)を活用した新しいコーディングスタイル、企業のシステム開発で必須である品質に対する検討・成果報告などを体験しました。また対面コミュニケーションを重視しつつも、オンライン型・対面型の両軸でチーム開発を経験しその特性を理解してもらえるよう、ハイブリッド型構成で開催しました。

成果発表では、学生が大学の授業で学んだ理論を活かしながらも、5日間のプログラムを通して得た新たな知識・技術を駆使して開発したアプリケーションのデモンストレーションを実施しました。

※1 TISインテックグループが社内で実運用する技術QAプラットフォームをベースとする

成果発表に取り組む様子

参加者アンケート

参加後に実施した学生アンケートでは、イベント全体を通しての満足度に関する質問で、「満足」「やや満足」の回答が100%となりました。また「周囲の友人や後輩に本イベントへの参加を勧めたいか」の質問に対しても、学生全員が「参加を勧めたい」と回答しました。感想の中には、主に「学びの多さ・多様さ」「サポートによる安心感」を評価する声が多く挙げられました。

<参加した学生の主な感想>

  • 現場の開発プロセスを体験できたことで、学校生活であまり経験しない設計や、テストの重要性が学べた

  • チーム開発で得たことが大学でのプロジェクト推進など応用的にも活かせる内容だったので、周囲・後輩にも参加を勧めたい

  • チーム開発においてほかの人とコミュニケーションをとることや、仕様設計を詳細に行うことが大切であるということを学べた

  • 作業難易度は高かったが、サポートも手厚く楽しく作業でき、満足度がとても高かった

  • 自分の実力を知ることができるし、実際の業務を詳しく体験できる。手厚いサポートがあるため、安心して取り組むことができる

今後について

TISと公立はこだて未来大学は今後も、地方学生のキャリア形成支援につながるさまざまな取り組みを検討してまいります。

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/

TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

公立はこだて未来大学について(https://www.fun.ac.jp/

公立はこだて未来大学は、函館・道南地域の期待を受け2000年に開学し、2025年に創立25周年を迎えました。「人間」と「科学」の調和を理念に掲げ、情報技術を基盤としたシステム情報科学の教育・研究を展開しています。複雑な現実世界を対象とする独自の学問領域を創成し、科学とデザインを融合した実践的な学びを重視。「オープンスペース・オープンマインド」の精神のもと、地域社会と連携しながら、創造性と人間性を兼ね備えた人材育成に取り組んでいます。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆本取り組みに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 人事本部 新卒採用窓口

Tel:050-1702-4116 E-mail:recruit@tis.co.jp

公立はこだて未来大学 入試・広報・就職課 就職担当

E-mail:career@fun.ac.jp

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年10月2日 13時10分)

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