次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatext（フィナテキスト）グループの株式会社スマートプラス（本社：東京都千代田区、代表取締役：小林 紀子、以下「当社」）は、証券取引プラットフォーム「Digital Wealth Manager（デジタル ウェルス マネージャー、以下「DWM」）」において、債券投資に特化した包括的な支援サービス「DWM Bond Navigator（ディーダブルエム ボンド ナビゲーター）」の提供を2025年10月2日（木）より開始します。本サービスは、IFA事業者、保険代理店等のDWMを利用する事業者における債券投資提案の効率化と専門性向上を実現します。

■背景

日本の金利環境と比較して、相対的に高い利回りが期待できる外国債券への投資ニーズが拡大しています。また、2024年から開始された新NISA制度により、個人投資家の資産運用への関心が高まり、株式や投資信託に加えて、債券を含めた国際分散投資への需要が増加しています。

一方で、IFA事業者や保険代理店等が債券投資の提案を行う際には、以下のような課題に直面しています：

• 海外市場の分析には高度な専門知識と最新の市場情報が必要

• 顧客一人ひとりのニーズに応じた債券ポートフォリオ提案に時間がかかる

• グローバル市場での投資判断をサポートする効率的なツールの不足

課題を解決するため、DWMを利用する事業者が質の高い債券投資サービスを提供できるよう、当社は債券投資に特化した支援サービス「DWM Bond Navigator」を開発しました。

■  「DWM Bond Navigator」の概要

「DWM Bond Navigator」は、債券投資における情報収集から分析、提案までを包括的にサポートする、DWMを利用する事業者向けの専門サービスです。最新のAI技術と当社の金融専門知識を組み合わせることで、従来は大規模な金融機関でなければ提供が困難であった専門的な債券投資支援を、すべてのDWM利用事業者に提供します。

【主要機能1】債券専門レポートの定期配信サービス

当社のアナリストチームが、海外市場の動向を分析した専門レポートを週2回（火曜日・金曜日）配信いたします。

レポート内容：

• 米国をはじめとする主要国の金融政策と市場への影響分析

• 海外金利動向と為替相場を踏まえた投資機会の解説

• 注目債券の詳細分析（信用リスク、金利リスク評価を含む）

• セクター別・格付け別の投資戦略提案

• 市場トレンドと今後の見通し

本レポートは、DWMを利用する事業者へ直接配信されます。顧客への情報提供や投資提案の裏付け資料として活用可能です。複雑な海外市場の動向を分かりやすく解説し、事業者の専門性向上と顧客への付加価値提供を支援します。

【主要機能2】保有債券診断機能

最先端のAI技術と豊富な市場データを組み合わせた機能です。顧客が保有する債券ポートフォリオを多角的に分析します。従来の人的分析では困難であった大量データの同時処理により、精密で客観的な診断を実現します。

診断項目：

• リスク分散状況の評価：発行体、業種、地域、格付け、償還年限別の分散度合いを定量的に測定

• 収益性分析：現在の市場環境における収益機会の発掘

• 流動性リスク評価：各銘柄の取引量や市場での流通状況を基にした分析

• 金利リスク測定：デュレーション分析による金利変動影響度の算出

• 為替リスク評価：通貨別エクスポージャーと為替変動の影響分析

診断結果に基づき、以下のアドバイスを自動生成します。

• 売買推奨銘柄の提案

• ポートフォリオの最適化案

• リスク軽減のための具体的な取引提案

DWMを利用する事業者は効率的に顧客への提案書を作成することが可能となります。

■ DWMを利用する事業者へ提供する価値

1. 業務効率の向上

専門的な分析レポートとAIを活用した診断機能を活用できます。従来は数時間かかっていた債券ポートフォリオの分析作業を短縮します。より多くの顧客へのコンサルティング時間を創出できます。

2. 提案力の強化

海外市場の専門的な分析情報を活用できます。AIによる客観的な診断結果も利用可能です。顧客への説得力のある提案が可能になります。

3. 収益機会の拡大

債券投資の提案機会が増加します。投資信託や株式に加えた総合的な資産運用サービスの提供が可能です。顧客単価の向上が期待できます。

4. 差別化要因の獲得

中小規模の事業者でも専門性の高い債券投資サービスを提供できます。「DWM Bond Navigator」の活用により、競合他社との差別化を図ることができます。

■ 今後の展開

当社は今後、IFA事業者向けのパートナー戦略を更に強化します。特に、ノーススターアドバイザリーのような富裕層・経営者向けに高度な金融サービスを提供するIFA事業者との連携を深め、「DWM」を通じた高品質な資産運用サービスの普及を目指します。

■ 「Digital Wealth Manager+」について

「DWM」は、当社が提供する証券取引プラットフォームです。仲介・媒介業者が容易かつ迅速に独自ブランドの証券サービスを構築・提供することを可能にします。各事業者は独自の運用戦略を採用した投資一任運用サービスを構築することができる他、日米株式を投資対象としたアクティブ型投資一任運用サービス「+Alpha（プラスアルファ）」を予め搭載しており、厳選された投資信託および債券の取引機能も備えています。各事業者は自社のニーズに応じた商品を選択して独自色のある証券取引プラットフォームとして活用できます。契約締結後、最短2週間程度でサービス開始が可能な点も特徴です。

以上

【Finatextグループと株式会社スマートプラスについて】

　Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

■株式会社スマートプラス

株式会社スマートプラスは、証券ビジネスプラットフォーム「BaaS（バース）：Brokerage as a Service」を軸に、事業者による自社顧客向け証券サービスの提供を支援するフィンテック企業です。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、証券領域における金融インフラストラクチャ事業を担っています。

出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年10月2日 15時00分）